たのしい まいにち。

花を育てたり読書をしたり娘たちとすごしたり・・・

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オランダに来てみれば。

2014-02-16 | おおむね長女のこと
コメントを頂いたとんとんさんとやり取りをしているうちに

「オランダに来ました」の文章を思い出しました。

去年もブログで紹介しましたが、また紹介してみます。

      過去の記事----→クリック

アメリカのダウン症児のお母さんが親の会のパンフレットのために1987年に作った文章です。


「オランダへようこそ」(訳文)

障害をもった子どもを育てた経験を話してほしいと頼まれることがよくあります。

障害をもった子を育てるというユニークな経験をしたことがない人が、それがどういうことかを理解できるように、

またどのような気持ちだったかを想像できるようにと・・・それは、こんな感じです・・・



赤ちゃんができたとわかった時は、イタリアへの素晴しいバカンスを計画しているような気持ちです。

あなたはガイドブックを何冊も買い、素敵な計画を立てるでしょう。

コロッセウム遺跡、ミケランジェロのダビデ像、ベニスでのゴンドラ・・・

旅に必要なイタリア語もいくつか覚えるでしょう。

準備のすべてが、とてもエキサイティングです。

こんな待ちわびた月日を過ごした後に、その日はついにやってきます。荷造りをして、そして出発するのです。

何時間かたつと、飛行機は着陸します。CAがやってきて、こう言うのです。

「オランダへようこそ。」

「オランダ?」とあなたは言います。

「オランダってどういうこと??イタリア行きのチケットを買ったのに!イタリアに着いたと思ったのに。

イタリアに行くのが、ずっと夢だったのに。」フライトプランは変更されてしまったのです。

飛行機はオランダに着陸していました。あなたは、オランダで過ごさなければならなくなりました。

今、大事なことは、あなたは、恐ろしくて、いやな場所に連れて来られたということではないということです。

ただ、ちょっと行先が違っていただけなのです。

だから、あなたは、街に出て新しいガイドブックを買わなければなりません。

そして、新しい言葉を覚えなければいけません。今までなら出会わなかったいような人々に出会うことでしょう。

ただ、ちょっと場所が違っていただけなのです。

ここは、イタリアよりゆったりしたペースの、イタリアほど派手ではない所です。

でも、何日かここで過ごし、深呼吸をして、まわりを見回すと‥‥

ここには風車小屋があるのに気付き、そしてチューリップがさいていることにも気付きます、

ここにはレンブラントの絵もあるのです。

あなたの周りのだれもが、忙しいイタリア旅行に行き、だれもが、イタリアでいかに素晴しい時間を過ごしたかについて自慢するでしょう。

あなたはその後の人生の間中、「そう、そこが私が行こうとしていた所なんだ。」「それが私が計画していたことなんだ。」と言うでしょう。

そのような苦しみは、決して消えることはないでしょう。

なぜなら、その夢がなくなってしまったのは、確かなことだからです。

しかし‥‥もし、あなたの人生をイタリアに行けなかったと嘆くことに費やすなら、

あなたは、オランダでの特別なこと、とても素敵なことを自由に楽しむことは決してできないでしょう。

    



最初に読んだ時も、今も涙があふれる文章です。

私が一番大変だったのは、オランダに来たことに気付かないで

イタリアのガイドブックを持ったまま「何か違う・・・」と街をさ迷っていた頃です。

そんな時に「ここはオランダですよ~~~、こっちに行くといいですよ~~」と教えてくれたのが

長女の療育の先生方でした。

オランダに来てみれば結構面白いこともあったりして、

世の中の仕組みや、人の情けや

はたまた無理解なども味わったりして。

でも今は、ちゃんとイタリアに着いたけどイタリアしか知らない友達に

「あたしなんかオランダのことも知ってんだかんね~~~」と言えちゃうくらいです。




それにしてもオリンピックでオランダ強いですねえ~~

立派です!

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7 コメント

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こんばんは (とんとん)
2014-02-16 17:13:10
オランダの素敵なお話ありがとうございました。涙がでました。住めば都的なことですよね。ずっとイタリアにこだわって未練がましく生きて行くことはとても辛いですものね。この場所を受け入れた方が楽しそうです。まだまだ時間はかかりそうですけど…。レントゲンの話もありがとうございます。療育もその地域によって全然違いますね。私も色々調べたら県庁所在地は療育施設が充実していました。ちなみに私は茨城県在住です。福島県も車で一時間もかからないので買い物にたまに行きますよ。私のところも震災が大変でした。アリッサムさんの県は本当に大変でしたね。自然災害は本当にどうしようもないんですね。家の娘はちょうど震災の月に産まれました。元気に育ってくれています。それだけでも幸せなことですね。またアリッサムさんに元気をいただきました。ありがとうございます。
Unknown (kanon)
2014-02-16 22:02:22
前回もコメントせずにいられませんでしたが、今回も(笑)
何度触れても泣かされます。素敵なお話です。

このお話、私もお借りしていいでしょうか。
私もブログで紹介させていただきたいな、なんて…。
とんとんさん。 (アリッサム。)
2014-02-17 16:39:30
茨城ですか!
お隣ですねえ~~
ウチもジョイフル本田に行ったりしますよ~
去年はPTAで6年生を引率して筑波山にも登っちゃいました。

震災はお互い大変でしたよね。
三号機が爆発して東京に避難したのですが
諸事情でこちらに戻る途中、夜、計画停電と津波で真っ暗な茨城の街を通りました。

娘さんはもうすぐ3歳ですね。
おめでとうございます。
大変な中の子育て、頑張りましたね!

オランダの話、ホントにいつ読んでも泣けます。
私はオランダに居る・・・って気づくのが遅く、
長女には可哀相なことをしました。
kanonさん。 (アリッサム。)
2014-02-17 16:49:13
もちろんOKです。
私もダウン症のきょうだい児の方に紹介されたんです。

先日、ダウン症の女流書家の金澤翔子さんの席上揮亳と
お母さまの講演会を聴きました。
お母さまは翔子さんを日本一にしたかったそうです。
妊娠中から「生まれた子を日本一にする」と決めていたそうです。
その子に障害が有ると知り愕然とした・・・と。

オランダに着いたことを認めるのはつらい作業ですよね。
でも、オランダの素晴らしさも知ってますよね。
はじめまして (まりあ)
2014-02-24 17:04:08
アリッサムさん、はじめまして。
まりあと申します。
てんかんとパニック障害の娘と、自閉症の息子の母です。
kanonさんのところで、「オランダへようこそ」を読み、感動して、こちらに来させて頂きました。
本当に、心に響く素敵なお話ですね。
同じように自閉症の息子さんを持つ友人にメールで、このお話を紹介してもよろしいでしょうか。
きっと励まされると思います。
まりあさん。 (アリッサム。)
2014-02-24 18:19:12
はじめまして、まりあさん。
お友達への紹介、OKですよ~

心にしみいる文章ですよね。
私もいつ読んでも泣けて来ます。
Unknown (まりあ)
2014-02-24 21:20:44
ありがとうございます。
さっそく、友人に紹介させて頂きますね。

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