たた&にせ猫さんの備忘録

―演劇、映画、展覧会、本などなど、思うままに―

『ミュシャ展』 国立新美術館  

2017年04月29日 | 日記
    『ミュシャ展』国立新美術館  2017.4.27
     2017.3/8水―6/5月

  ―アール・ニューヴォーを代表する芸術家ミュシャが50歳で故郷チェコに戻り、晩年の16年を捧げ描いた≪スラブ叙事詩≫全20作がチェコ以外で世界初公開―

  3月末に込み具合を見るだけで、通り過ぎて帰ったときは、草間彌生展ほど混んでなかったが、今回はこちらも結構な混雑。ただ、スラブ叙事詩はとても大きな絵なので、それなりにじっくり見ることができます。

  会場に入るとずらっと≪スラブ叙事詩≫の絵が。それぞれの場面の解説を読むと、古代からの民族の歴史が分かるようになっている。
  古代スラブの神代の話から、ブルガリア、ボヘミア、東ローマ帝国、オスマントルコ、宗教改革、カトリックとの戦い、フスなどいろんな登場人物。いろんな国との間で、国や民族を守るということの大変さ。
  油彩とテンペラで描かれたスラブ叙事詩は独特の色合い、少しセピアがかり抒情的、人物が丁寧に印象的に描かれている。

  もう30年近く前に、プラハまで行ったことがある。ソビエト崩壊で旧東ヨーロッパ体制が自由化していった時期。ベルリンの壁の崩壊後、緊張と変化への期待の時期。プラハではまだ強制両替が必要だったが、両替しても買いたいものがあまりない時代だった。日本人の観光客もほとんど見かけず、カレル橋を渡り、美術館やお城にも行ったが、古びた感じの静かで美しい街だった。今はずいぶん変わっていることだろうと思う。

  国の歴史を描く、芸術家として、どれほどの思いだったのだろうか。

  スラブ叙事詩の後は、アール・ニューヴォーの有名な作品、サラ・ベルナールやジスモンダなども。世紀末の祝宴ではパリ万博のための下絵など。独立のための戦いでは、国のために無料で紙幣などのデザインもしておられます。

  アール・ニューヴォーの作品の展示だけだったら、混雑の中見ようと思わなかったかもしれないけれど、やはり≪スラブ叙事詩≫、そのスケール、見ることができてよかったと。

  こちらのショップも混雑で、会計に行列。10分待ちとのことで、絵葉書を購入しようかと思ったが、諦め、退散。
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