二十四節気の寒露は、露が冷気によって凍てつきそうになるとき。雁をはじめとした冬鳥たちが渡ってきて。コオロギの声が聞こえなくなって、菊の花が咲く。
といっても、どのくらいの日本人が今、この季節感を感じられる自然環境、そして時間的ゆとりあるのかな、ともちょっと思う。あたし、たぶん、雁の声、聞いたことない気がする。
さて、寒露は、晩秋頃、秋の草に宿る冷たーい露のこと。
収穫期。物事は冷たくなることによって、冬眠を察し、実になって眠る。それは誕生であり、死。だけど、種のすごいところは何年経っても発芽する。逆にいうと春に環境を作らないと発芽できない。もしかしたら、みんなの中にも種、眠っているかもよん。
種、生命を込めたものができる。モラトリアムの一部を冬眠させる。一瞬、業績になっていない実績がゼロになったと思わされてしまう時期。けれど、ね、露の音、聞こえるでしょ。凍っているから、露、耳を澄ますと聞こえるの。
と同時に、目には、現実、みえないけれど。だけど、この時期、みえないほうがよいときもある気がする。だって、サプライズ、感動は物事を躍動させるエネルギーだから。ある意味、自分の中に将来のためのダイナマイトを仕込んでいるといってもいいかもしれない。
いずれにせよ、なくなったわけではない、ただ性質を変えただけ。
優しさには複数の種類があることをしる。小さく見えてもつまっていて奥が深い可能性あり。結論を急がないほうが良い時期、な気がする。グツグツとね、熟成させていくの。骨まで溶かして別の生き物に、種になる。
夏とは裏の世界が始まる予感。お休みじゃなくてね、きちんとした冬の生命の世界、死とは違うあたしたちの世界。はじまる予感、感じて、そして、今年の冬、一緒に味わいましょう。
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