戦闘妖精・雪風<改>
お話の流れ
地球と惑星フェアリイ近くの宇宙をつなぐ超空間通路が突如、南極大陸に現れ、未知の異星体・ジャムの地球侵攻がはじまった。人類一丸となって地球圏からジャムを押しやり、フェアリイに実戦組織FAFを派遣し、超空間通路の(地球からみて)向こうにジャムを止めていた。FAFの最新技術・最高の戦闘能力は戦いに一切関与しないで戦闘の様子を記録し続ける、特殊戦、通称ブーメラン部隊と呼ばれる集団である。
このお話はブーメラン部隊の雪風という愛称の戦闘機とそのパイロット深井を中心に描かれる。雪風と深井はその飛行能力と情報を駆使し、必ず帰還するという任務を遂行していく。やがて、雪風の判断は情報の蓄積により深井の、FAFの、戦術コンピュータの予測を越えるようになる。それはジャムとの戦いに人間は不要といわんばかりに。
感想
ジャムがまったくもって正体不明で人間ではなく、戦闘機を敵対視し、興味を持っている風に描かれているのが何度読んでも面白い設定です。だからこそ、
妖精を見るには
妖精の目がいる
という言葉は雪風のシリーズにはじめて触れて以来、私にとって重みがあリ続けている。
<改>は本作品が1984年に出された作品の改訂版を表します。旧版(改訂前)の続編が連載を経て、出版され、さらに映像化され、シリーズ通じての整合性を考え2002年に世に出ました。続編、映像(1作目)は直ぐチェックしたが旧版を読んでいた私は改訂版である<改>をわざわざ読むことはなかった。しかし、若干の違和感を感じたので程なく、<改>をかって読み始めるが最初の章でその違和感は解消されなかった。雪風という作品への思い入れが強かった所為か、最初の章で読むことを止めてしまった。ただ、ずっと本棚の最前列に置いておいた。ということで、今回、改めて<改>を手にとってみた。やはり、最初と最後には違和感を感じる。ただし、真ん中は著者が語っているようにほとんど手を入れられていないし、違和感を感じるラストも基本的に変わっていないので是非とも皆さんに読んでいただきたい。
違和感というのは実は私の変化かもしれない。それを確かめるべく、旧版と続編を読みなおしたいと思いました。
お話の流れ
地球と惑星フェアリイ近くの宇宙をつなぐ超空間通路が突如、南極大陸に現れ、未知の異星体・ジャムの地球侵攻がはじまった。人類一丸となって地球圏からジャムを押しやり、フェアリイに実戦組織FAFを派遣し、超空間通路の(地球からみて)向こうにジャムを止めていた。FAFの最新技術・最高の戦闘能力は戦いに一切関与しないで戦闘の様子を記録し続ける、特殊戦、通称ブーメラン部隊と呼ばれる集団である。
このお話はブーメラン部隊の雪風という愛称の戦闘機とそのパイロット深井を中心に描かれる。雪風と深井はその飛行能力と情報を駆使し、必ず帰還するという任務を遂行していく。やがて、雪風の判断は情報の蓄積により深井の、FAFの、戦術コンピュータの予測を越えるようになる。それはジャムとの戦いに人間は不要といわんばかりに。
感想
ジャムがまったくもって正体不明で人間ではなく、戦闘機を敵対視し、興味を持っている風に描かれているのが何度読んでも面白い設定です。だからこそ、
妖精を見るには
妖精の目がいる
という言葉は雪風のシリーズにはじめて触れて以来、私にとって重みがあリ続けている。
<改>は本作品が1984年に出された作品の改訂版を表します。旧版(改訂前)の続編が連載を経て、出版され、さらに映像化され、シリーズ通じての整合性を考え2002年に世に出ました。続編、映像(1作目)は直ぐチェックしたが旧版を読んでいた私は改訂版である<改>をわざわざ読むことはなかった。しかし、若干の違和感を感じたので程なく、<改>をかって読み始めるが最初の章でその違和感は解消されなかった。雪風という作品への思い入れが強かった所為か、最初の章で読むことを止めてしまった。ただ、ずっと本棚の最前列に置いておいた。ということで、今回、改めて<改>を手にとってみた。やはり、最初と最後には違和感を感じる。ただし、真ん中は著者が語っているようにほとんど手を入れられていないし、違和感を感じるラストも基本的に変わっていないので是非とも皆さんに読んでいただきたい。
違和感というのは実は私の変化かもしれない。それを確かめるべく、旧版と続編を読みなおしたいと思いました。
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