ステージおきたま

無農薬百姓30年
舞台作り続けて20年
がむしゃら走り1年半
コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

猫め、おまえは現場監督か?!

2016-10-11 07:44:15 | 農業

 雨の中の稲刈り強行は成功だった。水にどっぷり浸かった稲束を杭掛けで重ねていっていいものか不安だった。水気を含む部分が密着してカビが発生したりするんじゃないかって。いつもなら1週間程度乾燥させてから1回目の掛け替えをするところ、数日後にはやった方がいいんじゃないか?できるだけ早く風に当てた方が無難じゃないか?と、気持ちは焦るものの、現実は多忙と怠け根性、結局いつも通り1週間後の作業となった。

 恐る恐る掛け替えしてみると、おお、良かった!やや湿っぽいものの黴ることもなく、順調に乾きつつある。いやぁぁ、本当に良かった、助かった。雨の中無理くり決行して正解だった。だって、その後も天気はぐずつき模様、一向に秋晴れの気配がない。10月だっていうのに、未だ秋雨前線居座り中なんだから。

 上の田のコシヒカリと一番大きな源さんの田ヒトメボレは一人でやった。あ、そうそう、この1反3畝の田は小作請負の田、源さんは地主さんだが、すでに亡い。が、名残りを惜しんで今も源さんの田と呼んでいる。神さんの帰宅を待っていたんじゃ好機を逃すもの。

 残しておいたコシヒカリ、戻って来た神さんと一緒に作業。丈高くがっしりと育ったコシヒカリの束は重いし大きいしともかく扱いにくい。華奢なヒトメボレの数倍の手間がかかる。だから、神さんの来るのを待っていた、ってわけじゃない、誤解のないように。

 さて、ここだ、我が家の間借り猫の面目躍如たるは。彼奴はともかく野良仕事が好きだ。いや、自分は働かない。農作業に精出す我々の傍にいるのが大好きなのだ。裏の畑に出たときなど、どこかしらから必ず嗅ぎ付けて飛び出してくる。まるで、よしよしおいらが仕事場に案内しよう、とでもいうように、勇躍先にたって進む。時折振り返っては、なにぐずぐすしてんだ、と非難顔。まったく、現場監督気取りなんだから。

 そのくせ、草むしりとか耕耘とか堆肥撒きとか始めるや、畑のあちらこちらをめったやたらと駆けずり回る。近づいては寝転がり、人の気を引き、ぱっと飛び起きては威勢よくギャロップ。なにやってんだぁぁぁ?こっちは仕事してんだぞ、おまえと遊ぶために出て来たんじゃない、って言っても一向に聞き分けない。あっ、止めろ!そこは種播いたところだ、お、おい、植え替えた苗の上に寝転ぶな!ついには苗を背にしてごろりごろんと土浴び?かと思えば、しゃがみ込んでおしっこポーズ。いい加減せい、畑で遊ぶな!畑を便所にするな!まったく雄猫の威厳と落ち着きてものがさっぱりない。

 で、掛け替え作業、さっきから足元に付きまとったり、周囲をうろついたり、できれば構って欲しい感丸出し。へん、ここは立ち仕事、おまえに邪魔だてなどさせるもんかい。と、一切無視して仕事を続けていたら、なんと、掛け替えた杭の上にちゃっかり上がってこっちを監視してるじゃないか。お、おまえは、現場監督か?!働け、働けって督促するつもりか?!

 

 一緒に散歩する猫、大豆の把さに上った奴、いろいろいたが、稲杭の上でくつろぐ奴は初めてだ。きっと、あんまり知らんぷりされるんで、人間様と同じ目線に立ちたかったんだろう。それにしても、おめえに指図されつもりはねえ、役に立たない猫の手、スズメでも追っ払ってろ!って言ってみたものの、人間様が家に戻れば、彼奴もさっさとついて来るにきまっている。まったく役たたずの用無しめ、唯一、有益と言えるのは、そうやって付きまとって親愛の情を示し続けてくれることか。なんか、ほっと和むわけだから。

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