ガンバレ、ニッポン

なんか、不安定なニッポンですね。

<大阪市>ヘイト条例 名前公表に壁 実効性向上めざし諮問

2017-04-30 07:49:54 | 社会
デモやサイトへの投稿などが民族や人種への憎悪をあおるヘイトスピーチに当たると審査会が認定すれば

って。。

ブログでも

自由に書けないってことですよね。。





ソースから

大阪市が全国で唯一施行したヘイトスピーチ抑止条例に基づく規制措置が、個人情報保護や通信の秘密との兼ね合いで実行できなくなっている。条例ではヘイトスピーチと認定した行為者の氏名や団体名を公表できるが、3月に初めて認定したインターネット上の動画3件の投稿者はいずれも実名を特定できず、公表は困難な状況だ。市は28日、こうした匿名の投稿への対応策について判断をあおぐため、有識者の審査会に諮問した。

 大阪市条例は、デモやサイトへの投稿などが特定の民族や人種への憎悪をあおるヘイトスピーチに当たると審査会が認定すれば、市は当事者の氏名や団体名を公表できる。審査会は3月、大阪市内でのデモ行進と街頭宣伝の様子を動画サイトに投稿した計3件を認定した。市はサイトの運営会社を介して投稿者に氏名や住所を開示するよう求めたが、1件は拒否、2件は反応がなかった。

 市の個人情報保護条例は、原則として個人情報は本人から取得すると規定。公然と実施されるデモ行進などは団体名を特定しやすいが、サイトへの投稿や書き込みはハンドルネームを使うことが多い。ヘイトスピーチ抑止条例では強制的に氏名を開示させることはできず、ハンドルネームを公表できるという規定もない。プロバイダーには電気通信事業法に基づく守秘義務があり、本人の同意を得ずに氏名を市側に提供できない。

 今回の3件のうち、1件は投稿者が自主的に削除。他の2件は、運営会社が市側の要請に応じて削除した。被害の拡大を抑止した効果はあったが、当事者を特定して公表することで規制につなげる効果は果たせていない。

 市は規制の実効性を高めるため、匿名の当事者への対応策について審査会に諮問。吉村洋文市長は「個人情報を所有するプロバイダーにどういう形で提供を要請できるか考えたい」と話している。ハンドルネームの公表などが考えられ、審査会の答申を踏まえて条例の改正も視野に入れる。

 被害を申し立てた市民団体「ヘイトスピーチを許さない!大阪の会」の文公輝(ムンゴンフィ)事務局長は「市の削除要請に業者が応じたのは条例が根拠となったためだ」と評価をした上で、匿名でネット上に投稿を繰り返す当事者には「アカウント名の公表などでツールを奪うべきだ」と話した。【岡崎大輔】

 ◇「一定の抑止効果ある」

 ヘイトスピーチ問題に詳しい師岡康子弁護士は「当事者の氏名情報取得に向けた市の姿勢は評価できる。ハンドルネームやヘイトスピーチの内容を公表するだけでも、発言者や社会一般に対して抑止効果がある。法務省の人権救済手続きは現在、ハンドルネームの場合は対象としないので、国の手続きの改正を促す意味も大きい」と指摘する。


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