倹約令

2013-07-19 | ビジネス業界
昨日、中国との合弁を早々を解消したので今のドタバタまれないで済んだ・・という取引先と商談しました。
中国が上げ潮のときにいいパートナーを見つけ、素早く中国へ進出、その後、状況がおかしくなった途端、さっと撤退されたわけです。。
よく、引き際が肝心、といいますが、こと資金と労力を投入した事業から撤退するのは、なにかと後ろ髪がひかれ、対応が遅くなりがちです。
貿易にかんしては、対中問題は悪化の一途をたどっており、予想もしない問題が日々噴出しているわけです。
尖閣の問題、対日関係の悪化は、日本では考えられないくらい露骨に民間企業の業務を苦しめます。その中国に文句を言っても始まりません。撤退あるのみです。

私も今も中国送りの貨物をよく依頼されますが、仕事が複雑になりすぎ、一体なにをやってるのかわからなくなってくるときがあります。
これでは見かけ以上にあまりにもコストがかかりすぎ、他の商売に回せる時間もすべて喰われてしまい、全く仕事になりません。
ここ暫くの中国からの脱出の流れ、まさに堰を切ったように業務が流出している感じがいたします。

さて、その中国の内需。中国で、習体制後公務員に対して倹約令が出され、その影響で高級レストランが多数閉鎖されているようです。
オーストラリアでも、アワビやツバメの巣などを中国に向けて輸出していた会社が倒産したと聞きました。
また、日本由来の食品を日本産を隠し、台湾産のようなイメージで売りだして成功している会社がでてきている、という記事も読みました。

* 中国は金持ちが多く、高級品が売れる
* 日本産は安心安全で、高く売れる

というなんともいえない言い回しが広く信じられていましたが、あきらかに変わってきているのでしょう。



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