映画と本の『たんぽぽ館』

映画と本を味わう『たんぽぽ館』。新旧ジャンルを問わず。さて、今日は何をいただきましょうか? 

バクマン。

2015年10月11日 | 映画(は行)
友情・努力・勝利!!



* * * * * * * * * *

大場つぐみ&小畑健原作コミックの映画化。
正直、私のようなオバサン向けの作品ではないのでしょうけれど(多分)、
元来漫画好きの私は、ものすごく楽しめました!
何しろ主人公二人が佐藤健さんと神木隆之介さん、
これだけでもう期待が高まってしまいます。



真城最高(佐藤健)と、高木秋人(神木隆之介)は、
高校のクラスメイト。
二人は突如漫画家になる決心をします。
サイコーの叔父はプロの漫画家だったのですが
仕事による過労が元で亡くなっているのです。
そのため、漫画を描きたい気持ちはありながら、ためらいもあったサイコー。
けれどシュージンの強力な誘いと
声優志望のクラスメイト亜豆(アズキ)と、ある約束を交わしたために、
すっかりやる気になってしまったのです。

目指すは少年ジャンプの連載。
そして、読者アンケートの1位! 
しかし彼らの前に、同じく高校生の天才漫画家新妻(染谷将太)が立ちふさがります。





友情、努力、勝利。
まさに少年ジャンプのコンセプト通りに、熱い少年たちのストーリーが展開します。
彼らは剣ではなくてペンで闘うわけです。
しっかりそういうシーンも挿入されていました。
これぞ、るろうにペン心、なんつって



マンガ原稿の絵が浮かび上がり、部屋を覆っていく。
これはCGではなくてプロジェクション・マッピングだそうですが、
素晴らしく効果的でステキなシーンでした。



それにしても、連載って確かにものすごく大変そうです。
ましてや彼らは高校生。
作中ではサイコーとシュージンはもっぱら寝不足解消のために学校へ行っていたようですが・・・。
こんな生活をしていたら体が持つわけがありません。
読者アンケートというのもものすごいプレッシャーなんですね。
そんな中で、たった一人マイペース、まさに天才の新妻が凄い。
彼は学校に行っていないのでしょうか???


私は最後にサイコーの元を訪れた新妻は、実はサイコーを手伝いたかったように思えたのですが、
サイコーはそれを侮辱としか受け取らなかった。
実のところはどうだったのだろう。
原作に同じシーンが有るのなら確かめてみたいところです。
映画もこのシーンは、3人が化学反応を起こして
それぞれの胸中を垣間見せる大事な場面となっていました。



それから私は気になってしまったのですが、本作には彼らの親が全く登場しません。
我が息子が、勉強もせず漫画家目指して必死!
なんていうことを知ったら、心穏やかではないはず。
ましてや体を壊してまで・・・。
そういう家庭状況を一切排除したのは、まあ余計な枝葉を省くということですっきりはしていますが、
実のところとても気になります。
これも原作ではどうなっているのか、確かめたいところです。


そうそう、凄いと思ったのは小松菜奈さん演じる亜豆が、
本当にサイコー描くところの美少女とそっくりなんですよねえ・・・。
いかにも少年漫画の憧れの少女風。



この次は、ぜひ彼らが描く漫画のストーリーを、
同じキャストで映画化してほしいと思います!!



「バクマン。」
2015年/日本/120分
監督:大根仁
原作:大場つぐみ、小畑健
出演:佐藤健、神木隆之介、小松菜奈、桐谷健太、新井浩文、染谷将太、山田孝之

友情・努力・勝利度★★★★★
満足度★★★★☆
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2 コメント

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こんにちは! (minori)
2015-10-31 13:14:52
TBありがとうございました!

確かに自分の息子が体壊してまで漫画描いてたら反対したくなっちゃいますよね。もしくはアシスタントを勝手に雇いそうです、私の場合w

私もエイジくんはお手伝いしたかったんだろうな、と。だけど不器用だからあんな態度になってしまい、またサイコーのほうも人生経験が薄いせいなのかあまりそういう心の機微までわからなかった感じだった気がします。

またお邪魔しますねー♪
こんばんは! (たんぽぽ)
2015-10-31 20:33:50
>minoriさま
コメントありがとうございました。
エイジくんとサイコーの気持ちの部分、同じように感じた方がいて、うれしいです。
身の回りに私のような年で、本作をみるような人もいないですし・・・。
でもまあ、親の視点にまで立ってしまうのは余計なことかな・・・?

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