映画と本の『たんぽぽ館』

映画と本を味わう『たんぽぽ館』。新旧ジャンルを問わず。さて、今日は何をいただきましょうか? 

メリダとおそろしの森

2013年01月15日 | 映画(ま行)
母と娘の葛藤



            * * * * * * * * *

ピクサーによるアニメですが、
女性が主人公となるのは今回が初めてだそうです。
というのも、これまですべて男性監督によるものでしたが、
今作は女性監督、ブレンダ・チャップマンが立っています。
ということで、今ではもう手垢がついている感の、父と息子の葛藤ではなく、
母と娘の葛藤がテーマ。
単に置き換えただけ? 
まあ、そうかも知れませんが、
息子は父と同じく“勇気と力”を求められますが、
娘は聡明さはもちろんのこと、さらに加えて、結婚により家と家を結びつけること、
そして子どもを産むことを強要されるんですね。
そこはどうしても避けられない。
赤毛でチリチリ天然パーマという個性的な王女メリダは、
真っ向からこの宿命に対決します。



スコットランドの古い王国ですね。
なんだか懐かしい感じがする。
メリダの母は、王女としてのあり方に厳しく、
いつもメリダに口うるさくお説教。
しきたりによって同盟の3国どれかの王子と結婚しなければならなくなりますが、
自由がほしいメリダはそんなのはまっぴらごめん。
そんな時、不思議な鬼火に導かれ、
森の奥深くに足を踏み入れると魔女の家がありました。
メリダは思わず「魔法で母と自分の運命を変えて欲しい」と魔女に頼みます。
しかし、その魔法によって恐ろしいことがおこってしまう。



今作のどの映画紹介を見てもここのところは秘密らしくて、書かれていませんね。
だからここでもネタばらしは避けますが、
全く予想と違うことが起きます!
だからなのか、なんだか始めにイメージしていた方向のストーリーとは違うような気がしてしまうのですが・・・。
でもその描写はすばらしいんですよ。
一見の価値はあります。





結局、身から出たさびなんですが、
メリダは勇気を持ってその運命をもまた変えていく。
素敵な王子様が助けに来たりはしません。
自立した人として、自ら解決しようという、まあ、普通のお話・・・。
う~ん、もう一捻り欲しかったような気もします。
女は庇護されるだけではない、
自らのために行動するし、結婚や出産だけが生きがいなんかじゃない。
・・・というのは今この時代、
もう当たり前になっていると思うので・・・、
今更の感もあるのでは・・・?。

メリダとおそろしの森 [DVD]
ディズニー
ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社


メリダとおそろしの森 ブルーレイ(3枚組/デジタルコピー & e-move付き) [Blu-ray]
ディズニー
ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社


2012年/アメリカ/94分
監督:マーク・アンドリュース、ブレンダ・チャップマン
出演(声):ケリー・マクドナルド、ビリー・コノリー、エマ・トンプソン、ケビン・マクキッド、クレイブ・ファーガソン
動物の描写★★★★★
女性の自立★★★★★
満足度★★★☆☆
『映画・DVD』 ジャンルのランキング
コメント   トラックバック (2)   この記事についてブログを書く
この記事をはてなブックマークに追加
« 「火山のふもとで」 松家仁之 | トップ | LOOPER ルーパー »
最近の画像もっと見る

コメントを投稿


コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。

あわせて読む

2 トラックバック

この記事のトラックバック  Ping-URL
  • 送信元の記事内容が半角英数のみのトラックバックは受け取らないよう設定されております。
  • ※ブログ管理者のみ、編集画面で設定の変更が可能です。
「メリダとおそろしの森」 大人としての勇気 (はらやんの映画徒然草)
初めて予告を観たとき、「プリンセス」「魔法」「魔女」という要素が強く印象に残りま
メリダとおそろしの森 / 月と少年 / ニセものバズがやって来た (チケット持って、おさんぽ行こう)
BRAVE(2012) メディア:映画 Anime 製作国:アメリカ 公開情報:劇場公開(ディズニー) 初公開年月:2012/07/21 ジャンル:アドベンチャー/ファンタジー 私が、守り抜く。 ☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★ 脳内に感想散らかり放題の状態ですが、相変わらずの文章力...