マルファン症候群だけど理学療法士

医療従事者だけど患者でもある。手術の体験や日々の生活について書きたいと思います。

たいせつなものってなんだろう

2019-05-09 23:07:13 | 思うこと
時間が少しできたので、アマゾンビデオで映画を見ました。

『サバイバルファミリー』

題名を見たときはいまいちな感じがしましたが・・・・


とっても面白かった。


この映画をみて、現在社会がいかに便利で恵まれていて、いかに虚しいのか・・・気づかされました。

今は本当に便利な時代ですね。でも、便利を追い求めすぎて、大切なことを忘れてしまっている気もします。

人間は、スマホやテレビやパソコンがなくても、生きていけるんです。

大切なのは人とのつながり。

家族だったり、友人だったり、同僚だったり・・・


どんな時代になっても大切なものって変わらない気がします。



この病気に生まれたことを後悔していますか?

2018-12-19 00:01:24 | 思うこと
このブログを見ていただいている方は自分がマルファン症候群か、身内にマルファン症候群の方が多いのではないでしょうか?

2013年に緊急手術をして、一命を取り留め、3回の手術をした私は、当時、「なんで自分だけが・・・」とやりきれない気持ちでいっぱいでした。

突然死と常に隣り合わせで、毎日が本当に本当につらくて、自分が嫌になりました。


いま振り返ってみると、あのつらい時期があったからこそ、いまの自分を幸せと感じられるんだろうなって思います。

人生の幸・不幸ってどんな人でも平等らしいです。これは病院にいるととってもよくわかります。

人生の最終局面にきて、ものすごく苦しんで亡くなられる方もいるし、眠るように亡くなる方もいます。


人生は本当にわからないものです。明日、死ぬかもしれません。

だから、大切な人には日頃から感謝の気持ちを伝えよう。やりたいことは後にせず、いまやろう。

病気になったからこそ、命の大切さ・人間の温かさ、本当にいろいろなことに気づいた気がします。


なので、私はこの病気に生まれてしまったことを後悔していません。

同じ病気で亡くなった母親の分まで人生を楽しみます。


ライフイズビューティフル

2018-07-30 20:29:52 | 思うこと
つらい時、悲しい時、心が折れて、人生が嫌になって、なんで自分だけがって・・・

でも、そんな時、ケツメイシの「ライフイズビューティフル」に支えられました

この曲を聴くと、いまでも涙が出てきます。



「君が流した涙がいつか花を咲かせて、君の目の前に広がるはずだから.君が乗り越えた壁はいつか君を守る盾となって、君をそばでいつまでも支えるだろう」


いま、苦しんでいる人も悩んでいる人も、人生が嫌になった人も、もしよかったら聞いてみてくださいね。

家、建てないんですか?

2018-07-14 00:06:20 | 思うこと
最近、後輩にこんなこと言われました。

「家、建てないんですか?」


実は最近、引っ越しをしまして・・・

10年近く同じところに住んでいて、手狭になったというのと、違うところに住んでみたかったから!!

引っ越し先は賃貸アパート!!
部屋はだいぶ広くなりましたが、通勤距離は倍になりました。(苦笑)

いま払っている家賃で、住宅ローンが組めるんじゃないかっていうくらいの家賃を払っています。

家を建てることについて夫婦でたくさん話し合いました。住宅見学会にもたくさん行きました。土地探しセミナーも、お庭セミナーも中古住宅リノベーションセミナーも・・・


結果・・・


家を建てるの辞めました。

理由のひとつは、自分が病気でなにかあったらと思うと、多額の借金をすることはリスクが大きいと思ったこと.(勤め先が安定している病院であったことと、多少の貯金があったのでお金は借りれますが、団信は入れませんでした。)

もうひとつは、家を建てることで幸せになるかもしれないけれど、家を建てなくても幸せになる方法はたくさんあるんじゃないかって思ったこと。
まわりの友達はどんどん家を建てています。親にお金を出してもらう人もいれば、夫婦共働きで一生懸命返している人もいます。共働きで育児・家事をする人って本当に尊敬しちゃいます。
自分たちにはたぶん無理・・・イライラしちゃいます。
なので、時間的・金銭的に余裕がある生活を選びました。

病気を持っていても・難病でも・障害者でも・家を建てることは可能です。
でも、それがすべてではない・・・

本当の幸せは大切な人と同じ時間を過ごし、少しのお金と自由な時間があることだと私は思っています。