タローが、迷子になってないなんて・・・ありえん!
しまなみ街道が、開通した年に さぁ橋を歩いて渡ろう!
と朝早く起きて、タローとヒナを連れて糸山のサイクリングターミナルに行って
わたしが、7月海の日に渡ったコースをこのときは、主人と2匹とわたしで
歩いて渡りました。このときも夏 日差しが暑くなる前に
馬島まで、渡ってそして帰ってきました。
木陰に、タローとヒナをつないで、あさの食事をして、
さぁ、ウチに帰ろう!!
まずは、タローの足を拭いて、車に乗せて、
ヒナの足を拭いてエンジンをかけて
出発 9時をすこし過ぎていたような・・・
ふたりで、あ~じゃの こうじゃの~と おしゃべりしながら
30分ほど、走って 妙に静か ヒナおるねぇ
タローは ええぇ 「タロー タロー」
うそっ おらん 顔面真っ青
「父さん、車止めて」
ふたりして車のいすの下
どうして、こんなことになったん。
タローを乗せるの忘れたん?
いや、先に足を拭いた。
そんで、乗せたはず!
そうだ、助手席のドアを開けたまま乗せた。
と いうことは、そのまま外に降りたということ?
なんたる不覚!
糸山のサイクリングターミナルまで、往復1時間
折り返してからは、会話がありません。
折り返してからは、大丈夫よね 車にひかれてないようね
迷子になっても、迷子札ついてるから・・・
でも、インシュリンないと生きていけないから・・・
どうしよう!!
ただ、ただ 見つかりますように・・・
ターミナルの駐車場に着いたときは、車でいっぱい
主人に、離れたところに車を持っていってもらって
わたしは、駐車場を恥も忘れて
「タロー タロー」と叫びながら走ります。
まわりの人が何事?と言う顔で、わたしを見ています。
タローは、出てきません。
走りながら、ふと気が付いて
うしろを見ると、ちょこちょこちょこ とことことこと・・・
うしろを付いて走ってくるじゃぁないですかぁ
「タローちゃん タローちゃん どこにおったん?」
人が見れば、なにが起こったかと思うでしょうが
生きた心地がしないそういう状態でした
無事でよかった