たた&にせ猫さんの備忘録

―演劇、映画、展覧会、本などなど、思うままに―

『ダリ展』 国立新美術館

2016年11月12日 | 日記
   『ダリ展』 国立新美術館  2016.11.11
     2016 9/14水→12/12

  11.11はポッキーの日、チンアナゴの日、にせ猫さんの誕生日。さそり座の男です。渋くはありませんが、まじめで、愛猫家です。以前の職場で夫の誕生日の話が出た時、なぜか周囲の既婚者の夫にさそり座が多くて驚きました。さそり座の男は結構家事に協力的で、まめな人が多いのかもしれません。
  にせ猫さんがお休みが取れたので、朝から外出しようと思っていたらあいにくの雨、昼近くになって止んできたので、先日大変な行列で見合わせた『ダリ展』に行って、ランチでもすることに。
  平日だし午前中かなりの雨だったせいか、混雑はなくチケットも行列することなく購入でき、絵もゆっくり見ることができました。日や時間を選んでいくとよいかもしれません。

  『ダリ展』なかなか良かったです。初期から晩年まで、年代別の章立てになっていて、展示作品の数、種類も多く、網羅的です。
  第1章は初期作品。14歳の時の作品の完成度の高さに驚きます。
  第2章はモダニズムの探求、キュビズム風、ピュリスム風などいろんな作風に挑戦していますが、どれも完成度が高い。
  第3章はシュルレアリスム時代。無意識の夢やオートマティズムを離れ、独自のパラノイア的批判的方法に。「謎めいた要素のある風景」では敬愛するフェルメール、ベックリーンの死の島の糸杉、そして少年の自分が描かれているとのことですが、影のさし方、大地の色などにせ猫さんによると夏に旅行したスペインそのものと。形態的なこだまの手法など、だまし絵的で、解説を読んでから見ても、すぐに気が付けなかったり。
  第4章はミューズとしてのガラ。10歳年上のガラに先立たれたダリは「自分の人生の舵を失った」と、ガラの死後1年以降は絵を描かなかったとのこと。「ガラの測地学的肖像」は横浜美術館所蔵作品で、これは普段常設展示されているので、何度も見ている作品。横浜美術館からは「幻想的風景」3枚も。
  第5章はアメリカへの亡命。ニューヨーク万博のためのパビィリオン、「ビーナスの夢」のための作品など。
  第6章はダリ的世界の拡張。舞台美術、挿絵、ディズニーアニメ、ヒッチコックの映画への参画、宝飾品のデザインなど幅広い作品。
  挿絵では「ドン・キホーテ」の「風車への攻撃」の馬に乗ったドン・キホーテの見事さ。「不思議の国のアリス」の挿絵の色彩がとても美しく、絵葉書にあれば買いたかったけれど、残念ながらありませんでした。
  ディズニーアニメ「デスティーノ」、登場人物の姿かたちはダリ作なのだけれど、足の運び方や動き、音楽はディズニーで、とても面白いコラボ。
  映像作品ではディズニーの「デスティーノ」、ヒッチコックの「白い恐怖」、初期の「アンダルシアの犬」等があり、少し時間をとるけれど、興味深い。
   第7章は原子力時代の芸術。広島への原爆投下への不安から分子科学への関心。「ポルト・リガトの聖母」福岡市美術館所蔵。
   第8章はポルト・リガトへの帰還―晩年の作品。「テトゥアン大会戦」は公益財団法人諸橋近代美術館蔵。
  ネットで調べると、諸橋近代美術館は福島県北塩原村にある美術館でダリの作品をたくさん所蔵しているとのこと。我が家からのアクセスはあまりよくないみたいだけれど、一度行ってみたいかな。
   
   ゆっくり見た後は、3階レストランでランチ。結構よいお値段ですが、平日の昼間というのに待ちの列が。いつもよりゆっくり食事、なかなかおいしかったです。

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