たんべぇ山から

山歩きの記録、出会った植物を紹介します。



北海道の百名山を巡る山旅 二日日【斜里岳】 2008年8月18日(月)

2008-08-27 | 北海道の山

北海道の山旅二日目は斜里岳です。

弟子屈町の川湯温泉から登山口の清岳荘までは約一時間、44kmの距離です。
清里町のセブンイレブン(数少ない貴重なコンビニ)で、おにぎり、パンなどの食料を調達。
ナビはあてにならないので「斜里岳登山口」の標識を探しながら走ります。
清岳荘に着いたのは宿を出て1時間10分後の6時20分でした。予定通り6時30分には出発できそうと準備していた時、事件発生。

“ストックがない!!”
隅なく探しても見つかりません。ど、どうしよーーー
記憶の回路を辿ってみると、昨日乗った阿寒バス「りんりん号」の中、雌阿寒温泉駐車場のトイレのいずれかに置き忘れてきた様です。
まだ二日目、これからストックなしで残りの五座を登れるのか…もう頭はパニック状態です。
とりあえず、清岳荘の管理人さんに相談してみることにしました。
親切な管理人さんは、登山者が置き忘れていったストックの山の中から使えそうな物を探し出してくださいました。
「これ全部古いから近いうちに投げる(捨てる)つもりだったんだよ!」とのこと。
確かに古いし伸び縮みも簡単じゃないけど、ストックがあるとないでは大違い、ホント助かります、有難く使わせていただきますです。

こんな大事な時に第三の脚であるストックを失くしてしまうなんてホントに情けない!でも運良く代わりのストックを頂くことができてラッキーでした。
さて、これで準備完了、そそっかしいから沢でこけないよう注意しなきゃ!


【山行日】2008年8月18日(月)


【コース】
川湯温泉05:10=======清岳荘06:20/06:40-----林道終点------下二股07:30/07:40-----上二股08:50/09:00------馬の背09:30/09:40-----斜里岳山頂09:55/10:15------馬の背10:25------上二股10:40-----熊見峠11:20/10:25-----下二股11:55/12:00-----清岳荘12:40/13:15=====<知床観光>=====木下小屋16:30
【行動時間:6時間(休憩含)】




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06:40
ストック事件のため清岳荘の写真を撮ることも忘れ、アタフタと出発しました。
樹林帯を少し進むと階段を下りて林道に出ます。



06:55
 歩くこと15分で林道終点、ここからいよいよ登山道になります。




沢沿いの道は気持いい!



ミソガワソウが可憐に咲いています。





07:25 
仙人洞を通過、そろそろ下二股に着く時間ですが…


07:30/07:40
小屋の跡地らしき広場があったのでここで休憩して朝ごはんにします。

ここで、先着の二人組みにヒグマの撃退法についてレクチャーしていただきました。
①熊鈴は必ずつけること。
②ヒグマに遭遇したら決して声を出さないこと。

①は簡単だけど②はね~~…
ふいに遭遇したらやっぱり“ギャ~~”とか“わぁ~~”とか声でますよね~(^^;

君は人の声に驚いて攻撃するので声さえ出さなければ向かってくることはないそうですよ!!
でも…自信ないわぁ~どうか熊さん出てこないでね





07:40 下二股
下二股は休憩ポイントのすぐ上にはありました。



最初の滝「水蓮の滝」です。
管理人さんによると水蓮の滝は、コース上、唯一飲んでもOKなのだそうです。






ミヤマダイモンジソウ


沢水は鉄分を多く含んでいるので滑りにくいのだそうです。



羽衣の滝





滑りそうなのでちょっと怖かったのですがホント意外です、滑りません。




この沢を左から右に横切ります。水量が多い上つかまるところがないのでちょっとビビリました!



ここにもミソガワソウがきれいです。



万丈の滝を見ながら一休みしていると、この急な斜面をスルスルと下る男性あり、「すごいですね~」と声を掛けると「新道よりこちらの方が早いですよ」とな。上りでもオロオロする我われを尻目に男性はアッという間に消え去りました。
はぁーやっぱりスゴイ!!





右岸を登ります。この頃には沢歩きもだいぶ慣れてきて少し面白くなってきました。



振り返って沢を見下ろします。だいぶ高度を上げたことに満足、満足。




エゾホソバトリカブト





タカネトウウチソウが咲く沢



水蓮の滝、羽衣の滝、万丈の滝、見晴の滝、七重の滝、霊華の滝、竜神の滝、この七つの滝を越えて無事上二股に着きました。

10:40  上二股 左に行けば斜里岳山頂です。




ウメバチソウ



あの円錐形の山が目指す斜里岳かな??






胸突き八丁という急坂をあえぎながら登ります。




ナガバキタアザミかな?この手の植物は識別のポイントがわからず苦労します。



このガレ場を登りきれば馬の背です。




09:30/09:40 馬の背
ふぅ~疲れた、ちょっと一休み!!





馬の背から10分で祠がある鞍部に、そこから5分で斜里岳山頂です。




09:55  斜里岳山頂で~す!!
あれ、昨日の雌阿寒岳と同じく山頂に着いた途端にガスです
雲の動きが早いので暫らく待つことにして、ゆっくり食事タイムにします。


すると、どうでしょう!!


馬の背越しに南斜里岳方面が見えてきました。



写真は間に合わなかったけど、摩周湖や屈斜路湖も雲の切れ間から一瞬見えました。

粘った甲斐あり さて下山しますか!






急なガレ場にイワブクロが群生しています。



ナガバノシロワレモコウ




馬の背に戻ってきました。



登りで苦労した馬の背直下のガレ場にはタカネトウウチソウが今を盛りと咲いていました。


上二股からは新道を使います。



熊見峠までは登り返しが待っていますが、雄大な景色を眺めながらゆったりしているので気持いいです。




振り返ると、斜里の山頂に薄っすらとガスがかかっていました。




11:20  熊見峠に着きました。

ここから先は足場が悪く、急坂となり結構きつい下りです。滝が連続する旧道もスリル満点ですがこちらのコースも結構ハードに感じました。




ミヤマアキノキリンソウ



ミヤマセンキュウ



11:55 
旧道との下の合流点下二股につきました。
“やっと着いた”と言うのが率直な感想です。




サラシナショウマ



沢の渡渉を数回繰り返し下二股から25分で林道に飛び出します。





キンミズヒキ

林道にはヨツバヒヨドリ、ノコギリソウなど様々な植物がさいており、林道と言えど楽しみながら歩くことができます。




12:40 
清岳荘に戻ってきました。まず、下山届けに記入します。
管理人さんにストックのお礼を言いたかったのですが、あいにくお留守です。
暫らく待ちましたが帰宅されないので置手紙で失礼させていただきました。


13:15 清岳荘から羅臼岳登山口の木下小屋に移動します。



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木下小屋入るにはまだ早過ぎるの時間なので世界遺産「知床」の観光をすることにしました。



移動中に見た知床連山
左は硫黄岳、右に一段と大きい羅臼岳がくっきりと見えます。。




知床五湖の展望台から見る三ツ峰(左)と羅臼岳(右)
明日あの頂きに立つのだと思うと気分が高鳴ります。
良いお天気でありますように…

このあと知床自然センターで食べたカレーがとっても美味しくてお腹もいっぱい、結果的にこれが早めの夕食となりました。
木下小屋には16:30到着。さっそく露天風呂で汗を流し、その後は外のベンチでビールを飲みながら明日の作戦会議。。

木下小屋




対岸に咲いていたナミキソウ


カワミドリ



天気予報を聞くと、明日は午後から雨が降るとのこと、予定を早めて3時15分起床、4時出発を目標にしました。
この日の宿泊者はたったの6人で静かなものです。。
明日に備えて消灯(20:00)前の19:00頃には横になっていました。



三日目、羅臼岳に続きます。

 

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9 コメント

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ヒグマさん (アヒル副隊長)
2008-08-27 23:35:16
斜里岳・羅臼岳とヒグマの恐怖は続きますね。
僕も去年の夏に行ったばかりなのでよくわかります。
北海道のヒグマの怖さに比べれば、本土のツキノワグマが可愛く思えます。でも遭ったら怖いんだろうなぁ。

大変だろうけど続編期待してます。
と言いつつ、去年の自分のレポ、まだ出来てません。
Unknown (Hg)
2008-08-28 00:06:35
こんばんわ~。
8月は北アを始め長野の山が多かったですね。
夏の〆は湯ノ丸周辺ですか。
この時期でも花多いのですね、チョウもですか。
チョウも追っかけ出すとけっこうはまりますね~。
自分なんか未だにチョウを見ると童心のままです^^;

こんばんわ~。
斜里岳には登ったことはありませんが沢筋の登山道はけっこう面白そうですね。
出だしの2日間はまあまあ?のお天気だったようですね。

>お花の時季ですか?
7月下旬が多かったです、ただし避難小屋は時により激混み^^;
でも表大雪のたおやかな稜線を花の大群落は今も記憶に残っています。
でも当時は花より、チョウ(特にウスバキチョウという大雪にしかいない種)がメインでしたが。

知床観光の中の知床連山の写真、もの凄く懐かしいです。
やはりヒグマは怖いですね。
ゴメンなさい^^; (Hg)
2008-08-28 00:08:38
上の6行は無視してくださいませです。

誤って別スレもコピペしてしまいました^^;
アヒル副隊長さん (たんべぇ)
2008-08-28 21:32:57
昨年の幌尻岳のレポは拝見しましたが、これも日帰りでしたよね!やっぱり強いですね~
私たちは山荘の予約が取れない限り幌尻は諦めざるをえません。“遥かなり幌尻岳”
9月はトムラウシのほかどの山を計画されているのでしょうか?美しい紅葉、おみやげが楽しみです。
Hgさん (たんべぇ)
2008-08-28 21:41:32
Hgさんの蝶の写真は(お花も風景もですが…)本当に綺麗ですね~
山で時々美しい蝶に出会うことがありますが、知識がないので「蝶々だ!」で終ってしまいます(^^ゞ
蝶も名前や生態がわかってくると面白いのでしょうね~
私でも、あんな美しい写真が撮れたらハマッてしまうかもしれません。
Unknown (カモシカ)
2008-08-28 22:42:05
沢沿いに登っていく・・・すごく気持ちよさげ。楽しそう!
「羽衣の滝」の写真・ナイス斜里の妖精が=下半分を特大版で!

ストックがない=清岳荘に“ストック 備蓄・在庫”があってよかったですね。
カモシカさん (たんべぇ)
2008-08-29 21:05:43
斜里岳の旧道については、皆さん普通に登っているし特に厳しく書いていないんで軽くみてましたよ!
登ってみてびっくしスリル満点で、これが一般ルートなの?って感じでした。でも、オモシロかったです(^-^)v
>ナイス斜里の妖精が
よう言うてくれました!妖怪じゃなくてよかった
羽衣の滝 (りん)
2008-09-10 07:23:04
斜里岳は母と二人で北海道一周ドライブした時にとても心に残った山でした。
なんと言っても尖った山容が素晴らしいのです。
登れなくても見ているだけでうっとりする山でした。
斜里・羅臼・・・やはりヒグマとの遭遇が怖いですよね。
知床に入った途端あちこちヒグマに注意をうながすポスター、掲示板があったことを思い出しました。
沢沿いの道本当に気持ち良さげです。
滝もたくさんあって楽しめるコースですね。
たんべぇさん、羽衣の滝の前に美しい天女が舞い降りたようです♪
りんさん (たんべぇ)
2008-09-11 17:51:03
たびたびコメントしていただき恐縮です。

>なんと言っても尖った山容が素晴らしいのです。
私たちも斜里の登山口に向かう時チラッとですが見えました。なかなか迫力のある立派な山容ですよね~
登ってみると旧道はスリルがあり緊張感を要する山でした。
HPやブログを見てもさらっと書かれていたので、少し見通しが甘かったようです。実は少しビビリました(^^ゞ

>たんべぇさん、羽衣の滝の前に美しい天女が舞い降りたようです♪
ナイスなコメント、り、りんさんって…正直な方ですね~あはは(汗)

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