硝子戸の外へ。

善いことも悪い事もわけ隔てずよく見聞きし、考え、足らない事を知り、恥をかきつつのんびりと独り言をつぶやいてます。

ゴジラ展

2017-08-09 16:36:20 | 日記
昨日、名古屋市博物館で開催されているゴジラ展を観に行きました。
子供の頃、夢中になって観ていた映画の制作過程がどのようなものであったのかを知りたいという理由で足を運んだのですが、その気持ちを十二分に満たすことが出来が展覧会でした。

昭和29年に公開された「ゴジラ」。僕はテレビ放送で(このころは家にはテレビは一台というのが普通でした)家族と共に見た記憶があるのですが、総天然色世代の僕には白黒画面での映像はなんだか怖いという印象しか残りませんでした。
でも、ゴジラ展でかかっていた白黒の「ゴジラ」を観てみると、「シン・ゴジラ」も確かに面白かったのですが、訴えてくるものが全然違う事にとても驚き、それは、制作されたのが昭和20年代、つまり戦争という理不尽な争いが身に染みている人たちが創ったことが、作品に普遍的な印象を与えたからではないかと思いました。

また、展示品の中には「第五福竜丸」の記事もあり、この展覧会のメタファーを感じる事も出来ました。

また、児童の頃、今ではもう跡形も残っていない映画館へ観に連れてってもらって、強い印象を受けた「ゴジラ対ヘドラ」が(環境破壊をテーマにしていたというのはしっかり覚えていて、汚れた用水路をみては「ヘドラが生まれるかも」と恐怖した記憶があります)余りにも小さい頃の事であったことを再確認して驚嘆しました。

そして今日、朝刊の小さな記事の中にゴジラの中に入っていた中島春雄さんの悲報をみました。
とても複雑な思いの中で記事を読み、一面のコラムの記者さんも同世代のようで、その働きを賛美してみえた。(中日春秋です。興味のある方は一読してみてください)

時代は過ぎ去り、時間は未来へ向かってゆくけれども、その功績とゴジラという時代の鏡はこれからも受け継がれてゆくのだろうと思います。

名古屋市博物館、ゴジラ展 9月3日まで。

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