たぬのぼてぼて日記

たぬの趣味や日常等の話題を発信します。地元の何気ない風景の写真が多い、かな?

この町が好きか嫌いか

2016-12-27 | ふるさと日記


とあるオフ会でのこと。
この町のことが話題になり、ある人が「私はこの町が嫌いだ。だから私が一番この町のことを愛している」ということを言った。
なかなか深い言葉のようだが、当時の私は「なに気取ったことを言ってるんだ?」としか思わなかった。
「当時は」と書いたがその思いは今でも変わらない。

さて、私が自分の生まれ育ったこの町を好きなのかどうか、それを初めて意識したのは就職した時だった。
なにしろ生まれて初めての親元を離れての生活だし、仕事も何もかもが右も左もわからない状態。
慣れない仕事。
五月病にホームシック。
仕事を辞め、帰って故郷で働こうと何度思ったことか。
そんなことを考えながらもなんとか仕事を続けているうちに家族のありがたさや故郷のありがたさというものが身にしみてくるようになった。
その間転勤が何度かあり、私はそのたびに故郷を目指して北上を続けた。
こうなってくると故郷が、自分が生まれ育った町が好きか嫌いかという質問の答えは簡単に出てくる。
もちろん私の答えは「好き」だ。
働いている先で故郷のナンバーを着けた車を見かけるとそれだけでうれしくなるし、週末はひたすら帰省し実家を起点に故郷の写真ばかりを撮るようになったり。
おかげで数年間暮らしていたにも関わらず、隣県の中心都市で飲み歩いたり写真を撮ったりするということはほとんどないまま終わってしまった。
今考えるともったいないことをしたものである。

週末の帰省と書いたが、藩政時代には大きな意味では同じ名称の地方になっている隣県の中心都市から、たかだか100Kmの道のりを帰省と書くのは少々大げさな気もするが、特急での1時間11分(確かそれくらいだった)の行程は私にとっては結構な旅というか立派な帰省という感覚だった。
オレンジカードを買い、切符を買い、特急の自由席に乗る。
二十歳を過ぎてからはワンカップやビールを片手に特急に乗り込んだ。
故郷の町に帰る時はいい気分で酔うことが出来たが帰りは寂しく悲しく、そんな気持ちを紛らわすために酒を飲んだ。
KIOSKでふるさとの街のタウン誌を買い、絵はがきを買ってふるさとの景色を眺めたり・・・。
そんな生活を送っているうちに念願かなって生まれ育った町へ転勤することができた。
その時のうれしさは今でも忘れられない。
そして地元での仕事にも慣れ、新しい生活も軌道に乗り、パソコン通信やらホームページやらブログのオフ会に参加するようになり、様々な人と出会うようになった。
地元を愛するいろんな人たちとの交流は何かと刺激になり、ますます自分の生まれ育った町を意識するように、そして大好きになっていった。
あなたはこの町が好きですか?イエス オア ノーで答えてくださいと聞かれたら私は迷うことなく単純に「イエス」と答えるだろう。
10年後の私はどう考えているのだろうか・・・。
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2 コメント

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故郷 (とらねこ)
2016-12-27 20:10:26
私は故郷を長く出たということはない・・・半年間だけ寮生活をしたことはあったが、週末に帰れることがことのほかうれしかったし楽しみでもありました。日曜の夜に寮に戻るのが辛かった記憶も・・・ですから故郷は好きだ・・・となりますね。見慣れた景色、生活だけど嫌いではないですね・・・笑
こんばんは~ (たぬ)
2016-12-27 20:55:24
とらねこさん
私も週末帰れるようになったのがうれしく、とにかく楽しみでした。
金曜日の夜はとにかく楽しみでした。
日曜の夜・・・素面ではやってられませんでした。
あの頃の気持ちが懐かしいです。

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