映画と本の『たんぽぽ館』

映画と本を味わう『たんぽぽ館』。新旧ジャンルを問わず。さて、今日は何をいただきましょうか? 

僕だけがいない街

2016年09月18日 | 映画(は行)
時をさかのぼり、やり直し



* * * * * * * * * *

藤沼悟(藤原竜也)には、不思議な力があります。
それを「リバイバル」と彼は呼んでいるのですが、
自分の周囲で危険な事故や事件が起こりそうになると、自動的にその数分前に戻り、
その原因を取り除くまで何度もその場面を繰り返す、という能力。
能力というべきなのでしょうか、自分の意志ではなく、自然にそうなってしまうのですけれど。


さてある日、覚の母親が何者かに殺害されてしまいます。
そこで「リバイバル」が起こるのですが、なんと18年前、小学生の自分に戻ってしまった。
その当時、悟の同級生が被害者となった連続誘拐殺人があったのですが、
どうやら母親の死はその事件と関係がありそうなのです。
コナンくんじゃないけれど、小学生の悟が大人の頭脳で、
身の回りの出来事の細部を見て推理をめぐらします。


彼がそこで見たのは、親から暴力を受けている同級生の女の子でした。
実はこの少女は、連続誘拐殺人の被害者だったのです。
そこで、悟は母やクラスの友人の助けを得て、
彼女を親の暴力と誘拐犯の手から助けようと奮闘します。
悟はそれまであまり人と関わろうとしない、
友人もいない子供であり、また青年でもあったのですが、
18年前に戻り自らの使命を果たすために、人と深くかかわらざるを得なくなるのです。

また、悟が好きになりかけた愛梨(有村架純)ですが、
彼が18年前に遡り歴史を変えたことで、二人の現在の関係も変わってしまうというのも切ないのでした。



周りの出来事も変わっていきますが、彼自身も変わっていく。
なかなか良く練られたストーリーです。



真犯人は狡猾で、常に自分以外の人物に疑いがかかるように罠を仕掛けます。
怪しい人物は何人かいるのですが・・・
きゃ~、それだけはなしにして欲しかった。
イイ感じの人物だったのに~。



ということで、タイムスリップものと、ミステリとロマンも楽しめる
なかなかのおすすめ作品でした。

僕だけがいない街 スタンダードエディション [DVD]
藤原竜也,有村架純,及川光博,石田ゆり子,杉本哲太
KADOKAWA / 角川書店


「僕だけがいない街」
2016年日本/120分
監督:平川雄一朗
原作:三部けい
出演:藤原竜也、有村架純、石田ゆり子、杉本哲太、及川光博、鈴木梨央、中川翼

SF度★★★★☆
ミステリ度★★★★☆
ロマンス度★★★☆☆
満足度★★★★☆

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