たんべぇ山から

山歩きの記録、出会った植物を紹介します。



鬼怒沼湿原 2009年9月12日~13日(土日)

2009-09-20 | 新潟、北陸、尾瀬とその周辺の山

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栃木県の鬼怒川源流にある鬼怒沼湿原の標高は約2000m、尾瀬より400mも高く、高層湿原の中で最も高いそうです。
高層湿原の植生にも興味がありますが、奥鬼怒の魅力は何といっても豊富な温泉にあります。
奥深い山に位置するためアプローチに時間がかかり、日帰りは到底無理、私たちも奥鬼怒の湯宿に前泊し、翌朝から登る計画をたてました。


奥鬼怒温泉には八丁の湯、加仁湯、日光沢温泉、など泉質の異なるお湯が湧き出しています。
さてさて、どの温泉宿にしようかと迷った末、結局、白濁した湯に魅かれ「加仁温泉」を予約しました。

加仁湯温泉なら、一般車通行禁止区間を専用バスで送迎してくれるので楽ができるというもの、えっへっへ、、(^^ゞ

後ろめたさは否めませんが、今はまだ足の具合がいまひとつなので“良し”としましょう!!
ちなみに、登山者に一番人気は、何といっても山小屋仕様の「日光沢温泉」です。
日光沢温泉は山小屋だけあって、送迎など論外、宿までは1時間30分を徒歩で行くしかありません。
私も、足が本調子ならもちろん送迎なしの日光沢温泉を選びましたよ~~!!


この日は冷たい雨が降り続いていたので、ことさらバスの送迎が有難く感じました。

9月12日、この日は宿に入るだけなので、午前10時にワンコをホテルに預けてからの遅い出発、東北道から日光宇都宮道路を使って女夫淵温泉まで走らせました。

今日の予定は、とにかく加仁湯に到着すればよい訳ですから焦る必要はありませんが、やはり奥鬼怒までの道のりの本当に長かったです。

14:45、女夫淵温泉到着、車はここまでしか入れませんので無料駐車場に車を置いて、迎えのバスを待ちます。
鬼怒川温泉→女夫淵温泉の定期バス(14:50着)に合わせて宿の送迎バスが運行されているらしく、タイミングよく送迎バスがやってきました。15:05に出発しました。

あとは、未舗装の林道を走ること25分で本日の目的地「加仁湯温泉」に到着です。
ラクチン!!
山奥にしては近代的な造りの立派なお宿です。
早速、お目当ての白濁のお湯にゆっくり浸かり「あぁ~極楽極楽!!」
さて、ビールは程々にして明日に備えます。



9月13日(日)

4時30分、アラームが鳴る前に目が覚めてしましました。
昨夜のうちに受け取っていたお弁当で軽く朝食、5時30分には出発できるように準備を整えます。



05:35

し~んと静まり返った加仁湯温泉、玄関脇の出入り口からそっと出ます。

昨日まで降っていた雨は一応止んではいますが、お天気の回復が遅れているのかまだ、しっとりと重たい空気です。


日光沢温泉

灯りがともってっている日光沢温泉を左に曲がると登山道になります。



オロオソロシの滝、、丸沼方面に通じる吊橋を渡ってみました。

…が、オロオソロシの滝までの標高差は200mもあるそうな、、、やっぱ、や~めた!!結局、吊橋の往復だけでした(^^ゞ


オロオソロシの滝は登山道沿いから眺めました。

「オロオソロシの滝」何とも不気味な名前ですが、遠目からは特に大蛇が出そうな雰囲気もない、普通の滝でした。

展望台から先は急坂の連続ですが、暫らくの我慢でなだらかに変わります。


07:43 加仁湯から2時間13分で鬼怒沼に着きました。






冷たい風が吹き抜ける、だ~~れもいない湿原、どんよりとした鉛色の雲が立ち込めています。
冴えない天気にややがっかりですが、木道に沿って歩いてみます。


寒さに震えるキンコウカ



鬼怒沼山が見えてきました。

当初は鬼怒沼山にも足を延ばす予定でしたが、こんな天気ですから何だか意欲がなくなりました。



ヒメシャクナゲ




写真では感じませんが、冷たい強風が吹きつけて寒かったです。



雲の流れが速く、時折、青空も顔を見せてくれました。





鬼怒沼避難小屋


避難小屋内部

昨夜はここに泊まった人がいたらしく、まだ火の気が残っていました。


左に曲がれば大清水、右に曲がれば尾瀬沼、



中央奥の山は日光白根山、もう少しで雲が取れるのですが…



イワショウブの赤い実



シラタマノキ



一輪だけ咲き残ったチングルマ





一時間ほど散策したあと、下山にかかります。





下り始めると見る見る天気は回復し、明るい太陽が顔を見せ始めました。
今回は早朝からの行動が裏目にでました。

下りですれ違った大勢の人たちは湿原からの展望を楽しんでいることでしょう!




《登山口そばに咲いていた花たち》

シロヨメナ            カメバヒキオコシ
 


キツリフネ                       オオバセンキュウ?            
  


日光沢温泉
 
川○タクシーと書かれたワゴン車に乗ってきたであろう団体さんが、荷台からザックを降ろしている場に遭遇しました。

林道終点の日光沢温泉に来るには徒歩しかないと考えていましたが、タクシーなら入ることが出来るようです。



加仁湯に戻ってきたのは10時50分

往復5時間15分の山歩きでした。



下山道で、のんびりリンゴを剥いて食べたり、犬と遊んだりしていていたので送迎バスの出発時刻まであと30分しか残されていません。

慌しいけど

やっぱり温泉に入りたい…

石鹸、シャンプー付きの内湯までダッシュ!!のんびりはできないけど温泉に入ることができて幸せです。
11時20分発の送迎バスにギリギリでセーフ!!

バスに揺られ25分で女夫淵温泉に着きました。



初夏の鬼怒沼湿原は高山植物の宝庫だそうですが、湿原の花はほぼ終っており寂しい光景が広がっていました。
あまりの寒さに写真もそこそこに下山してしまいましたが、いつの日か尾瀬方面へ縦走してみたいですね!

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6 コメント

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紅葉とナメコと (みかん)
2009-09-22 23:21:43
10月に入ると見事な紅葉になりますよ。
奥鬼怒温泉付近だけでも素晴らしいです。昔は車なんかは入れなかったんですけどね。
紅葉真っ盛りの10月中旬、尾瀬から奥鬼怒温泉へと縦走しました。台風の後で、倒木をまたいだり、下をくぐったりの大変な道でした。当時は踏み跡程度のベテランコースでした。特大のキスリングにテント一式。山友達と二人。ブナの倒木にナメコがどっさり出ていて、最初は夢中で採取していたのですが、行けども行けども倒木はすべてナメコ、あんなにナメコを見たのは後にも先にもその時だけ。秋の日は短く、途中から薄暗くなり、あっという間に真っ暗。ヘッドランプに切り替えた足は遅々として進まず、ついに大きな滝つぼでテントを張りました。夜中、テントの外に出た相棒が、途端に「アッ」と大きな声をあげました。熊でも出たかとあわてて外に飛び出した私に、相棒が続けて「月がキレイ~」にはギャフンでしたが、ヘッドランプが必要ないほど煌々と月が輝き、月明かりで水中が透けてみえました。40年ほど前のその映像が、今でもしっかりと目に焼きついています。その滝がオロオソロシの滝でした。
 翌日、目的地だった奥鬼怒温泉はほんの一投足の距離でした。あれ以降、何回奥鬼怒に足を運んだことか。鬼怒沼まで足を運んだのは、それよりずっと後年の秋でした。見事な草紅葉でした。新聞や雑誌に旅の記事を書くようになってからも、ランプの宿や露天風呂の宿として、何度も奥鬼怒は取り上げました。俗化してしまった今も、やはり紅葉の季節になると出かけたくなる場所のひとつです。
Unknown ( カモシカ)
2009-09-23 10:35:42
>冷たい風が吹き抜ける、だ~~れもいない湿原
こういうのいいです! 貸し切りサイコー!

>加仁湯温泉
この温泉よさそうですね!
みかんさん (fu-co)
2009-09-23 20:36:13
みかんさんこんばんは!
40年前の山旅の思い出をお聞かせくださりありがとうございます。

奥鬼怒も以前はベテランだけが許される秘境だったのですね~
オロオソロシ、ヒナタオソロシなどの怖いネーミングにややビビリ気味でしたが、今では、比較的簡単に入ることができますね!
私たちは、奥鬼怒温泉まで送迎車利用でしたので大きな顔などできませんけど…(^^ゞ
でも、行った甲斐がありました!
記事には書きませんが、実はホ○○○ソウに会っていたのです^^
来年、再確認するため花の時期に再訪したいと考えています。その時は縦走したいですね!!
カモシカさん (fu-co)
2009-09-23 20:46:35
カモシカさん、こんばんは!

連休はまたまた、穂高ですかい^^
すっかり回復ですね、うらやましいです!

穂高の魅力には負けるけど、奥鬼怒温泉はぜったいオススメです!
カモシカさんもきっと気に入ると思いますよ!!なにしろ若いお嬢さんがいっぱいでしたから(^_-)-☆


Unknown (さな・花の庵)
2009-09-27 15:57:47
こんにちは。

足の具合はだいぶ良くなったようでよかったですね。

それにしてもタフな方です。

私は行ったことない地方ですが、花の盛りの頃と違い、花跡も魅力的な季節になってきました。
イワショウブの赤い実、綺麗ですね。
さな・花の庵さん (fu-co)
2009-09-28 19:43:09
さなえさん、こんばんは!

鬼怒沼は初めてでしたが、お花の季節も素晴らしいのではと感じさせる静かな湿原でした。
山深い秘湯も魅力的ですね!

>足の具合はだいぶ良くなったようでよかったですね。
お陰さまで、少し遠出が出来るまでに回復し、昨日は雨飾山に登ってきました。
少しの痛みと違和感は残りますが、時間をかけて治すつもりです。ご心配をおかけしました。
ありがとうございました。

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