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プロレス・中央競馬・与太話のオンパレード
ただいま3年経過。
競馬もプロレスも不滅です…たぶん。

1993年5月6日のビッグバン・ベイダー改め…スーパー・ベイダー

2016-05-07 01:49:15 | プロレス

今日は薄い記憶を辿りつつ、23年前の出来事を。

UWFインターナショナル。
高田延彦をアントニオ猪木に仕立て上げ、山崎一夫を坂口征二枠に。
ヒンズースクワットをこなせる新間寿こと宮戸優光が企画を立ち上げ
外国人選手との折衝が安生洋二。

…今思えば、結構な自転車操業だった。

高田延彦をプロレス界の象徴に仕立て上げるには、立派な賞金首が必要。
まだまだ“強いこと”がカネになっていた90年代初頭。
1992年、ゲーリー・オブライトと元横綱・北尾光司を喰って見せた高田延彦。

…元・横綱を葬った事でプロレス大賞に輝き
UWFインターの“プロレス最強幻想”は高まっていく。
蝶野正洋に対する無邪気な挑戦も、今思えば、その一環と言えるが
そんなモノに頓着出来る新日本プロレスではなく
当時の現場監督を怒らす結果になったのは、業界の秩序的に不味かった様子。
なお、1992年プロレス大賞候補が、もうひとりいたらしく
あの年に取れなかった結果、2007年に不毛なGHCヘビー級選手権が乱発された事実。
まぁ、それはそれでいい。

「プロレスラーは、本当に強いんです。」

…桜庭和志がリアルを語る数年前。
1993年当時、それを実証したいがため、文字通りの大物を招へいした。
WCWヘビー級王者・ビッグバンベイダー。
アメリカンプロレスとUWFの異次元対決。

…プロレスの正体がバレた現状を思えば“噴飯モノ”
それでも、大きくて強いベイダーと高田との対決に心が動かされる。

1993年5月6日。
日本武道館に集まった観客の目当ては、言うまでも無くベイダー。
だが、前年まで契約を結んでいた新日本プロレスの横やりが入り
「ビッグ・バン・ベイダーの名は使わせない」という書類が興行を凍らせていく。
新日本プロレス・契約固めという大人の喧嘩。

「大人の喧嘩」という舞台を素っ飛ばしたのはUWFインターの脱線問答。
中野龍雄の前に佇むベイダーの前で、新リングネームが発表される。

「ビッグバンベイダー改め…スーパーベイダー!!」

…苦肉の策だったのは承知の上だが、今思えばコレで話が纏まってるという解りやすさ。
その解りやすさに腰が砕けた中野龍雄。
リング上で為す術もなく崩れ去った中野龍雄。

そんな中野龍雄に対し
「ガンバってクダサイ~」を連呼していたスーパーベイダーの長閑さ。
一番頑張らなきゃいけないのは、その後に試合する選手たちだということを忘れながら。
なぁ、ダン・スバーン。

ビッグバン・ベイダーからスーパー・ベイダーへ。
全日本プロレスのリングに上がった際はベイダーに。
少しずつ少しずつシンプルなリングネームに落ち着いたレオン・ホワイト。
シンプルイズベストが行き過ぎて、最後は“ダー”なんてリングネームになっていたらお笑いだが
アントニオ猪木に敬意を抱いてるベイダーならやりかねない…いや、無いかな。

…5月6日の話なのに7日にアップしてるのはナイショです。

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