ぎんぐの紅茶

紅茶初心者の奮闘記

漫画の登場人物が喫茶店にいたら

2013年08月14日 | お茶のある風景(読み物)
※今回の記事はかなりのバカ話です。ご注意下さい。


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どこの喫茶店でも、「いらっしゃいませ」と出迎えられ、メニューを渡され、しかるべき時間が過ぎた後店員から「ご注文はお決まりですか」と聞かれるという、一連の決まった流れがある。

これ、漫画の登場人物がやったらどうなるかな。

…やってみた。

【「北斗の拳」の場合】
「ご注文はお決まりですか」
見上げるとそこに胸に7つの傷を持つ男が立っていた。



「では、ダージリンを頼む」
注文を書き付け、男は立ち去りながらつぶやいた。

「お前はもう飲んでいる………」
「なにィ~~~?!」

いつの間にか口は熱々のダージリンでいっぱいに。

「おおお おはっ だはずけてえ・・・ えほ かっ!!」


【「賭博黙示録カイジ」の場合】
「ご注文はお決まりですか」



そこには、髪をオールバックにした初老の男が立っていた。
ネームプレートには「利根川」とある。

だが、メニューには沢山の紅茶が並んでいて、すぐに決められない。
迷っていると、男がぱんっと手をたたいた。
「決断の時だ、目を覚ませ……!」
更に男はたたみかけてきた。

「さっさと選べっ…! 選ぶんだっ…!この機会を逃したら0ロットのダージリンやバラの香りのディンブラなんてお前には生涯飲むことができない…!そして失い続けるんだ、貴重な機会を…!そこを間違う者は生涯地を這うことになる……!」


【「ジョジョの奇妙な冒険」の場合】
注文した紅茶を持ってきた店員は新人らしい。
手が震えている。
ネームプレートには「ペッシ」とある。



ガチャン。
店員の足元でカップが粉々に割れていた。
その音に先輩格の店員が飛んできた。



彼は割れたカップをさっと片付け、紅茶を入れ直した。
そして、「兄貴ィッ!やっぱり兄貴ィはスゲェーやッ!」と叫ぶペッシを殴りつけて怒鳴った。

「いいかッ!オレが怒ってんのはな、てめーの“心の弱さ”なんだペッシ!
そりゃあ確かに客がイキナリ入ってきたんだ、衝撃を受けるのは当然だ!
だが!オレたちの店の他のヤツならッ!
あともうちょっとで紅茶が入るって時に決して気を抜いたりはしねえッ!
たとえ腕を飛ばされようが脚をもがれようともなッ!
結局、オメーは“ママッ子”なんだよペッシ!ビビったんだ…。
甘ったれてんだ!分かるか?え?オレの言ってる事。
客のせいじゃねえ。心の奥のところでオメーにはビビリがあんだよ!
“成長”しろペッシ!“成長”しなきゃあオレたちは“栄光”をつかめねえ。
“うまい紅茶を入れる”と心の中で思ったならッ!その時スデに行動は終わっているんだッ!」


【「男塾」の場合】
店員から渡された滅仁幽(メニュー)には、こんな言葉が並んでいた。

堕悪慈凛(ダージリン)・・・・・600円
別名「紅茶のシャンパン」と言われるほどの香りの良さを持つ。インドが主な生産地として知られるが、その起源は中国まで遡るという説がある。あまりの香りの良さのために珍重され、時には通貨の代わりとして使われることもあった。特に中国のチベットやインドのダージリン地方で使われていたため、「堕悪慈凛」と呼ばれるようになったとも言われる。なお、現代では他人から金銭を奪う事を「かつあげ」と言うが、これは堕悪慈凛を珍重しすぎて身を滅ぼした富豪「可黄楊」の名前に由来するという。
「民明書房刊『世界の紅茶事情』より」

圧鎖無(アッサム)・・・・・600円
今でこそミルクを入れて飲むとおいしいとされているが、かつては味の強さ故に薬として扱われていた事があった。また、中国の一地方では決闘の道具としても使われていた。その方法は、3.6尺(約6メートル)の椀に圧鎖無を注ぎ、全て飲み干してから相手に渡すというもので、どちらかが倒れるまで続けるという大変過酷なものであった。なお、圧鎖無の名は、この時使われた杯の長さ(3.6尺)に由来するという説もある。
「民明書房刊『知られざる闘茶史』より」

鬼威無運(キームン)・・・・・(以下略)



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2 コメント

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私も紅茶のみたいな (はな)
2013-08-15 18:57:58
はじめまして。はなです。

楽しい記事でしたよ♪
私は紅茶というと、スーパーで売っているお得用のティーパックのイメージしか・・・。
あと、お金持ちが優雅に飲んでいるイメージ(笑)

コーヒーの方がよく飲むけど、こちらもインスタント。

我が家はこれで充分。

でも、こだわりの本物の味も知りたいな♪
違いが解る女♪なんてね・・・すみません、こんなアホで・・・。

でも、実は紅茶には興味があったんです。
何となく敷居が高そうで、文不相応な気がしてました。

何か、気取ってるっていうイメージも・・・。
ごめんなさい。

うちの、特に父親がそういうイメージを持ってるから、家にはお得用ですら紅茶がない方が多いです。

今度、飲んでみますねU+2764
初心者にもお勧めがあったら、またブログで紹介して下さいね♪
手に入りやすい(田舎でも売っていそうなの)がいいです。

勝手を言ってすみません。 

では、また♪

はなさんへ (ぎんぐ)
2013-08-16 10:08:04
はなさん、コメントをありがとうございます。

おバカな記事ですが、楽しんで頂いて嬉しいです!
ありがとうございます。
私が紅茶に興味を持ったきっかけの1つが「クラシック音楽を聞きながら紅茶をたしなむ私って、凄くランクアップした感じがする!」なので、はなさんの仰ることが分かります~。
紅茶を実際に飲んだら楽しくて、上記の目的なんかどこかにいってしまったわけですが…。
(そして、ランクアップした感じはいまだにありません(笑))

今度、頂いたお題(「手に入りやすい紅茶」)に沿って記事を書いてみますね。
気長にお待ち頂ければ嬉しいです。(ご期待に添えるかな…)

紅茶もコーヒーも、美味しければOKですよね。
私はデイリークラブがかなり好きだったりします♪