今はまだまだ人生を語らず

温故知古、古きを訪ねて古きを知る

ブルース・スプリングスティーン(心のアーティスト 3)

2017-07-23 05:09:20 | 人生を語らず
何十枚もボスのレコードやCDを持っているが、彼のことは詳しくない。

はじめての出会いは中1か中2。
中学生のお楽しみは11pmだったあのころ、たまたま観たベストヒットUSA。
そこで観たブルース・スプリングスティーン。

Bruce Springsteen - Thunder Road


No Nukesのライブ。こんなかっこいい人がいるんだ!

翌週、Double Fantasyを買うお金で、まだヒットしていたThe Riverの
輸入盤を池袋で買ってしまう。そこから一気にのめり込む。

The River、Thunder Road、Born To Run.... どれも強烈だったが、一番心に
響いたのはBorn To Runだった。

不定詞なるものを勉強した中坊にとって、「走るために生まれてきた」という
英語の教科書には乗らないフレーズがあまりにも衝撃的だった。それを腹の底
から歌い上げるスタイルが平安貴族の中坊をさらに打ちのめす。疾走感を無理
矢理にも感じさせられ、どうしても焦ってしまう。初来日も、またアムネスティ
も行った。アメリカのシカゴでも観た。

すっかりアメリカに興味を持った私は、その後何度も何度もアメリカを旅し、
ただひたすらに車を走らせてみた。そこから見えたものは、今も昔も井の中の
蛙な自分、ちっぽけな自分。自分を日本にも置き換えていろいろ考えてみた。

この秋、ニュージャージーとニューヨークを旅する。またちっぽけな自分、
ちっぽけな日本にあってこようと思う。