フェンネル氏の奇妙な生活

気付いた世界の中の小さな出来事と水彩画と時たま油絵と思いついたことを爺さんが一人語りいたします。

センスオブワンダー

2007-06-29 09:01:52 | Weblog
森の中の木で囲まれたトンネルって何だか不思議な感じがしないか?あの向こうへ行けば全然違う世界が広がっているようなそんな感覚が甦ってくる。神秘と言うのではなく日常なんだけどパラレルな感じというのか、何だか、スリップしてしまいそうな危うい感じだ。でも、それは、トンネルが近づくにつれ薄れていき、今まで聞こえていた、鳥や獣たちの楽しいざわめきはなくなり、一人ぽつんと置いてきぼりを食らったような気分でトンネルの前に佇んでいる。離れると、何かがあって、近づくと消えてしまう世界。タイムスリップ。午後のまどろみ。ああ、あの日たちがこのトンネルの向こうにあるのか。どおりで、懐かしいはずだ。僕は、森の中のトンネルを見るとき自分の過ごしてきた良いことばかりを夢見ている・・・・・。
コメント
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