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大阪杯(2010)回顧・・・得意の内回り。その内回りに振り回されて。

2010-04-05 00:00:20 | 競馬回顧

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2010'大阪杯 テイエムアンコール 1.59.5
12.1-11.1-12.8-12.3-12.0-12.2-11.6-11.5-11.7-12.2

2009'大阪杯 ドリームジャーニー 1.59.7
12.6-11.5-11.9-11.9-12.1-12.8-12.1-11.9-11.2-11.7


大阪杯、今年と去年のラップの比較。

違いは何かというと
残り600M中の急激な加速の有無だろう。

今年は中盤に
12.8-12.3-12.0-12.2で、もの凄く緩んだ。
これでもう後半は先行に位置取った
馬の優位さは決定してしまった。

あとはドリームジャーニーの単勝支持率1.2倍として
の深い信仰心がを59Kg、脚質のリスクを
どれだけ跳ね返せるか。

残り800M地点で12.2-11.6で0.6秒差の加速がある。
つまり3コーナー入ってフィールドベアが
ショウナンライジンを捕らえかかったところだ。

なぜフィールドベア秋山騎手はあそこで動いたのか。

つまり向正面の緩いラップを踏まえ、
阪神の『内回り』なら残れると
いう確信があったのではないか。
ここが流れのエッセンス。

早いスパートのためドリームジャーニーは
追っつけ気味に4コーナーを大外でまわる。

11.5-11.7-12.2のゴールにかけての減速。
残り200Mまで先頭だったフィールドベア。

12.2でのテイエムアンコールが
勝ったのはやはり位置取りで残ったと
いうことしかないように思える。
それは浜中俊騎手のファインプレーだ。

僕は何が言いたいのかというと
この『内回り』が孕むコースの性格と言ってもいい
二面性なのだ。ただの二面性ではない相反する
両極端な二面性。

ドリームジャーニーのようなキャラが
生きる面と死んでしまう面。

古い話で恐縮だけども
秋華賞のブゼンキャンドルが勝った時と
ティコティコタックが勝った時の秋華賞。
両方とも大波乱だったわけだけども

京都と阪神の違いはあるが同じ内回りの芝2000。
ジキルとハイド的な『内回り』の二面性を
まざまざと見せつけられた記憶が蘇る。

常に『揺らぎ』を魅せる『内回り』。
「小回り」と混同してはいけない。
外回りと内回りの『内回り』なのだから。

ドリームジャーニーが独壇場として
水を得た魚のように生き生きと
その気持ちの良い捲くりを披露させてくれるのも
『内回り』であり、今日のような結果もまた
『内回り』の『揺らぎ』なのである。

その『内回り』を得意コースとして
背負ってしまった宿命。

ドリームジャーニーに敗因はないのだ。
敗因を求めると見えなくなるものがある。
勝因であって敗因でもある。
敗因は勝因で常に相殺されてしまうのだ。
その逆も

その大地に生かされているだけなのだから。


『内回り』にはセンシティブに。

今日のレースで今後に生かすものが
あればと書き留めてみた。


○人気薄の秋山騎手の内回りでも動きには要注意。

○テイエムアンコールを序盤4番手に
 位置させフレキシブルな面を見せた浜中俊騎手。
 ペースが読める騎手なのだろう。

○そしてドリームジャーニーをハナ差交わした
二ノ宮厩舎ゴールデンダリアは今後も注目。



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