よむよま

よむ・よまない、それから。

小説家ビートたけし・ゴロウデラックス

2017-11-20 22:49:55 | 見る
11月16日放送のゴロウデラックスはビートたけしがゲストで、しかし、小説家として。
著書は、純愛小説「アナログ」

たけしさんは登場するところのカーテンでもがもがして「あ、こっち」と出てきた。
ギャグ?それともほんとに?

たけしさんが言うには、小説はたくさん出してるんだ、と。
でも、いままでは書いてない、しゃべったのをテープ起こししたのを手直しして出してた。
「あれはダメだね、ニュアンスが出ない」
出版社が、「今回初めて書いた」なんて言っちゃだめです、と言ったと。

テープ起こしは、言ったとおりそのまま起こしてと注文を付けておかないと、
ある程度語尾や語順を読みやすく直してしまうんですよ。(私、やってたからわかる)
「又吉が出てきて追い抜かれちゃった」
又吉さんが、今回書こうと思ったきっかけなんだって。
「芥川賞でしょ?火花で。オレはHANA-BIで賞とったけどね」
読んでみたら、三島由紀夫的というか、文学的。
小説の文章はこういうふうに書くのかと思った。
「漫才の場面はオレのほうがうまいと思ったけどね」
すごくまじめに小説について話してるたけしさんですが、必ずところどころ笑いが入る。

「アナログ」の主人公たちの出会いのシーンをゴローちゃんと外山アナが朗読。
その間、落ち着かなげにモジモジしてるたけしさん。
「恥ずかしいですね、自分の汚物を見せられてるみたい」
ありゃりゃ。

下書きしたノート4冊を持参、ほんとに書いた証拠を見せようと思って。
メモ書きというより、文章でずっと書いてあって、後で思いついたことも別の紙に書いて挿入してある。
へええ、こうやって書いてるの、とても手間がかかってる感じ。
それにノートに横書きしてるのね。
最終的に原稿用紙に清書したんだろうか。
横書きを縦書きにすると印象が変わりませんか?

さて、たけしさんに質問してみました。
まず外山アナが口火を切り、
「ゴローさんは人生の転機を迎えまして、何かアドバイスを」
ゴローちゃんも、
「そうなんですよ、転機を迎えまして。いろいろございまして」
たけしさんは「幸福の科学へ行ったらどう?」とまず笑いを取ってから、
「転機は死んだら来ない、生きている証拠、進化している証拠なんだから、いいんだよ。
脱皮すると思えば。
蚕だって、蚕が繭になって蛾になる、羽化して飛び立つまでの段階だと思えば。
実に、いまいいところに来てると思うよ」
「ああ、ありがとうございます。いや、うれしいなぁ」とゴローちゃん、すると
「成功したらお金貸して」とオチをつけて、
その後の山田くんのハンコ絵にも、
「田中邦衛じゃなくて?」ホントだ、似てる。
エンディングも、本を前に押し出して、
「あと20万部、お願いします」と笑わせて終わりました。

おもしろかった。とってもまじめな印象だった。
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