ステージおきたま

無農薬百姓33年
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コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

アンケートに元気をもらう!

2017-07-06 08:21:56 | 菜の花座

 シニア演劇全国大会のアンケートが、事務局から送られてきた。

 うーん、見なきゃなぁ、って思う一方、もう終わったことだし今更思い出したくもないよなぁ、って避けたい気持ちもある。そりゃ言うまでもなく、酷評が怖くて逃げたいからさ。公演の際の観客の反応、もう一息だったから、きっとアンケート、不評、批判ぞろぞろなんじゃないか。でも、逃げ回ってるわけにもいかない。

 届いたアンケートは一般観客から19枚、高校生審査員の講評用紙6人分だ。まず目に飛び込んできたのは、「面白かった」100点!ってもの。おおー!そうかい、楽しんでくれたのかい。気を良くして、次々に読んで行く。なんだい、いい気なもんだよ、あんなに開けるのためらってたくせに。

 全体に好評価が多い。個々人の持ち芸をたっぷり盛り込んだ舞台構成をすんなり受け入れてくれた人には楽しい1時間だったようだ。逆に、そんな演芸大会、見たかねえよって人からは、「30分の内容だ」とか「もっとせりふのやり取りが欲しい」なんて厳しい言葉をもらった。

 あるだろうな、そういう感想。目指したものがお客さんとすれ違いだったってことよ。こっちは、そんなショー的なエンターテイメントの舞台を作ろうって思ってたわけだから、手品とか歌とかギターとか、まっ、色物をふんだんにとり込んで賑やかな時間を作りたかったんだ。それと、ナンセンスな設定と会話。セリフのやり取りの妙味って言うより、セリフがあちこち飛び回る面白さ、それが狙い。

 個々の要素では、主演女優への賛辞が多かった。なんせ出ずっぱりだし、歌はある踊りはある早着替えはある、役柄としても大変だったけど、「スタイル抜群」とか「演技うますぎ」とか「若い」とか、まず、彼女に救われた部分は大きかった。マジシャンとかギター野郎とか歌のおじさんも、その実力で評価されていた。役者が褒められるてのが、座長としちゃ一番嬉しいね。

 装置のお褒めの言葉も少なくなかった。してやったり!だな。遠方からの参加だから、手を抜かざるを得ない事情がある中で、思い切った大きな肖像写真7枚を宙に浮かせた抽象舞台が生きた。もちろん、あり得ない形の変な椅子の数々を作った装置さんの力も大きい。そうそう屋台も度肝抜いたようだし。

 高校生の講評も概ね好評価。まっ、人生の先輩たちに花を贈ってくれたってことだろう。さ、このアンケートからたっぷり元気もらって、次の舞台だよ。更なる挑戦だよ。

 

 

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