雪渓の向うに 鋭い穂先を突き立てた槍ヶ岳が見えてきた
2017年7月15日(土)
6:10 ベッドもお風呂も広々とし 快適な横尾山荘を後に
いよいよ槍ヶ岳を目指す 過酷な雪渓の長丁場 楽しみながら歩けるか・・・
山荘前から蝶ヶ岳への道と分かれ ワサビ沢を進むと
木立の間から槍の穂先が見える 槍見河原で一休み
朝靄が立ち 絵葉書のような景色が続く・・・
穏やかな坂道を登り 木橋を渡って一ノ俣 に到着
吊橋を渡って二ノ俣あたりから
左に大きな屏風のような岩山が見える
大きさに圧倒される 見飽きない景色が続く
槍沢ロッジ手前で 景色を堪能しながら一息
8:00 上高地よりすべてトイレは有料
槍沢ロッジのヘリポート横に望遠鏡が・・・
『槍が見えるよ』の札が 肉眼でも見えるよ
beaリーダー「上層部では女性二人は空身になってビレイをとります」
チャペ 「どんな所を通過するのかしら・・・」不安になる
雪渓も現れる
なだらかな登りが続き 大曲に・・・
可憐な高山植物が咲き乱れ 目も身体も和ませてくれる
12;50 坊主岩小屋
幡隆上人1828年7月20日
仏像三体を背負い槍の穂先に立った
槍ヶ岳開山の瞬間
雪渓は直登を避け 雪渓の幅を使って
ジグザグに登ってきた 楽に歩けて高度を稼ぐ
谷側の足にしっかり体重をのせ ストックをしっかり突く
山側に逃げると 急傾斜に見え怖くなるよ~
ふるふる 「登ったわね~すごい景色ね~」
殺生ヒュッテを右に見て 最後の急登をジグザグに登って・・・
1500m・1000・500m("^ω^)・・・
ペンキで書いてある 励みになるのか 酷なのか
この急登に残雪が多く危険なら ビレイをとると言ったのね
数日前の槍ヶ岳山荘のHPの写真は かなりの残雪だったわ
信州大学と読売新聞の連続市民講座
《岳問のすすめ2017年信州の山に学ぶ》
6月24日帝京科学大学・千住キャンパスで
日本アルプスの地形形成の講習を受けた
6万年前 日本アルプスは氷河が最も拡大した
その後 岩盤が侵食されカールやU字谷が形成され
氷河に運ばれた岩屑が堆積し モレーン(堆石堤)が作られる
登山者は 太古の氷河がもたらした
北アルプスのゴツゴツした 独特の山容を見上げ
形成後数万年を経たモレーンの上を何気に歩いている
天狗原は氷河公園となっている
14:40 槍ヶ岳の肩に着いた~
荷物を部屋に置き 槍の穂先を目指すアルコ隊 bea
槍の穂先で・・・魔法の写真