人生の処方箋・セラピスト愚禿進の我が計らいにあらず e-mail:gutokushin610@outlook.com

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我が計らいにあらず 44 人間の自然

2017年04月22日 | 人生の処方箋

 落語に興味のない人には、落語のまくらなんか紹介しても読みっこないよね。でもね心理セラピストの話しよりかは面白いはずですよ。セラピストの癒やしや慰め、共感、同情その他etcの言葉で、どうにかなるものなら、とっくにこの世から心の病など、なくなっていると思うんです。医者でも治せない病はセラピストが治せるわけがないんだ。要するに自分でなんとかするしかないってことだよ。私はその見本を見せてるだけ。手本ではないよ。あくまでも見本だ。と言うことで、もう一回談志師匠の落語のまくらを拝借。「紺屋高尾」のまくらより

 「わたしの健康状態は、医者さえいなければ元気ということでして(笑)。
 医者に脅かされてるんですね。
 向こうは脅かしているつもりはないんでしょうけれども。結果、直接的にではなくても、脅かすような行為をしないと、「実入り」に障るという意識が、どこかにあるんじゃないかな。「医者なんぞ行かないでいいですよ」って言う医者、なかなかいないでしょう。
 具体的光景としては、データを見てるんですね。わたしの顔なんか見ないんです。検査結果なり、コンピューターの画面見て、「数値が高いです」。こう言ってるわけですね(笑)
 ・・・・中略・・・・・
 医者の話に戻るけどね。数値ってのに、皆、脅かされている部分があるんじゃないかな。
 つまり、わたしは、形式的には文化人なんですよね。医者は文明の側なんですよね。わたしのほうには、あんまり、文明は無いです。文明ってのは、人類の一番先端にいて、生活をより楽にする行為です。より多く、より早く。それに対して、残されたものに、潤いを与えるものを文化という。わたしはそう言うふうに勝手に定義しているわけです。
 つまり形式的に文化人であるおれが、文明に脅えてるんですね。この矛盾。内容的には、死んだってイイじゃねえかって言ってるんだけどね。そのくせ脅えがある。死ぬまでのプロセスが嫌なのかね。実に困ったもんです。」

 実に説得力があるでしょう。医者やセラピストは言っとくけど心の病は治せないですよ。対症療法で一時的にいい方に向かうってのはある。たとえば不眠で困ってる人に軽い睡眠薬を処方することは出来ても不眠の原因はなくならない。これが対症療法って奴です。病が根本的になくなってはそれこそ「実入り」が減るってことだからね。最近では高血圧の上限がどんどん下がってきていますね。今は上が130をこえたら高血圧だって。冗談言っちゃいけませんよ。わたしなんか140でも何ともないんですから。もちろん降圧剤なんて一切飲んでませんよ。今はコンピュータや測定機器が病人を日夜作ってるんじゃないの。といったことが、たかが落語のまくらが教えてるんですね。
 落語のまくらって言うのは、落語家が初めにつけて話す短い話のことで、これが上手いと本題もイイとは限らないが、わたしは談志師匠の話はどちらも好きなんでして。もう故人になってしまいましたが、CD、,DVD、著書で楽しむことは出来ます。

 それではまた。

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