ブラックニッカ ディープブレンド

ブラックニッカの新ラインナップ「ディープブレンド」をいただきました。


ニッカの誇る低価格帯ブレンデッドブランド「ブラック」シリーズ。
8月末で終売となる8年に代わり、ラインナップに加わったのがこのディープブレンドです。
新樽原酒をベースにした豊かな樽香、余市モルトの力強く、
ピーティな味わいを楽しめるブレンデッドとのことですが、
果たしてブラックブランドの価格帯でどれほど実現できたのでしょうか。

発売当初は1600～1800円程度していましたが、
最近は1200円程度で入手できることもあり、
価格帯としてはスペシャルと同等に落ち着くようですね。





香りは、新樽由来のバニラ香、ウッディ感が強め。
奥からはおなじみの果実香や、スモーキーフレーバー。果実香はバナナ？
どちらかというと加水で伸びるタイプですね。

飲んでからも印象は大きく変わらず、ウッディでピーティ。
度数からすればアルコール感は抑えられているが、やや感じる。
スペシャルのようなチョコレートを思わせる濃厚さ、
8年のような柔らかな果実香は薄いですが、
非常に力強く、飲み応えのある銘柄に仕上がっています。

飲み方は8年よりは守備範囲が狭いが、ハマると強い印象。
ピカイチはロック。加水して伸びるが、加水しても負けない香りを楽しめます。
また、ボディが強いのでハイボールにしても大変優秀です。

スペシャルは丸く太い味わい、8年は穏やかで優美な味わいですが、
このディープブレンドを形容するならば鋭くも潔さを備えた味わい。
三者三様、とても面白いですね。


どうしても終売すると8年の比較をしがちですが、
ニッカもそれを見越して、全く毛色の異なる銘柄にしてきました。

この価格帯でこれだけの力強さ、飲み応えと飲み心地を
兼ね備える銘柄は少なく、オススメといえる部類。
黒角の(価格以外)完全上位互換ではないでしょうか。
角の上、オールドと正面から競合しても味と価格で負けない、新たな実力派です。

これぞブラックニッカブランドの底力。是非お試しあれ。


香りB 風味B+ 厚みB 余韻B- C/P B+ 総合B

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