ステージおきたま

無農薬百姓30年
舞台作り続けて20年
がむしゃら走り1年半
コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

春!何が嬉しいって・・・

2017-04-18 08:25:32 | 食べ物

 とうとう母屋北側、名残りの雪も融けた。周囲の里山、木々の芽吹きはまだだが、桜の蕾は膨らんで、花の色が確実にうかがえるほどになっている。豊かな春の訪れ、新しい命の萌える季節!でも、食べ物については、厳しい端境期。トンネル内でようやく発芽した野菜たち、食卓に上るのは早くて2か月後。越冬保存野菜も底を尽き、はてさて、この時期、どう乗り切るか。

 でも、そこは農家の知恵、茎立ちってやつがあるのさ。冬前、最期の収穫で取り残した小松菜や白菜、青菜類が春の日差しに葉を広げ、ぐいぐいと育っている。そう、董を立て、花を咲かせ、実を着けて、次の世代へのバトンタッチをしなくちゃならんから。そのにょきにょきと立ち上がった花茎を摘んでいただく、これがこの時期の貴重な畑の恵みなんだ。

 一昨年の失敗から学んで、昨秋は数種類の菜っ葉たちをふんだんに取り残したからね、畑は緑、満載!あれこれちょこちょこと摘み取って、籠もいっぱい!

 ネギも青々、柔らかく、つかの間の旬を堪能させてくれる。

 なんと、セロリまで冬を耐えきり元気に新芽を広げていた。

 持ち帰った野菜たち、食卓にはあれにもこれにもと顔を出す。今朝の味噌汁など、茎立ちとネギと豆腐で、汁も見えないほどの野菜盛り。昼は菜っ葉の卵とじうどん、夜はサラダに煮つけにおひたしに炒め物、・・・冬場不足しがちだった緑を一気に取り戻すのがこの季節だ。

 でも、この恵み、足早に去っていく。なんせ、董立ちだから、種を作る行きがかりに過ぎない。野菜たちにしてみれば、さっさと育て子孫を残さにゃならん。花が咲き実が着けば、栄養はすべて子孫たちに送られる。味も栄養価もがくんと落ちる。それ以上に、固く逞し成って、歯が立たなくなる。その間、わずかに2週間。この限られた実りをありがたく味わう、それが農家の春の歓びってことなんだ。

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