たんべぇ山から

山歩きの記録、出会った植物を紹介します。



至仏山 【尾瀬】 2011年7月14日(木)

2011-07-22 | 新潟、北陸、尾瀬とその周辺の山

今年はホソバヒナウスユキソウが大豊作とのネット情報をキャッチし、どうしても至仏山に行きたくなった。

実は7月6日にホソバヒナウスユキソウを求めて谷川岳に登ったばかりだけれど、
西黒尾根ではやや終盤だったし、
はたして一週間後の至仏山で新鮮な花に会えるか疑問だけれど…標高が高い分、
いくらか期待出来るかもしれないと登ることにした。

至仏山は五回目、山ノ鼻から登るのは三回目だけど、実はホソバヒナウスユキソウの時期は初めてのこと。
谷川岳も含め、なぜかいつも時期が合わず、いつもお婆さんになってしまった薄雪草ばかりをを眺めていた。

さて、今回も痩せ細った花しか見られないだろうと思っていたけれど、予測は良い方に外れてくれた。

さすが花の至仏山、
ホソバヒナウスユキソウに限らず今を盛りと咲き競う無数の花たちに迎えられ、
早起きの甲斐ありの充実の一日だった 
朝3時40分に自宅発、戸倉着は6時ちょうど 乗合バスがちょうど出たばかりだったけれど、
平日にもかかわらず次々に登山者がやってくるので10分ほどの待ち時間で出発できた。

 

 【コース】
鳩待峠06:35 → 山ノ鼻(見本園散策)07:30/08:10 → 中間点-9:20 → 高天原
→ 至仏山頂11:15 → 小至仏12:20 → オヤマ沢の田代13:00 → 鳩待峠13:55

 


鳩待峠付近ではモミジカラマツが群生していたけれど、山ノ鼻が近づくとミヤマカラマツが目立つようになる。

オオレイジンソウ /  ミヤマカラマツ
 

鳩待峠から約一時間で山ノ鼻、ニッコウキスゲが咲き始めた見本園を30分の制限付きで散策することにした。

ニッコウキスゲ



湿原の中はお宝がいっぱい、淡いピンクのトキソウと濃い色のサワラン、一緒に咲いているのを見るのは初めてかも…

可愛い花が無数に見えるが、いかんせん日差しが強すぎて写真を撮るにはかなり厳しい条件かも、
でも、こんなに沢山のトキソウとサワランを目にするのは初めてなので嬉しくて夢中でカメラを向けていた。

せっかくなら、まとまって咲いていてくれたらと思うけど、どれもちょっとずつ離れて一輪ずつ…ま、いいか!!


トキソウ / サワラン
   


オニノヤガラ

ヤナギトラノオ /  ノアザミ
  


池塘に浮かぶヒツジグサはあと半月もすれば花が咲くかしら…


カキツバタ

  

ツルコケモモ /   キンコウカ
 


ナガバノモウセンゴケ

慌ただしい散策だったけれど、様々な湿原の植物に会うことができ尾瀬のすばらしさを再確認する。

至仏登山は中止して尾瀬ヶ原散策に計画変更してもいいと思ったほど、
まだまだ見足りない気分、心残りだけれど至仏の花も気になるし…又の機会に再訪しよう!


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

さて、いよいよ至仏山へ!!

山ノ鼻登山口からはいきなりの急登が始まる。今朝まで降り続いたと思われる雨のため登山道はグチョグチョ、
風もなく、蒸し暑い樹林帯をひたすら堪えながら登る。

傍らには先日の谷川岳でも沢山咲いていたミヤマダイモンジソウやニガナなどの花が見られた。

ヤマブキショウマ / ハナニガナ
  

イワシモツケ


   ウラジロハナヒリノキ  / ベニサラサドウダン
 

樹林帯を抜けると、爽やかなな風が心地良く吹き渡る、


尾瀬ヶ原を見下ろす
 

  コメツツジ / タカネバラ
   




タッタッと難なく歩く若者が羨ましい!!


平日でも人気の至仏山、休日の混雑を考えると立ち止まっての写真撮影は難しいだろうな~!

 シブツアサツキ

まだ蕾のシブツアサツキ、残念 

 

整備された登山道、初めて至仏山に登った三十ウン年前はこんな立派な木の階段はなかったけれど、
滑りやすい蛇紋岩を特に危険と感じることなく平気でピストンした。
歳のせいか、えらくきつく感じるな~はぁ。。。




ユキワリソウ


咲き残りだけれどユキワリソウがあちこで可愛いピンクの花を咲かせていた。

ユキワリソウ /  ヒメシャクナゲ
 


クモイイカリソウとキジムシロ

蛇紋岩地に生えるクモイイカリソウも楽しみにしていた花のひとつ、クリーム色の可憐な花がちょうど見頃を迎えていた。


オゼソウ


オゼソウも初めての花、最初に見つけた時は一株を熱心に撮影して時間を費やしたけれど、
その後次々と登場し、選り取り見取りの嬉しい悲鳴



ヨツバシオガマは、「クチバシシオガマ」といっていいほど、上唇の色が濃く先が尖っていた。
  


コバイケイソウ


タカネシオガマ

 

タカネシュロソウ【別名:ムラサキタカネアオヤギソウ】

イワカガミ /  ウメハタザオ
  
ウメハタザオはイワハタザオの高山型で、中部地方の高山帯と至仏山の岩礫地に生えるとのことです。
※山渓「日本の高山植物」より


高天原のお花畑




ムシトリスミレ


ハクサンチドリ


イワシモツケとタカネシオガマ



ホソバヒナウスユキソウ、タカネシオガマ、ネバリノギラン

 

ジョウエツキバナノコマノツメ

タカネバラ
 

先日の谷川岳では蕾で残念な思いをしたけれど、
ここ至仏で美しいタカネバラをこれでもかというほど、見ることができて幸せ


ホソバツメクサ

花弁の先が尖っているので、もしかしたら「カトウハコベ?」と期待したけれど、
葉の様子がホソバツメクサのようだ。ちょっと残念…至仏山はカトウハコベも咲くらしいが見つけることはできなかった。
ホソバツメクサはあちこちでこんもりとと群れ咲き見事だった!!

 ジョウシュウアズマギク

 

高天原が近くなるとお目当てのホソバヒナウスユキソウがぐんと増えその数に圧倒される、す、すごい!!。


ホソバヒナウスユキソウ

 

とにかく、これが絶滅危惧種かと疑いたくなるほどの咲きっぷり、あっちにもこっちにも、頬はもう緩みっぱなし!!^^

 ホソバコゴメグサ


ハクサンシャクナゲ



そして、何といっても、嬉しかったのはコシジオウレン↓ 
5年ほど前、苗場山で初めて出会って以来、その後は全く縁がなかったコシジオウレンにようやく再会できた…
笹の中に隠れるように咲く姿は、想像したイメージよりかなり小さな花でした。

 コシジオウレン【別名:ミツバノバイカオウレン】

 




イワイチョウ


シナノキンバイ

  


至仏山頂

 

混み合う山頂を後に小至仏方面へ下ると、鳩待峠から登ってきた多くの登山者とすれ違う。

次々にやってくる登山者とのすれ違いで待ち時間も多くなる。

小至仏(左)と笠ヶ岳(右)

離合待ちで立ち止まると、目の前に新鮮なチングルマも…

チングルマ


山ノ鼻コースのお花も見事だったけど、
こちらの花たちはさらにイキイキしていてパワー全開といった雰囲気、
嬉しさがこみ上げてきます。

 そして、ホソバヒナウスユキソウも見飽きるほどドッサリと咲きまくり!!

 

ホソバヒナウスユキソウ
  

  



イブキジャコウソウ

タカネシュロソウ、ネバリノギラン、タカネシオガマ、ホソバヒナウスユキソウ

 

 ハクサンシャクナゲ



小至仏山頂

ハクサンイチゲ


マルバヘビノボラズ


しつこく(汗)…ホソバヒナウスユキソウ

エチゴキジムシロ

ハクサンコザクラ

タテヤマリンドウ、ナガバノモウセンゴケ

イワイチョウ


シナノキンバイ





カラマツソウ

ワタスゲ

 ヤマトユキザサ


コバイケイソウ


オオバタケシマラン


ミヤマキンポウゲ

鳩待峠が近くなると、アカフタチツボスミレらしき見事な斑が入ったスミレの葉が群生していた。

花の時期に訪れてみたいものです。



13:55  鳩待峠

急な思いつきで 行くことになった至仏山でしたが、正直、これほど高山植物が豊富な山とは知らず、
“花の名山”を改めて再発見する良い機会となりました。

少しだけ残念だったのは、チシマウスバスミレがすでに終わっていたこと。
来年はもう少し早い時期に計画し、是非とも白いスミレに出会ってみたいと考えています。

それにしても至仏山って、本当に素敵な山ですね!

すっかりファンになってしまいました!!

 

ジャンル:
ウェブログ
コメント (12)   この記事についてブログを書く
この記事をはてなブックマークに追加
« 八甲田の花 【青森県】 201... | トップ | 仙丈ヶ岳 【南アルプス】201... »

12 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
すご~い! (みちほ)
2011-07-22 11:06:21
fu-coさん・・・こんにちは!
至仏山や谷川岳へいかれたのね~ アップを楽しみにしてました。 いい山でしょう?
私は原より至仏山が好き。 でも山の鼻からは
きついので登りませんよ(笑)

それにつけても、東北から上州へ、また仙丈とすごいパワーですね!
私は北海道(不作でした)から白馬へとお花見を続けています。 仙丈は花の時期行ったことないのでアップを楽しみにしています。
Unknown (食う寝るさんだ~す)
2011-07-22 19:05:34
至仏山は花の宝庫ですね~
写真撮ってたらCTなんて無理(笑

翌週にオイラは原に行きましたが、富士見峠あたりも結構な花でしたよん♪
みちほさん (fu-co)
2011-07-22 20:05:10
近頃、みちほさんの地元にたびたびお邪魔しています。
どの山も花の豊富さに驚き、またすぐに行きたくなるのです。
至仏は花の時期になると人が多過ぎるので敬遠していたのですが、人気があるにはそれだけの理由があるのですね。本当に素敵な山ですね~

みちほさんは北海道そして白馬ですか!?
これまた、花好きのみちほさんならではのチョイスですね!

ブログ、楽しみにです^^



食寝さんだ~すさん (fu-co)
2011-07-22 20:11:59
食寝さんは富士見下からの尾瀬入りだったのですね!

暑い時期は林道歩きが辛いのではと考えがちですが、道沿いのお花たちに元気をもらうことができそうですね!

>写真撮ってたらCTなんて無理(笑
そうそう、どんどん抜かされても気にならなくなりました
この日は500枚以上撮ってましたから^^;
Unknown (さな・花の庵)
2011-07-23 07:05:37
おはようございます。

尾瀬の至仏の花たち、たくさん見せていただきました。
何年か前、尾瀬ヶ原を歩きましたが至仏山を見上げただけでした。
もっとも私にはこの山に登るのは、体力も実力もありません。

楽しく魅せていただきましたよ。
Unknown (KATSUMI)
2011-07-23 14:41:50
尾瀬の様子拝見致しました。
一度行って見たくなりました。

有難う御座いました。
ベストの時期に (peko)
2011-07-24 11:08:55

 ベストの時期に出掛けられるのは、難しいことです。
作秋と今6月は、雨に泣かされました。
さすがに花の名山、至仏山!なのですね。
楽しませていただきました。(^^)v

さな・花の庵さん (fu-co)
2011-07-24 15:58:08
さなえさん、こんにちは。
ホソバヒナウスユキソウがこれほど群生しているとは、「至仏山」恐るべし…でした。

山に登るのもいいですが、尾瀬ヶ原から眺める至仏は秀麗で素敵ですよね!!私も大好きです。
KATSUMIさん (fu-co)
2011-07-24 16:04:22
KATSUMIさん初めまして、ようこそお越しくださいました。

私の拙いレポをご覧いただいて尾瀬に行きたくなったとのコメント、とても嬉しいです。
ぜひぜひ、お出かけ下さいませ^^
私も尾瀬については数えるほどしか足を運んでいないので、これから季節を変えて訪れたいと考えています。
いつどんな時に訪れても、満ち足りた気分になれる素敵な場所ですね、尾瀬って…
pekoさん (fu-co)
2011-07-24 16:13:50
pekoさん、お久しぶりです。
作秋と今年6月は雨でしたか!?
尾瀬の雨は嫌いじゃないけど、滑る木道には泣かされますね~
私も昨年秋、嫌というほど尾骶骨を強打し、今でも濡れた木道を想像するだけでビビってますデス。

至仏の蛇紋岩も滑りやすいので、雨天は極力避けて登りましたが、お花も天気も今回はお陰様でハナマルでした。
Unknown (やまそだち)
2011-07-24 20:55:40
今年は至仏山も花が良かったようですね。
3年前に登ったのですが、時期が少し遅かったので、今年は少し早めに登る年間計画だったのですが、こちらで楽しませてもらって来年以降に延期です。
花の良い条件に恵まれるのは心がけが良いのでしょう。

大工さんがようやく入り修理が始まりましたのでしばらく遠出はお預けです。でも今週末は鳥海山に行く予定です。
やまそだちさん (fu-co)
2011-07-24 23:35:15
やまそだちさん、こんばんは。
この週末には鳥海山とのこと一番良い季節ですね~私もついて行きたい気分です^^;

今年の至仏はやはり条件が良かったのでしょうか?7月のこの時期は初めてだったので比較はできませんが、一面のタカネシオガマ、ホソバヒナウスユキソウには感激でした!!

暑い時期ですから、ご自宅の修理も大変でしょうがもう少しの辛抱です、頑張って下さいね!

コメントを投稿


コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。

あわせて読む

関連するみんなの記事