小学生「争いでなく助け合いを」 京都で平和学習発表

2017-07-25 18:51:53 | 習 learn
 平和の尊さを後世に伝える「平和を考える市民フォーラム」が15日、京都府長岡京市天神4丁目の中央公民館で開かれた。地元小学生による平和学習の発表や、戦時中の生活を描いた映画の上映などがあり、来場した市民約500人が反戦平和を誓った。

 1945年7月19日、新神足村(現・長岡京市東神足)で死者1人が出た乙訓地域唯一の空襲「神足空襲」があった。市は89年に同日を「平和の日」と定め、毎年この時期に同フォーラムを開催している。

 フォーラムでは来場者が戦没者に黙とうした後、長岡第三小6年の27人が、平和学習の発表を行った。地域の戦争体験者から授業で聞いた戦時中の話を踏まえ「争いではなく、助け合いを大切にしたい」と、平和な社会の実現を訴えた。

 また、西乙訓高演劇部が兵士の人生を描いた絵本を基に朗読劇を披露した。会場では、すいとんやはったい粉をお湯で練ったお菓子といった戦中の食べ物の試食なども行われた。

 フォーラムに先立ち、JR長岡京駅東口の平和祈念碑と長岡天満宮の戦没者追悼の碑で献花式が行われ、中小路健吾市長や遺族らが参加した。

【 2017年07月16日 13時58分 】


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