映画と本の『たんぽぽ館』

映画と本を味わう『たんぽぽ館』。新旧ジャンルを問わず。さて、今日は何をいただきましょうか? 

「バーナム効果であるあるがある」川原泉

2017年07月25日 | 映画(は行)
長く待ったワリには・・・

バーナム効果であるあるがある (ヤングアニマルコミックス)
川原泉
白泉社


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川原泉6年ぶりの新刊コミックス!
彰英高校バレー部の真世と事務長の鷹彦、
そして謎の火星人・ルルーニュの不思議な交流を描いた「バーナム効果であるあるがある」、
そして弓道部に入部した新入生・凜さんを描く「これから私は武士になる」の2編を収録。


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川原泉さんの「~がある」シリーズの最新刊。
えーっ? 
6年ぶり?
しばらくぶりとは思ったのですが、6年も経っていたとは!!
6年といえば生まれた子供がまもなく小学生になるというところですよ。
もうランドセル買ってますよ!!
ファンとしては待ち時間が長すぎ・・・、
だから全集が出たのか・・・。


さて本巻は、これまでと同じく彰英高校が舞台なのですが、
なんと高校の驚くべき隠された真実が明らかにされます!!
この高校の旧講堂にはすんごいものが隠されていて・・・、
謎の異星人ルルーニュが登場します。
ふう、面白くはあるけれど、
これまで地道に進んできたストーリーからはかなりの飛躍。


そして、もう一話「これから私は武士になる」は、
弓道を始めた少女のストーリー。
ややマイナーでよくわかっていなかった弓道のうんちくが色々と語られます。
が、おどろくべきことにこれが、「つづく」となっていて、完結していないのです。
それはないよ~。
この続きが読めるのはまた6年後? 
そもそもこれ「~がある」シリーズではないのか?
悪いけれど、そんなわけで本巻、
私にとっては満足度が低いです。

「バーナム効果であるあるがある」川原泉 白泉社
満足度★★☆☆☆