「原発と映画」プロジェクト準備ブログ

原発に関する映画の紹介や、首都圏で放射能から子どもを守る取り組みの紹介や、子育てしていて疑問に感じることのつぶやきなど

「いのちのかたち」という映画が11月公開されます。

2016-10-16 00:50:54 | 原発の映画(観てないもの・上映情報等)

伊勢真一監督作品 

とりいそぎ書き留めます。

http://isefilm-movie.jimdo.com/2016%E5%B9%B4-%E6%9C%80%E6%96%B0%E4%BD%9C-%E3%81%84%E3%81%AE%E3%81%A1%E3%81%AE%E3%81%8B%E3%81%9F%E3%81%A1/

 

 上記HPより、伊勢真一監督の言葉をご紹介します。

~~~~~~~~~~~~~~~~~

じっと目をつぶる

 −映画『いのちのかたち』に寄せて−

 かんとく・伊勢 真一

 「その木に呼び止められたとしか思えないの」

友人のいせひでこさん(画家・絵本作家)が興奮気味にその木のことを語ってくれたのは、確か2012年の忘年会の席だった。根をむきだして横たわっていたというクロマツ。ひでこさんがその木と出逢ったのは、私の映画『傍(かたわら)〜3月11日からの旅〜』(2012年製作)の舞台、宮城県亘理町吉田浜だという。勢いに押されるようにして、吉田浜に向かったのは、2013年、年が明けてすぐのことだ。

 あの津波で集落の痕跡さえ見えなくなった荒野に、そのクロマツは待ち受けていた。

 堂々としていた。

 被災地では、それまで筆を執ることが出来なかったというひでこさんが、ごく自然にスケッチ帖を取り出す。そして、ごくごく自然にカメラは回り始めた。クロマツの倒木に寄り添うひでこさんのその姿にまた、寄り添うように撮影は続いた。

 あの日までのことを、あの日のことを、あの日からのことを、記憶しているにちがいないクロマツの心の声に、耳を澄ませる。そしてスケッチする。ひでこさんは幾度も吉田浜を訪れ、クロマツとの対話を深めていった。

 一枚を描き終え、二枚を描き終え、三枚を描き終え、それでも鉛筆をおこうとはしなかった。

「見尽くし、描きとどめるのだ・・・」と。

描き終えた作品を額に入れることもしなかった。

「未完の物語だから・・・」と。

 クロマツとの出逢いから4年の歳月が流れた。

  生まれ、育ち、朽ち果て、

また生まれ巡る──。

 吉田浜の一本のクロマツ、安曇野のアカマツ林、自宅の庭に息づく草木・・・そして幼子たち。

ひでこさんはそれらの「いのち」と語り合い、そのメッセージを絵やことばに、「かたち」にしていく。

 いのちのこと・・・、一人ひとりの、一つひとつの、いのちのこと。いのちには、それぞれの名前があり、かたちがあること。

 いのちに寄り添う画家・絵本作家 いせひでこを通して“いのちのかたち”に触れる物語。

 「じっと目をつぶる。 すると、何が見えてきますか」

(長田弘『最初の質問』より)

 まるで絵本のようなドキュメンタリーが

誕生した。

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