たた&にせ猫さんの備忘録

―演劇、映画、展覧会、本などなど、思うままに―

『ボイマンス美術館所蔵 ブリューゲル バベルの塔』展 東京都美術館 2017.5.3

2017年05月03日 | 日記
    『ボイマンス美術館所蔵 ブリューゲル バベルの塔』展 東京都美術館 2017.5.3
      2017年4月18日(火)~7月2日(日)

  せっかく上野に行ったのでという訳で、東京都美術館にも寄りました。あまりに込んでいたら日を変えてと思っていたのですが、それほどでもないので、東美2階レストランで食事をした後に、見ることに。入り口で10分行列後、入ることができました。
  会場は混んではいますが、それほど見づらいということはありません。

  まずは<16世紀ネーデルランドの彫刻>。入場すぐに彫刻が並べてある展示は珍しく、入り口混雑の回避にもなっているような。なかなか緻密な彫刻。
  Ⅱは<信仰に仕えて>と、キリストや聖母子、受胎告知の絵等。名前が伝わっていないので「枝葉の刺繍の画家」と呼ばれている作家の絵、結構きれいです。
  Ⅲは<ホラント地方の美術>エンゲブレフツ、オーストザーネン、レイデンの絵。レイデン以外名前を存じ上げませんでした。
  Ⅳは<新たな画題へ>宗教画のみならず、風景画や肖像画への関心。宗教画の題名だが、風景が強調されている絵が描かれるように。

  Ⅴは<奇想の画家ヒエロニスム・ボス>でボスの絵が2枚展示されています。≪バベルの塔≫とともに、今回の目玉です。≪放浪者(行商人)≫と≪聖クリストファロス≫。絵を拡大したパネルの解釈が丁寧で、なかなか良いです。
  昨年、プラド美術館に行った時、『ボス 没後500周年記念展』を見ることができた。この2作品もその時拝見したと思うがそれにつけてもプラドで『快楽の園』を見ることができたことが、どれほどの幸運だったか思わずにいられない。本当に美しい、そして奇異な絵だったなあと。ボスの真作は25点と言われ、オランダには2点しかないとのこと。
  
  Ⅵは<ボスのように描く>ということで、ボスの奇想に関心高く、模倣した絵、エッチング。とてもたくさん描かれていて、人々の心をとらえるものがあったのだろう。
  Ⅶは<フリューゲルの版画>。版画は絵が細かくて、浮世絵の展示を見る時もそうだが、近づいてゆっくり見たいが、混雑する展覧会ではのんびり楽しめない。本来手元に置いて楽しむものだったのではと。
  
  そして最後、Ⅷは≪バベルの塔≫。大きな複製画と3DCGシアターでバベルの塔のすごさを楽しめます。そんなに大きな絵ではないのに、小さな人が動きをもって描かれているすごさ。
 
  目玉になる絵は、ボスの2点とブリューゲルのバベルの塔だけという感もあるけれど、それを補う展示の工夫があり、なかなか楽しめます。
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