行き着けなくても一日一歩の気構えで。たそがれおやじの覚醒。
日暮れて途遠し



NYタイムズ2010/9/5付け、P・クルーグマンのOp-Edコラム。 1938年のFDRの失敗の教訓。 :経済がひどく落ち込んでいる時には通常のルールは当てはまらない。財政緊縮政策は自滅的である。 :皆が同時に負債を返そうとすると、その結果は不況でありデフレであって、負債の問題は悪化する。 :一時的な、十分な規模の、赤字支出の増大は、国家負債の問題を治癒することが出来る。 しかし、1938年のストーリーはまたこのような洞察を適用することがいかに難しいかを示している。 FDR治世下であっても、大恐慌を終わらせるために必要であったことを行おうとする政治的意志は決して存在しなかった。;その最終的な解決は第2時対戦として偶然にやってきたのだ。 この不況は治癒できる。 必要なのは少しばかりの知的な明晰さと、多くの政治的意志である。 . . . 本文を読む

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NYタイムズ2010/8/15付け、P・クルーグマンのOp-Edコラム。 アメリカでも年金支給年齢が引き上げられようとしている。アメリカが日本よりやっかいなのはイデオロギー的に大きな政府の象徴であるソーシャル・セキュリティを憎んでいる 保守派の存在だ。その成功は政府は常に問題で決して解決ではないという彼らの主張を根底から覆すからだ。ソーシャル・セキュリティの攻撃者たちはプログラムの資金的将来を懸念していると主張する。しかし、彼らの計算はつじつまが会わない。そして彼らの敵意は実際には金銭についてではない。イデオロギーと姿勢についてのものだ。 . . . 本文を読む

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NYタイムズ2010/8/8付け、P・クルーグマンのOp-Edコラム。 最富裕層2%かそこらのアメリカ人にクリントン時代のころに払っていた税率に戻ることを要求するのか、政府が余裕がないといって道路や、教育でといった国家の基礎が崩れていくことを許容するのかという選択を前提にして政治階級の大部分が後者を選んでいる。 なぜ我々はこんなところに来てしまったのか?これは30年にわたる反政府的レトリックの論理的帰結だ。それは多くの有権者をして税金で集められるドルは常に無駄遣いされると説得させたレトリックだ。公的セクターは正しいことが何もできないというレトリックだ。アメリカは今、灯りのない、舗装されていない、どこにもつながらない道路の上にいる。 . . . 本文を読む

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NYタイムズ2010/8/1日付、P・クルーグマンのOp-Edコラム。 アメリカを統治しているエリートたちが、高い失業を構造的なものだとして異常状態から正常状態に定義を引き下げて言い訳をしている。 連邦議会の大部分は人口の1%の最富裕層の税金を大変に気にしているが、職を見つけられないアメリカ人の苦難は殆ど気にしていない。Fedも経済低迷の責任は自分にはなく、未来の規制の不確定性がビジネスの活気を阻害しているためだとし、インフレ目標も従来の2%程度ではなく限りなく低く安定させることが目標と言うような人物も出てきた。 時が経つにつれこのような言い訳が自己満足の予言に転化するだろう。長期失業者が彼らのスキルを失い労働者とのつながりを失い雇用不能者になってゆくなかで。 . . . 本文を読む

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NYタイムズ2010/7/22付け、P・クルーグマンのOp-Edコラム。 共和党はブッシュ前大統領の評判の回復を試みている。経済、財政赤字、戦争の3方面で。例えばオバマ大統領就任への懸念が経済危機を引き起こしたなどという大真面目な主張で。それはセンチメンタルな理由からではなく、彼らは富裕層の減税、金融規制緩和、更には将来的にはソーシャル・セキュリティ給付カットという政策を望んでいるのだ。そしてこれは次に共和党が政権をとったら彼らは違ったように行動するだろうと望む人々へのメッセージである。あなたは直視したほうがよい。彼らはどっぷりとブッシュにはまっている。 . . . 本文を読む

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NYタイムズ2010/7/18付けP・クルーグマンのOp-Edコラム。 オバマ大統領はヘルス・リフォームや金融規制など大きな勝利を得た。しかし支持率があがらないことに対して専門家が「彼は中道右派の国家にとってはあまりにもリベラルだから」とか、「あまりにインテリすぎて有権者の望むパッションに欠ける」などと妄想をしているが、何をバカな。理由は経済だ。経済が悪いと有権者は現職大統領に罰を与えるものだ。オバマ政権の失敗は、自身が専門家的妄想に囚われてしまい、雇用創出への十分大きな財政政策ができなかったことだ。 . . . 本文を読む

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2010/7/15付け、P・クルーグマンのOp-Edコラム。 共和党カイル上院議員が質問を受けた。「もし赤字がそんなに心配なら、富裕層向けブッシュ減税を延長することの予算上のコストについてはどうなのか?オバマ政権は期限切れにしたいと望んでいるが、共和党は恒久的にしたいと望んでいる。今後10年で6500億ドルかそれ以上の歳入の損失を何がカバーするのか?」彼の答えは息を呑むようなものだった。「増加した歳出のコストは埋め合わせる必要が本当にある。しかし、アメリカ国民への税率を下げるという慎重な決定のコストは決して埋め合わせる必要がないものだろう」 だから、300億ドルの失業者への援助は負担しきれないものであるが、その20倍の富裕層への減税は勘定に入れられないという。クルーグマンはこれを呪術経済と揶揄する。そして本体は「野獣=政府を飢えさせろ」にあるのではと危惧する。すなわち減税で歳入をカットしてからソーシャル・セキュリティのような歳出削減の難しそうな削減を目指すのではないかと。 . . . 本文を読む

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NYタイムズ2010/7/11付け、P・クルーグマンのOp-Edコラム. 日本の15年以上にわたるデフレは洗練された金融政策手段を持っているアメリカでは起きないとかつてベン・バーナンキは述べていた。しかし、今アメリカがデフレの兆候を見せる中でFedは手をこまねいている。Fedのできることはいろいろある。何が功を奏するかは誰にも分からないが、Fedはデフレを止めるためにすべてのことを行う必要がある。 . . . 本文を読む

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NYタイムズ、2010/7/8付け、P・クルーグマンのOp-Edコラム。 最近オバマ政権は「反ビジネス的」という騒音が広まっている。そして増税、規制、財政赤字への恐れが企業の支出を抑え経済回復の邪魔をしているという主張が広がっている。これは企業ロビーストから発せられている全く証拠のない主張だ。不況の時に企業の設備投資が伸びないのは自明の理で需給ギャップ解消には政府はより少なくではなくより多くを行う必要がある。 . . . 本文を読む

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NYタイムズ、2010/7/4付け、P・クルーグマンのOp-Edコラム。 失業給付期間延長法案を巡る連邦議会への批判。「失業給付金を延長することは失業状態を悪くする、なぜなら人々に失業給付金を支払い続けることは彼らが次の仕事を探すインセンティブを下げるからだ」という考えの誤りを説く。それは公共時のときであって、不況時の今ケチケチと失業者を切り捨てても彼らは存在しない仕事を得ることはできない。また失業給付は非常に有効な消費需要を支えるファクターである。厳しい不況の真っ只中でのケチケチは決して我々の長期的財政問題への対処の道ではない。そして失業者を犠牲にするケチケチは見当違いであるばかりでなく、残酷だ。 . . . 本文を読む

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