おさびし日記

たのしい作文練習帳

おさびし十首選 塔4月号

2017-05-02 09:31:32 | Weblog
5月2日(火)その1


 【おさびし十首選 塔4月号】


 肉と共に草も食め、という感じの意味の東欧の諺(吉田恭大)

 記憶にも肩巾はあり病室にベッドはひとつの空きとなれるを(篠原廣己)

 弟のサラサラの髪が揺れ動く大丈夫きっと宇宙は広い(永田 玲)

 父母が居たら何と言うだろう恋人はとても悪い男だ(さつきいつか)

 もうわれに賃金といふをくれる場所どこにもあらず聖樹をあふぐ(大河原陽子)

 朱や金の色美しきお守りの紐をほどきて叱られたりき(坂根美知子)

 ひんやりとしてをるうちに忘れさう急いで森へ還らなければ(國森久美子)

 栂ノ尾で急にさびしくなつたなあバスとは常にさういうもので(西之原一貴)

 督促のメールなれども年初には新年明けまして云々と始む(小林信也)

 常温といふ飲み方はきらいなり常温などとふ温度はあらぬ(永田和宏)



 

 


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