たんべぇ山から

山歩きの記録、出会った植物を紹介します。



北海道の百名山を巡る山旅 六日目【旭岳】 2008年8月22日(金)

2008-09-04 | 北海道の山

今日は、昨日トムラウシ山から眺めた旭岳に登ります。

昨夜泊まった天人峡温泉から旭岳ロープウェイ駅までは12kmほど離れていますが早朝なのでスーイスイ(早朝でなくてもスイスイですが)。
なのにロープウェイ始発の06:00にはタッチの差で間に合わず06:15を待つことになりました。
登山者は私たち2人と4人組パーティーの計6名、あとは観光客が10名ぐらいなのでゆったり、アッという間に姿見駅に到着です。
先日、千畳敷ロープウェイに乗ったばかりだったので旭岳はあっけないほど短く感じました。
姿見駅からは旭岳、間宮岳、中岳方面と反時計回りに歩くことにします。

【山行日】2008年8月22日(金)


【コース】天人峡05:30=====旭岳山麓駅06:00/06:15=====姿見駅06:25/06:40-----姿見の池07:00------六合目07:25------八合目08:00------旭岳08:35/08:45------裏旭キャンプ場09:05/09:40------間宮岳10:15/10:25-----中岳分岐10:50------中岳温泉11:30/11:50------裾合分岐12:30------夫婦池13:30------姿見駅13:35/13:45======旭岳山麓駅14:00
【行動時間:7時間20分(休憩含)】

 

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標高1600mの姿見駅に着くと売店からコーヒーの香りが漂っています。
つい引き込まれて注文、いきなりのブレイクです。せっかくだからパンも食べてこれを朝食にしました。

さて、腹ごしらえも完了、いよいよ出発します。


姿見駅



お腹もいっぱいになって山頂駅の外に出てビックリ、霜が下りていました。
8月の霜には驚きました。



見渡す限りのチングルマの実、朝日に輝いて雪のようです!
花の盛りを想像するだけでワクワクしますね~



姿見ノ池
吹き上げる噴煙のむこうに旭岳が堂々と聳えています。風がなければ“逆さ旭”を拝むことができるはずなのですが残念です。



遥か彼方に王冠の形をしたトムラウシ山が見えてきました。





美瑛岳、十勝岳方面はトムラウシからさらに繋がる縦走コース。




姿見ノ池を振り返る。
写真に写っている赤いウェアの男性はロープウェイで一緒だった4人組のお一人です。彼はトムラウシまで縦走する女性3人組のポーターで、自身の装備はもちろんのこと3人の食料、シュラフ、、テントなど、それはそれは超特大のザックを背負っていました。
4人のうち1人だけあまりにザックが大きいので不思議でしたがそういう訳だったのですね!
今日は白雲岳避難小屋までの行程だそうです。
ガイドではないので3人とは付かず離れずの距離を保ちながらお互いのペースで歩いておられました。
日本の山で「ポーター」という制度があることを初めて知りました。
彼はもちろんガイドとしても働いており、この夏はNHK製作の番組のサポートで長い期間ヒサゴ沼に滞在していたとのこと。番組は来年に放送されるそうなので、それも楽しみです♪




08:00  八合目




金庫岩




08:35  旭岳山頂です!

風が強くて寒いけど今日もすっきり晴れました(^-^)v 右端は北鎮岳です。



東方面
中央奥に白雲岳が見えます、縦走組の4人は今日あそこまで行くのですね~



トムラウシ山、その西に繋がる美瑛、十勝は雲に隠れてしまいました。
4人があの頂に立つのは二日後の24日で、下山は私たちが使った短縮ルートだそうです。登山口には、お迎えの車も手配済みだとか。何から何まで整っていますね~

さて、縦走組を羨ましがってばかりいても仕方ないですね(^^ゞ
そろそろ、先に進むとしますか!?




裏旭キャンプ指定地までの下りは火山礫の滑りやすい急坂です。

急坂をヘッピリ腰で下ります。
夫があまりにヘッピリなのでたんべぇは呆れて振り返ります。“う~~ん、カッコ悪~い!私はあんなじゃないわ!!”と勇んで下り始めた時“ズルズルズテ~ン”やってしまいました。右臀部を強打、声も出せないほどの痛みです。これは只事ではないと感じたのですが、とりあえずぐっと堪え、何事もなかったかのように装います。

その後、たんべぇが夫以上にヘッピリになった事は言うまでもありません。


ようやくズルズルの急斜面から開放されたヘッピリ夫婦は急にお腹が減り、行く手に見えるテン場で大休止することにしました。



雪渓がほんの少しだけ残っていて、雪解け水が雪渓の渕から流れていました。




ややっ、霜柱です。やはり冷え込んでいたのですね~




09:05   裏旭キャンプ指定地
テントが一張、まだ二人の女性がのんびりくつろいでいました。
私たちもここで大休止、早めのお昼にすることにしてカップうどんで暖まりました。
風よけの石積は北西からの風を避けるようにカーブしていましたが今日の風向きは東からでした。


09:40  片付けをして出発します。


ところが、登りになった途端 “い、痛い” 先ほど強打した右のでん部に痛みが走り右足に力が入りません。山登りって臀部の筋肉も使っていたのですね~脚力だけかと思っていましたよ!そ~っと触ってみるとなんとズボンも破けています。
尖った石の上に転んだのが原因のようです。
ゆっくり歩いているうちに痛みは少しずつ和らいできたというか、痛みに慣れてきましたが、とんでもなく大きな青アザが出来てそうな予感がします。

それに、ズボンの破れはみっともないですね~(涙)




旭岳を振り返ります。
夏は高山植物が多い間宮岳の登りですがほとんどの花は終っていました。
今年は花の期間が短かかったようでね!


エゾタカネスミレ

何か咲いているお花はないかな?と歩いている時、エゾタカネスミレの葉を見つけました。葉の写真を撮っていると、夫が「コマノツメが咲いているよ!」と言います。すぐにピンときました。エゾタカネスミレに違いありません。あわてて駆け寄るとまさしくエゾタカネスミレが一輪咲き残っていました。ラッキー!!
※夫は黄色いスミレはすべて「キバナノコマノツメ」と思っています


ウスユキトウヒレン





間宮岳分岐
右へ行けば白雲岳からトムラウシの縦走コースです。



10:15  間宮岳
のっぺりとした間宮岳の山頂



中央の北鎮岳が堂々とかっこよく聳えます。<画像クリックで拡大できます。>


クモマユキノシタ

会いたかったお花のひとつ、会えて嬉しいです!!

10:50  中岳分岐
時間があるので中岳まで行ってみたかったのですが、臀部が痛むので諦めそのまま中岳温泉方面に下ります。


雄大な景色を眺めながら贅沢な下りです。

足元はイワウメが絨毯のように広がっていました。




11:30  中岳温泉

硫黄の香りいっぱいの野趣あふれる中岳の野天風呂、少し前に外人さんのカップルが入ったらしくさっぱりと気持よさそうでした。
それにしても、珍しいですね!こちらの外国人カップルは日本人より日本の温泉の楽しみ方を心得ているようです。




私も入りたいと思ったのですが…御見苦しい姿を一目にさらすのどうかと思い足湯だけにしておきました。もう少し若かったら考えたかも…
ちょうど良い湯加減でとても気持良かったです、硫黄泉好きにはたまらないですね!



エゾノリュウキンカの葉

沢沿いを埋め尽くす葉、尾瀬などのリュウキンカに比べると数倍は大きく感じました。
花も葉に比例して大きいのでしょうか?


イブキトラノオ








12:30  裾合分岐



ナナカマドの実



マルバシモツケ



メアカンフスマ




エゾオヤマリンドウ



裾合平は大雪山の雄大な景色が広がります。
特にこの季節はエゾオヤマリンドウがいたるところに咲き乱れておりそれはそれは素晴らしいのです。




ものすごい群落です。







北西側から見る旭岳


チングルマも一面です。



ミヤマアキノキリンソウ、チングルマ、エゾノオヤマリンドウなどもうすっかり秋色ですね。


鏡池

姿見ノ池では見ることができなかった水面に映る旭岳。


ミヤマリンドウ



13:35   姿見駅
 


旭岳周回コースはお陰様でお天気に恵まれ素晴らしい景色を堪能できました。

ただ、例年この時季なら夏のお花が残っているのだそうですが、エゾノツガザクラ、クモマリンドウなど期待したお花はすっかり姿を消していました。
このところ冷え込みで残っていた花々も寒さに耐え切れなかったのでしょう!

今回は黒岳方面へ抜ける計画も検討しましたが、車の回収が難しく諦めました。
仕方なく周った中岳温泉、裾合平でしたが、仕方なくなんてバチ当り過ぎる本当に素晴らしいコースで終始感激しまくりでした。
とくに、エゾオヤマリンドウの大群落は圧巻で、心からこのコースでヨカッタと実感しました。

大雪山のほんの一部分歩いただけでこれだけの感動できるのですから、次はもっと奥の方を歩いてみたいですね~


13:45のロープウェイに乗って旭岳山麓駅に到着。
今度は山麓駅の食堂のラーメンの香りに吸い寄せられそのまま2度目のランチタイムとなりました。






最終日の23日は十勝岳に登ります。

 

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12 コメント

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う~ん、雄大なり! (カモシカ)
2008-09-04 12:44:43
雄大な北海道の山!展望!すご~~い。
8月に霜柱というのもびっくり!
エゾオヤマリンドウは目立つ色合いですから、パラダイスな光景ですね。
こんなの眺めながら歩きたいものです。
まだこの続きのレポがあるようですが、今回につきましては敢えて90点です。(ホントは十分100点満点出したいんですけどね)
あと10点は、露天風呂入浴激写“いい旅、夢気分”があれば完璧です!
カモシカさん (たんべぇ)
2008-09-04 23:29:39
早速のコメント、有難うございます。

>エゾオヤマリンドウは目立つ色合いですから、パラダイスな光景ですね。
ホント、この光景は見事でした。
このレポを書きながら改めてその素晴らしさを感じています。北海道の山は以前から考えていましたが、せっかくならお花の一番美しい時期に行きたいと思っていました。でも、“行けるときに行こう!”と考えを変え、決行してよかったです。

露天風呂の激写、ありますよ~
筋肉隆々のオジサマの後姿です。もちろん盗撮なんかではなくキチンとお断りしましたが、ブログまでは許可を得てないので載せられましぇんです。残念です
良いお天気でなにより (Hg)
2008-09-04 23:34:25
こんばんわ~。
旭岳もお天気に恵まれましたね。この2日間は絶好調ですね~。
展望に恵まれて相変わらず素晴らしい山行きだぁ...羨ましい、ってそんなことないか^^;

さすがに北の山、8月の下旬にに入ったばかりでの山は秋が濃いですね。
間宮岳周辺の砂礫地は花の盛期にいくとタカネスミレの大群落! 秋田駒と比べても遜色ないですよ。
Hgさん (たんべぇ)
2008-09-07 09:12:22
Hgさん、こんにちは!
お返事が遅くなりすみませんですm(- -)m

今日(日曜日)も予報に反して晴れていますね~
ショック!!空を見上げてため息です!!
雨の予報だとどうしてもしり込みしてしまう情けない私です。

その点、大雪は雨の心配をすることなく大自然を満喫できました。
>間宮岳周辺の砂礫地は花の盛期にいくとタカネスミレの大群落! 秋田駒と比べても遜色ないですよ。
確かに、タカネスミレの葉がたくさん残っていたのでスミレの時季は見事な景観だろうと想像していました。
やはりこの界隈は一度や二度で語れるほど浅くないですね~
たぶん来年も訪問することになると思います。
Unknown (まきくま)
2008-09-07 21:30:47
周回コースってのがあったんですねえ。
リンドウとチングルマのコラボ。ほんとにきれい。。こんなの、ほかでは絶対見られませんよ。ある意味、お花の盛りより貴重な眺めかもしれませんね。
裏旭のテン場への下り、ほんと急ですよね。私もものすごく怖かったこと覚えてます。(もう10年以上まえだけど。。。)で、いちばん下のほうに雪渓が残ってて、マット使って滑って遊びますた。(若かった。。。)
あのテン場ねえ、エゾコザクラが一面に咲くんですよ。でね、トイレなくって、その真っ只中で、、、、(若かった。。。)
素敵な景観 (kagerou)
2008-09-07 21:49:13
ブログでお知り合いになった方が同じ山へ登られたみたいで、エゾオヤマノリンドウをUPされていたので、ロープウェイで10分?(これが一番のお気に入り=笑う)でした。

素敵なところですね。活火山、温泉、草花と・・・。
かなわない夢かもしれないけど、チングルマの綿毛は見たいですね。
まきくまさん (たんべぇ)
2008-09-08 23:12:27
わぁ~~まきくまさん、あのテン場に泊まったのですね~ウラヤマシか!
風が強くて寒かったけど実に心地よいテン場でした。
で、あそこにエゾコザクラが一面ですって?
そうなんだ~~やはり季節が早いと色とりどりの高山植物が咲くのですね!
もちろん、エゾオヤマリンドウもよかったけど夏のお花畑って素敵なんでしょうね~
こりゃ~ますます期待が高まります!
kagerouさん (たんべぇ)
2008-09-08 23:25:37
かげろうさん、こんばんは!

ひょんなことから百名山完登を目指すようになり、ついに北海道まで遠征してきました。
昔、ロープウェイで反対側の黒岳までは足を踏みいれたことはありますが、山歩きとして北海道を訪れたのは初めてでした。
やはり、旅行とは違う新たな発見の連続でした。
お友達の方もエゾオヤマリンドウの大群落には感激されたことでしょうね!
かげろうさんもかなわぬ夢などとおっしゃらず、お嬢さんとご一緒に是非お出かけくださいね!
入浴してきました! (アヒル副隊長)
2008-09-12 02:42:11
北海道帰りのアヒル副隊長です。
去年は暴風雨の中、山頂へは行っただけだったので先日リベンジしてきました。
たんべぇさんと同じコースを回って中岳温泉ではのんびりと入浴楽しんできました。
お花はさらに少なくなっていて、枯れかけたエゾオヤマリンドウ、シラタマノキくらいでした。
アヒル副隊長さん (たんべぇ)
2008-09-12 23:56:30
おかえりなさい!!
北海道はすっかり秋の装いだったのでは?

>中岳温泉ではのんびりと入浴楽しんできました。
大自然の中のお風呂ですもの、さぞかし気持よかったことでしょう!
うまい具合に水が流れ込んでいるところも絶妙ですよね~羨ましいです。
秋色 (りん)
2008-10-08 10:15:24
姿見の池からの旭岳の雄姿、素晴らしいです。・・・と思っていたら鏡池からの姿も美しいですね♪
>黄色いスミレはすべて「キバナノコマノツメ」と思っています。
これ、私もご主人様とおんなじですよ^^;。
8月で霜柱もさすが北海道の山という感じですが、お花もすっかり秋色だったんですね。
エゾオヤマリンドウの大群落、チングルマの穂も見事です。
旭岳・・・北海道の雄大さを感じた山でした。
りんさん (たんべぇ)
2008-10-08 18:02:14
りんさん、こんにちは!
最近PCの調子が悪くて思うように使えません。電源を入れるとすごい音がするのです。
ファンなのかHDDなのか原因はわかりませんがいつ昇天するのか不安です。もう寿命かもしれません。

北海道の山紀行、順次見て下ってありがとうございます。
もうずいぶん前のことのように思いますが、やはり大雪は雄大だと改めて感じています。
来年こそは夏に行きたいですね~t預金しなきゃ(笑

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