所謂大型店舗の先駆け的存在で売れ筋は必ず置いてあった。私は啓文社の1階で「ムー」や「ノストラダムスの大予言」などを立ち読みしたものだが、買い物もよくした。入手困難な図書はここから取り寄せた。今ではアマゾンに注文すると翌日には物が届く時代だが、当時は1ヶ月待ちが普通だった(笑)
啓文社から南の筋は少年の遊び場だった。現まちなか情報室ぜっぴ(笠岡町1‐8)が「おたまじゃくし(中古の楽器店)」、そして皆成学院(同町1‐9)が「スガナミ楽器店」だった。
平成10年(1998)3月竣工のダイアパレス本通り(笠岡町1‐13 ※1階がとおり町交流館)は「ショッピングセンター(旧ほんど~るピック)」跡地に建っている。センターは「もりい化粧品店」など数軒が共同出資して出来たもので地下1階に中華料理店などがあった。私は貴重なイタラエリのプラモデル(戦車)を買うためにセンターに寄ったものである。
国輝堂本店(スポーツ用品)、紀伊国屋結納店、大黒座(映画館)、はぶ文泉堂(文具)がある一角は賑やかだった昔のままだ。懐かしいショッピングセンターの写真をぜひとも「まちなか交流プラザふくふく(今町4-23)」に展示して欲しい。