たんべぇ山から

山歩きの記録、出会った植物を紹介します。



アワガタケスミレ(粟ケ岳菫)ほか 【新潟】  2008年4月26日(土)

2008-05-01 | 野の花・山の花

大型連休の計画は、昨年のsanaeさんのレポートを読んですっかりその気になってしまった佐渡に決定しました。
色とりどりのオオミスミソウ、カタクリ、キクザキイチゲ、アマナ、シラネアオイetc、うっとりと眺めてはGWには絶対いくぞ!!と早い時期から計画を練り、その日を楽しみにしていました。

せっかく佐渡に行くのならその前に、かねてより気になっていた新潟のアワガタケスミレにも会ってみたいし…、帰りにはフジスミレにも会いたいし、どんどん夢が膨らみます。

そういった訳で、初日はアワガタケスミレを求めて新潟県の山歩き、二日目、三日目は大佐渡縦走+お花巡り、最終日は朝一のジェットホイルで新潟へ渡り、関越道を戻り、これまた希少種のフジスミレを探すという無謀ともいえる旅に出ることになりました。
この計画が、どこまで実現できるかは行ってみなければわかりません、無理せず可能な範囲で行動するつもりです。


アワガタケスミレは、10年ほど前に新種のスミレとして記載されるまで、交雑種とされたり不明種とされたりした経緯があるそうで、新潟の粟ケ岳周辺にだけ咲く大変珍しいスミレだそうです。
少ない情報をたよりに、とある山に賭けてみることにしました。

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【日時】 4月26日(土)のち


【場所】 新潟県の山

 


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登り始めるとすぐに雪国に多いオオタチツボスミレが咲いています。

オオタチツボスミレ【大立坪菫】



タチツボスミレと比較すると名前のとおり葉も丈も大きいです。
赤味が強く、白い距が特徴です。
昨年、伊吹山で出会って以来、一年ぶりの再会です。



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密かに楽しみにしていたマキノスミレが、さりげなく
あちこち咲いているのに驚きました。

マキノスミレ【牧野菫】







雪国のマキノスミレは色が濃く、奥多摩で見たものより気のせいか大きく感じました。
ピンと尖ったマキノスミレの葉には中央に筋が入っています。何度みても可愛いです(^^

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さて、次は日本海側に多いナガハシスミレです。

ナガハシスミレ【長嘴菫】

別名、テングスミレと呼ばれるほど長い距が特徴で、新潟では普通のタチツボスミレよりむしろナガハシスミレの方が多いのだそうで、山中のいたる所で目にすることができました。


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ナガハシスミレやマキノスミレはたくさん咲いているのですが、肝心のアワガタケスミレを見つけることができないまま、山頂に到着しました。
やはり、素直に本家の粟ケ岳に登るべきだったのでしょうか!?
でもね~
かなり厳しそう!!



堂々たる山容の粟ケ岳

望みが消えかかったのですが、気を取り直し、別ルートで下山です。
やはりこちらもマキノスミレが可愛い姿で微笑んでいます。
そのたびに足が止まり、撮影タイムに突入!!

そうこうしているうちに雨が降りはじめ、とうとう本降りになりかけたその時、ついに見つけました。アワガタケスミレです。


アワガタケスミレ【粟ケ岳菫】


登山道わきに咲くアワガタケスミレ、少し離れた場所からでも一目でそれとわかりました。


その一角だけに群生しています。


お顔だけだとナガハシスミレと同じにみえますね(^^:;;


それにしても、長い距ですね~


だいぶ下った登山口近くにも二株確認できました。

でも、でも、やっぱりナガハシスミレと同じじゃないかって…??

いえいえ、葉がちがうのです。


     アワガタケスミレ ↑             ナガハシスミレ
ね、ぜんぜん違うでしょ

ぴったり時季も合い、何よりこの山に咲いていてくれたことに感謝感謝です!!




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ぐるり一周5時間ほど、こちらでは見ることのできない珍しい植物に出会えて、初日の山歩きは大成功でした。



広々とした周辺の田んぼでは田植えの支度が始まりました。

米所の水田

オオタチツボスミレ【大立坪菫】

勢いよく流れる水路の脇にはオオタチツボスミレが所狭しと咲いています。

サワオグルマ【沢小車】

まだ、耕されていない畑に咲いていたサワオグルマ、
見事な群生で栽培されているのかと思ったほどです!!


八重桜

雪国の遅い春、八重桜が見ごろを迎えていました。


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そのほか、山で見かけた植物たち

 



オオイワカガミ【大岩鏡】

アンバランスともいえるほど大きい葉が特徴です。



白花もけっこう見かけました。

 

 

ユキグニミツバツツジ【雪国三つ葉躑躅】

見慣れたミツバツツジより少し大きく、色もピンクに近く、ムラサキヤシオでもないし何だろうと思いながら下山中「ユキグニミツバツツジ」とプレートがかけられていました。

タムシバ

純白の花をつけた木が山全体に点々と目立ちました。
別名ニオイコブシと呼ばれ、良い香りがするそうです!匂いを嗅いでみればよかたかな!


チゴユリ【稚児百合】

双子ちゃんが多かったです!

ユキツバキ【雪椿】

雪国を代表する椿、花びらが全開するのが特徴なのだとか。



トキワイカリソウ【常盤碇草】?

越年葉を確認できませんでしたが、日本海側ということで常盤にしました…
でも、やっぱりキバナイカリソウかも…



スミレ【菫】(マンジュリカ)

スミレってコンクリートやアスファルトの隙間を好むのですね!!
健気でかわいいスミレです。


二日目、佐渡に続きます。










 

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3 コメント

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すてき (数の子)
2008-05-03 00:43:53
こんばんわ。
ご無沙汰いたしております・・・今回は
新潟・佐渡島からの便りですか・・・ワクワク
たんべぇさんのブログを拝見していると一緒にスミレちゃんたちに会いに行っている様です。
居ながらにして美しいスミレちゃん達の写真が観られて
オトク(ちょっとズルイかも・・・
ごめんなさい!!いつもたんべぇさんの写真に
励まされていますありがとうございます。
明日は私もカメラ片手にスミレちゃん探しに出かけよう!
次の佐渡便りが楽しみです。
数の子さん (たんべぇ)
2008-05-03 16:13:43
今日はあいにくのお天気でしたね!
スミレに会えましたか?
待ちわびたスミレの季節も5月の声を聞くとアッという間に終盤、あとは徐々に高山に移動ですね!
追っかけオバサンもそれとともに移動しなければ、です

これからは、高山植物の楽しみが増えますね



お尋ねいたします (ダイ)
2012-05-14 18:13:36
初めましてダイと申します
ブログを拝見してすぐに山を特定出来ましたので昨日同じ登山道を辿ってみました。残念ながらアワガタケスミレを見つける事は出来ませんでした。時期が遅かったのか、それとも盗掘されたのか?

そこで歩かれたルートをお尋ねしたいのですが、画像にもありました眼下に水田の広がる登山道入口から登られて断崖絶壁の方に下山されたのですか?それとも逆回りでしょうか?
お聞かせくだされば幸いです。

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