無農薬・自然菜園(自然農法・自然農)で、持続できる自給自足Life。~自然な暮らしの豊かさの分かち合い~

信州の大地で自然農と自然農法で育てる自給農園で、日々の営みや生命を通して感じることや想うことを発信するブログ。

来年の準備着々(稲作堆肥の切り返し、落ち葉集め、育苗土の袋詰め)

2017-12-07 19:13:16 | 日々の自然菜園

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本日、






今日は、天気が良かったので、霜が解けてから(その間新著の校正を進め)お昼前にに堆肥の切り返しを行いました。

この堆肥は、自然菜園スクール「自然稲作・発酵コース」でみんなと造った稲作用の堆肥です。
材料は、ワラ、米ぬか、モミガラ、鶏床と田んぼに関係するものだけで造りました。

本当は、先週切り返す予定でしたが、ワラを切って切りワラ状態にしていたこと、発酵温度が50℃以下にならなかったことで今日まで手付かずでしたが、
腐敗臭もなく、過乾燥もなく、ちょうどいい切り返しのタイミングでした。

この田んぼは今年から無農薬で行っているので、まだまだ未熟で微生物が乏しいこともあり、ワラを直接投入するのをあきらめ、来年の秋起こしまでに完熟堆肥化してから鋤き込むために仕込んでいる堆肥です。

無暗に、ワラを田んぼに戻すと、ガスが湧き、イネの根がダメージを受け生育が悪くなるばかりか、未分解のワラがコナギなどの水田の草の発芽を助けてしまうので、ワラは田んぼに戻したいけれど、計画的に行うことが無農薬稲作の基本的なコツになってきます。






1時間半位でしたが、最小限の水と工夫で切り返しをし、元々あった場所の隣にモミガラを敷いてから1回目の切り返しを終えました。

堆肥は同じ場所では切り返しがままならず、必ず山2つ分の場所が必要です。







今年は、落ち葉かきの良い場所を見つけて、2時間で袋12つほどの落葉を確保できました。

落葉は、春先の踏み込み温床の材料になります。世知辛い世の中なので、セシウムが少ない場所を見つけておくことは外せませんし、
濡れた状態の落ち葉を確保しておくことが来年楽するポイントです。

その他にも、暗くて写真撮れませんでしたが、鹿避けネットを張るために周辺の草を刈り集め、
またネズミの越冬場所を無くすためにも、今まで草を積んでいた場所から別のハウス脇に移動しました。

落葉やモミガラ、ワラだけでなく、畦草などの草があると発酵も質も良くなるからです。





これは、6月に仕込んだ育苗土(再生発酵育苗土)です。

完熟チェックも発芽試験も、生育試験もクリアーした来年の育苗土です。

このままでは、ネズミの温床になったり、育苗土が腐敗してしまうので、




肥料袋(肥料を買わないので、貴重な袋です)に袋詰めしました。

今日は時間いっぱいでしたが、この後ハウスに移動します。
それは、土が凍らないように、養分が抜けないようにするためです。

ようやく来年あたりから、育苗土を自家製に100%切りかえることができそうです。
今までは、種子生産用や生徒さん分1000~3000鉢以上も苗があったので、とても自作のものでは足りませんでしたし、

今年は、踏む込み温床の土が、2年の熟成を経て、来年から育苗土として使えるのがとてもでかいですね。
重機を使わず、手で仕込むため時間はかかりますが、途切れず造ることで、熟成させた育苗土が自給できるようになるのは嬉しい限りです。

育苗土は、最も難しく、自給するのにハードルが高かったのですが、数年かかりますしたが、ようやく100%切り替えできそうです。
よりよい苗が育ってくれそうで今から嬉しいです。



次回のみ第2水曜日の1/10(水)です。ご注意くださいね。


2018年土内容充実で、
『無農薬・自然菜園入門講座』が第一水曜日長野市城山公民館で18:30~21:30までスタートしています。
城山公民館での「これならできる!自然菜園入門講座」講座が開催です。毎月の野菜と土づくりのテーマで質問時間もたっぷりあるので是非お越しください。

今年度は、いつもの第1水曜日に
城山公民館 18:30~21:25

18:30~19:45座学
19:50~21:25質疑応答


新年度も第一水曜日で、「無農薬・自然菜園入門講座」を行います。お楽しみに~
新年度スタート「これならできる!自然菜園入門講座~冬編~」

◆次回以降の予定
【今月のテーマ】
1/10(水) -病虫害に負けない無農薬栽培の土づくり
2/ 7(水)-菜園プラン① 連作障害の出ないプランの立て方
3/ 7(水)-菜園プラン② 菜園プランの極意

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