残日録

日残リテ昏ルルニ未ダ遠シ

感銘したことば

2006年08月07日 15時49分28秒 | 日記
「人類は今、全ての国が(核兵器の)奴隷となるか、全ての国が自由となるかの岐路に立たされています。」
広島市長秋葉忠利さんが、昨日の平和宣言で述べられた言葉です。
俗っぽい感想ですが、
(うまいこと言うなぁ)
と思ってしまいました。
いつも考えているからこそ、出てくる言葉でしょう。

核の拡散が問題となっていますが、
それをやめさせようとする国が、潤沢な核兵器を所有しているのだから、
説得力がまるでありません。
なかなか意識にのぼらないけれど、
世界は、暴力的な均衡のもとになりたっているのですね。



そういや、この前、
北朝鮮がミサイルを打つ前に、
その基地を攻撃してしまおう!
なんて話が、政治家たちからフツーに出ていましたね。
突きつけられたナイフをはたき落とす行為だから、
自衛のひとつだ。というわけです。
正直、めちゃめちゃびっくりしました。
よその領土を攻撃するのだから、
どう考えても、「先制攻撃」「宣戦布告」ですよ。

憲法の第9条って、
極端に解釈すれば、無抵抗主義でいこうってことでしょう。
そのくらいの覚悟がないと、厳密には守れない条項だと思います。
今、自衛隊というのを持っていて、
相当な防衛費なわけですが、
そのわりに「使えない軍隊」というイメージが定着しています。
そのくらいがちょうど良い。
微妙なバランス感覚だと思うわけですよ。

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1 コメント

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Unknown (tomo)
2006-08-08 11:32:43
昨日NHKスペシャル. 「硫黄島 玉砕戦 生還者 61年目の証言」見ました?

平和って事、考えさせられます。