たんべぇ山から

山歩きの記録、出会った植物を紹介します。



冬の蔵王『熊野岳』に登る 2009年2月22日(日)

2009-02-25 | 東北の山

*
*
*

1月の八ヶ岳でのプチ凍傷から約一ヶ月、まだ少しだけ痛みは残っていますが、思い切って冬の蔵王に出かけることにしました。
「大人の休日倶楽部パス」の利用期限が2月23日なのでギリギリのタイミングです。
蔵王最高峰「熊野岳」に登頂できるかどうかはお天気次第、幸い前日の予報でマークが付きました。

やる気満々、当初はライザスキーワールドから刈田岳~熊野岳~地蔵山を経てロープウェイで蔵王温泉に下るプランをたてました。が…どんなに晴天でも稜線上の強風は避けられないでしょう!それに蔵王のお天気は変わりやすく、たちまちホワイトアウト状態になることもあるとか…

やはり完治していない右手指が心配です。
あれこれ考えた末に、より手軽に熊野岳の山頂に立つことができる蔵王温泉から往復ロープウェイを使うプランに変更しました。


東京発06:12の新幹線で山形に向かいます。
宇都宮あたりの車窓越に見える日光の山々は朝日に輝き、福島まで来ると安達太良山がクッキリ、この晴れ間が少しでも長続きするよう祈るような気持ちで一刻も早い山形到着を願います。

09:05山形駅に到着、蔵王温泉行きのバスは09:40ですが、休日には臨時バスが出ることもあると聞いているので、とりあえずバス停まで急ぎます。

この読みは大当たりで、臨時直行バスが09:20に出発しました。
乗車時間約40分で蔵王温泉バスターミナルに到着、ロープウェイ山麓線はここから10分ほど歩きます。途中のコンビニ(ファミマ)で食料を買い込み、樹氷観光のお客さんに混じって並ぶこと30分、ようやく山麓ロープウェイに乗ることができました。
ここから中間点の樹氷高原駅までの乗車時間は7分、スキー場を眼下に見ながらの楽しいひとときです。


【山行日】2009年2月22日(日)

【メンバー】夫、ふう子

【コース】山麓駅10:05/10:40========ロープウェイ山頂駅11:00/11:40-----地蔵山11:55/12:10-----ロープウェイ山頂駅12:25/35-----熊野岳13:20/30-----地蔵岳14:15-----ロープウェイ山頂駅14:25/14:55======山麓駅15:20



~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


56人乗りのロープウェイに私たちは55,56人目で乗り込むことができました。



樹氷高原駅からロープウェイ山頂駅まではさらにゴンドラに乗り継ぎます。


11:00山頂駅

ゴンドラを降りると外はやっぱりサム~~イ!!
オーバーズボンとスパッツなどの身支度を整えるのに手間取り
11:40分のスタートとなりました。





地蔵山方面

立ち入り禁止のロープが張られていますが、地蔵山から熊野岳に登るにはロープを無視するしかありません。
ロープは樹氷観光のお客さん向けのものでしょう(?)



こんなふうに沢山の人たちが地蔵山に登っています。




地蔵山の中腹から振り返ると小高い丘のように見える三宝荒神山



お目当てのアイスモンスターは先週の高温で一旦解けてしまい、只今成長中なのだそうです。



等間隔で杭が打ってあるので安心です。


雁戸山方面


11:55 地蔵山山頂

山頂駅を出て15分で地蔵山山頂に着きました。
ロープウェイの窓越しにクッキリ見えていた朝日連峰と月山、地蔵山頂から写真を撮るのを楽しみにしていたのに、霞んでしまいました。

それにしてもすごい風で、気を抜くと吹き飛ばされそうです。


エビのシッポ

あちらのオジサマは立ってられなくて座り込んでいます。



熊野岳方面

地蔵岳から熊野岳は目と鼻の先に見えます。
風は強いけど道しるべの杭もシッカリ見えているので熊野岳まで行けそうです。
“よし、行こう!!”と出発したのですがあまりの強風に体ごと持っていかれそう、西側から吹きつけるすさまじい風にほんの数十メートル進んだところで“やっぱり無理だわ!!”とすごすご退散と相成りました



エビのシッポと雁戸山

こんなカリカリのエビのシッポができるのですから、やはり冬の蔵王はすごいです!!

残念だけど一旦山頂駅に戻ります。




樹氷と眼下に見える山頂駅

あっという間にロープウェイ山頂駅に戻ってきました。






せっかくだからお地蔵様と記念撮影。

山頂駅に戻ってくると、地蔵山の烈風が嘘のようです。

諦めがつかないまま辺りをうろうろ。


そして、樹氷群の中をスノートレッキングをすることにしました。

気持ちのよい雪原歩き♪




“雪の女王”「さぁ、こちらへいらっしゃい!」と語りかけているようです。



調子に乗って雪原を進んでいくと、地蔵山から熊野岳へ続く稜線が見えてきたので行ってみることにしました。
稜線に出ると、風は強いものの地蔵山ほどではないので、さらに先へ進んでみます。
もちろん、危険を感じたらすぐに引き返すつもりです。

途中で二人の登山者とすれ違ったので状況を尋ねると「避難小屋を経て15分ほどで山頂です」と教えてくださいました。
と言っても、人の声は風に持って行かれ、実ははっきりとは聞き取れなかったのですが、たぶんそのようにおっしゃったようです。 



分岐に着きました。ここを右に行けば熊野岳の山頂です。
時間的にもこの辺りに避難小屋があるはずなのですが雪に埋もれているのか見つけることができません。

「おかしいな?」と思いながらも杭に導かれ右に曲がり熊野岳山頂へ向うことにしました。

小屋は見当たりませんが、人工的にえぐれたような場所があったのでそこにスノーシューをデポし、つぼ足で行くことにしました。夫はスノーシューを履いたままです。


10分ほどで山頂らしき祠が見えてきました。

分岐から山頂はすぐでした。




カリカリに凍りついた熊野神社



これが熊野岳の道標なのかしら?凍りついており確認することは出来ませんでした。




右側が斉藤茂吉の石碑かな?



鳥居です。



全体はこんな感じ

だれもいない山頂で10分ほどウロウロしましたが、時折吹く突風が雪を舞い上げ視界が利かなくなることもあるので長居はできません。


名残惜しいけどそろそろ下山します。


後烏帽子と刈田岳方面

刈田岳とレストハウスがすぐ近くに見えます。
実は私、この時まで右手に見える刈田岳レストハウスを熊野避難小屋と勘違いしていたのであります(汗)だからあそこまで行かなければお釜を拝むことはできないのだと…

実際は写真奥のくぼ地が目指すお釜だったのに写真は一枚もありません
っていうか、ただのくぼ地にしか見えませんでしたので、あそこにお釜が存在しようとは思いもしませんでした。
冬のお釜など滅多に見られるものではないのに…ショック!!

風を避けるのに必死、さらに指のことが心配なので、写真は必要最小限にとどめました。

視界が比較的良好なので、二人ともなんとなく刈田岳レストハウスを目指して歩き始めていたのですが、やはりここは道しるべの杭に従って分岐にもどることにしました。



分岐(避難小屋)に戻ります。

杭もモンスター化しており、様々な形に変化しています。
分岐にデポしていたスノーシューをザックにくくりつけて地蔵山に向け出発です。
地蔵山が近くなると吹きつける風は一層強くなり一歩を踏み出すもにもよろけてしまうほど…強風に体を預けながら必死で歩いているとほんの一瞬、風が弱くなる時があります。ちょうど、乗っていた電車が急停車した時に前のめりになるような感覚で、風を避ける体勢も微妙な調整が必要です。
本当にすさまじい烈風この風が蔵王の独特の風景を創り出しているのですね~


それでも、気温がそれほど低くないので助かりました。


ようやく地蔵山、あとは下るだけです。

どす黒い雲がどんどん下りてきました。



地蔵山を振り返る

スノーシューを履いたままの夫はゆっくりゆっくり下りてきます。
一度目に下った時より雪がしまっているのでつぼ足で下りたほうが歩きいいです。



お地蔵様周辺はたくさんの人がいますが、三宝荒神山の上にはいやな雲が…

14:25 ロープウェイ山頂駅に戻ってきました。

スキー客は下りロープウェイを使わないので待ち時間はないだろうと思っていたのですが、この考えは甘かった!乗り継ぎに行きと同じく30分ぐらい待たされ少しイライラしましたが、熊野岳に登頂できたので気分は満ち足りています♪

今回は凍傷のことが心配で、インナー手袋とオーバーミトンの間に薄いカイロを貼り付けていたので指先が冷たく感じることはありませんでした。
しかし、コンデジのON,OFFにも手間取り、シャッターの感覚はわからない、さらにはごつい手袋が知らない間に触れ、勝手にズームが働いていたり、撮影モードが動いたりして、当然のことながら写真はうまくいきませんでした。

でも、お陰様で指先が悪化することもなく一安心といったところです。


新幹線を使えば日帰りも十分可能な蔵王ですが、今回は蔵王温泉「わかまつや」に宿泊しました。
料金も良心的なとっても良いお宿、お湯もお料理もサービスも大満足でした。

翌朝は朝から雪でどんよりとした空模様。
昨日の晴れ間は奇跡的だったようで、本当にラッキーでした。

結局、蔵王温泉発09:40のバス(帰りも臨時)に乗りそのまま新幹線での帰宅となりました。

百名山96座目でした








 

ジャンル:
ウェブログ
コメント (11)   この記事についてブログを書く
この記事をはてなブックマークに追加
« フクジュソウ【小鹿野町】 2... | トップ | 次の記事へ »

11 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
樹氷 (てばまる)
2009-02-25 21:03:57
お久しぶりです、たんべぇさん。

2月22日に山形蔵王に行って来られたようですね。実は同じ日に宮城蔵王から樹氷を見に刈田岳に登りました。たんべぇさんの記事を見つけたときは奇遇だな~とビックリしてしまいました。
ほんとに風が強かったですよね~! 稜線や山頂は烈風で飛ばされそうでした。
それにしても樹氷が小さくてちょっと残念でしたよね。
僕のブログにも少し写真を公開中です。あとHPの「山歩き速報画像」に行程の写真を公開してます。
てばまるさん (ふう子)
2009-02-25 23:22:03
てばまるさん、こんばんは、ご無沙汰しています。
HP拝見しました。てばまるさんは土日だったのですね~
土曜日の吹雪から一転、日曜の晴れを朝からゲットできてうらやましい限りです。
月曜日も雪だったので本当に貴重な晴れ間でしたね!
今、地図を広げてみたのですが、リフトを使ったとしても宮城蔵王からこの時期に刈田岳を目指すのは大変そうですね~稜線に出るのに何時間ぐらい歩くのでしょう?
あの日の“お釜”てばまるさんの写真を見て納得しました。
ぽくぽく日記も楽しみに待ってます♪
刈田岳 (てばまる)
2009-02-26 21:39:58
こんばんは~。

宮城蔵王の樹氷ツアーの基地のすみかわスノーパークの第三リフト降り場から観光ルートに沿って歩けば1時間半くらいで山頂にたどり着けると思います。僕らは尾根を直登したこともあり1時間くらいでした。帰りの時間が決まっていたのでちょっと急いでましたから2時間あれば楽々だと思います。天気が良ければ地蔵岳や熊野岳を経由して山形側に下るのも面白いかもしれませんね。
てばまるさん (ふう子)
2009-02-26 23:50:10
てばまるさん、ご丁寧にお返事くださりありがとうございます。
>すみかわスノーパークの第三リフト降り場から観光ルートに沿って歩けば1時間半くらい

なるほど…貴重な情報、ありがとうございます!距離がありそなので私たちの足なら2時間位はみた方がよさそうですね~
それにしても、宮城県側から入って樹氷観光ができるとは知りませんでした。こちらも良さそうですね!

>地蔵岳や熊野岳を経由して山形側に下るのも面白いかもしれませんね。
ホント、風がもう少し弱ければ縦走も可能だったかも、またトライしたいです^^;



Unknown (Unknown)
2009-03-01 11:52:44
雪の蔵王、憧れます。
織り成す自然の雪の芸術も、強風あってのものですが、この時期の山は「風」が半端ではないですから、大変ですね。
ロープウエイ利用でのお手軽さもいいですね。
その前に「子供の休日倶楽部パス」があるといいなぁ。
Unknown ( カモシカ)
2009-03-02 08:11:51
↑ 私です。 名前忘れました。
カモシカさん (fu-co)
2009-03-02 17:43:45
>私です。 名前忘れました。
絶対、カモシカさんだと思ってましたよ(笑)
「子供の休日倶楽部パス」今度JRさんにお願いしておきますね^^;;
それはともかく、雪の蔵王は往復8000円でスキー場直行の高速バスがありますよ!
こっちの方がうんとお得ですよ。
お子ちゃまは体力が有り余っているので、ちょっと窮屈でもバスで行くべし!!
ありがとうございます ( カモシカ)
2009-03-02 21:04:50
>直行の高速バスがありますよ!
使える情報です!
この値段ならおこちゃまでも何とかなります。
後は休みと身体次第ですね。

カモシカさん (fu-co)
2009-03-03 21:52:56
>この値段ならおこちゃまでも何とかなります。
でしょ!オバチャンな私でも次回はこれ使おうかと考えています。
「大人の休日倶楽部」は期間限定なのでなかなか調整が難しいのですよ。
Unknown (sanae)
2009-03-04 22:45:01
週末私も行ってきました。
少し前に雨が降ったそうでかなり小さくなってました。
やはり寒くて凍えるような時の方がしっかり成長してますね。
でも青空の下で見たかったので良かったです♪
また行ってみたいけど、あのロープウェイの待ち時間が嫌になりますよね(^^ゞ
sanaeさん (ふう子)
2009-03-05 21:53:34
sanaeさん、こんばんは!
ルーターの故障でインターネットが繋がらず、ようやくの復活です。

>青空の下で見たかったので良かったです♪
素晴らしい晴天に恵まれて最高でしたね~
sanaeさんレポ、ダンナも一緒に拝見しました。
見覚えのある風景を記憶が新しいうちに見るのはいいものですね♪
楽しませていただきました。

コメントを投稿


コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。

あわせて読む