フェンネル氏の奇妙な生活

気付いた世界の中の小さな出来事と水彩画と時たま油絵と思いついたことを爺さんが一人語りいたします。

弾む

2011-02-12 18:31:18 | Weblog
ナンなのだろう。昨日、県外で「やくざ」をやってる高校のときの同級生が帰ってきたからとガー子から連絡があった。これも同級生がやってる居酒屋で飲んでるから来いって。久しぶりだなー昔は、出来損ないの小林旭みたいな格好で帰ってきていたけどそれも楽しみと思って出かけた。出かける前は特に何にも感じなかったけど会えばやはり同級生だからやくざであろうがナンであろうが関係なく頭張り飛ばして「元気だったか」と言えばもうすっかり17,8にお互いに戻って言いたい放題。他にも同級生が5人くらいきてたっけ。目の前にいるヤクザは小林旭のように白いスーツや黒いスーツのヤクザファッションではなくどこかの小学校の用務員さんのような格好で坐っていた。聞くと最近は、ヤクザと分かるような格好をしている人は少ないとのこと。彼もいま、現役かどうかは、どうでもいいことだから聞かなかったけど半分やめてるような口調だった。とにかくノンストレスだからカラオケバーに河岸をかえて思いっきり弾けました。みんな気を使って歌う歌は、「網走番外地」「唐獅子牡丹」「赤と黒とのブルース」「男の一生」「東京流れ者」とヤクザ歌オンパレードを皮切りにもう無茶苦茶。おまけにドラムをたたいて、コンガやボンゴでリズム刻んで次の日指が痛かった。帰り際に「ありがとう」とみんなに言って涙ぐんでたやくざの顔が忘れられない。また、無縁社会のような修羅の道に帰るんだろうかと思いながらも笑って「元気でナ」と言ったら白い紙をくれた。家に帰って開けたら、メールアドレスが書いてあった。yakuza・・・ではじまるものだった。「あいつ、リタイアしたんだ」と思った。だけど面白いからやくざのままに当分しとこう。
コメント
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