たんべぇ山から

山歩きの記録、出会った植物を紹介します。



八甲田山【青森県】 2008年9月21日(日)

2008-10-01 | 東北の山

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八甲田は八幡平と同じく29年前の10月に訪れたことがあります。
ロープウェイを使って田茂萢(たもやち)周辺の散策をしました。
黄金色の湿原と池塘、赤や黄に色付いた鮮やかな木々が青い空に映えて美しかったことを覚えています。

今回も、ロープウェイを利用する予定でしたが始発が08:45とのこと。
その時間ではやはり遅すぎなので急遽、酸ヶ湯温泉からのコースに変更しました。

酸ヶ湯から大岳~井戸岳~赤倉岳~毛無岱を回って酸ヶ湯に戻る6時間ほどのコース、そこそこ歩き応えがあります。

宿泊した八甲田リゾートホテルでしっかり朝食を摂り、7時30分に酸ヶ湯に向けて出発します。約10分で到着です。



【コースタイム】
酸ヶ湯大駐車場07:40/07:45-----仙人岱08:55/09:00-----八甲田大岳09:40-----大岳避難小屋09:55/10:15------井戸岳10:35-----赤倉岳10:50-----宮様分岐11:20------上毛無岱11:45/12:05------酸ヶ湯温泉13:05-----酸ヶ湯大駐車場13:10
【行動時間:5時間25分(休憩含)】



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酸ヶ湯温泉の少し上に大きな駐車場があり、その奥が登山口です。


ノコンギク




この鳥居をくぐり登山道に入るとすぐに樹林帯の登りになります。






展望が開けてくると行く手に沢が見えてきました。


小さな木の橋を渡り、沢沿いに登るとガスの中に突入、徐々に薄暗くなり不安になります。




地獄湯ノ沢と呼ばれるこの沢は硫黄の臭いが鼻をつきます。といっても私はこの臭いが大好きなので、ここぞとばかり大きく深呼吸!う~~ん、いいニオイ。。。
水量はそれほどでもありませんが白濁した水が流れています。“湯ノ沢”の名前から察すると温泉なのかもしれませんね~




真っ赤に色づいたナナカマド





ウゴアザミかな?




仙人岱の水場「八甲田清水」
常連さんの話によると、ここの水はとても美味しいので八甲田に来た時はボトルに入れて持ち帰るのだそうです。
いつもはジャージャー溢れているという八甲田清水、今日はなぜか勢いがありません。パイプの先から流れているのはほんの少しだけ、下に溜まった水をカップですくって飲んでみました。確かに、見かけ(?)よりうんとおいしかたです。
(決して木枠の中から汲んではいけません!)

すぐそばに「仙人岱ヒュッテ」という避難小屋があります。
中は確認していませんが水場が近いので便利ですね!



小岳、高田大岳との分岐
私たちはまっすぐ八甲田大岳に向かいます。

その後もガスは濃くなるばかり、下山してくる方の話によると、この上はガスで何にも見えず、風がきつくて飛ばされそうなので諦めて下山してきたとのこと。
不安が募ります。

私たちも吹き飛ばされる前に雨具を着込みました。




八甲田最高峰の大岳山頂はご覧のとおり、な~~~んにも見えません。
われわれも引き返すか迷いましたが、とりあえず、大岳避難小屋まで進むことにしました。


八甲田大岳と井戸岳の鞍部にある大岳ヒュッテ(避難小屋)

寒いので中で休むことにしました。
この小屋も立派で三階部分まで使えます。冬場は三階部分から出入りできるようになっており、この地が豪雪地帯だということが窺えます。
先客が数人、そのほとんどが井戸岳~赤倉岳を諦めて上毛無岱方面に下るとのことです。仕方がない、私たちも無理せず皆さんと同じように下りますか?

20分ほどの休憩後、そろそろ重い腰を上げると、な、なんとガスがすっかり晴れて井戸岳が姿を現しているではありませんか!?なんという幸運!!うれしい!!

小屋でのんびり時間を費やしたことが功を奏したようです。

“待てばかいろの日和あり”ですね




小屋の前から望む井戸岳と赤倉岳、先ほどまでのガスが嘘のように稜線がクッキリ見えています。



小屋の裏は、先ほど下った大岳が聳えています。

これは文句なし、井戸岳経由で赤倉岳に登るしかありません。




井戸岳中腹から大岳を振り返る!!

左に噴火口を見下ろしながら歩きます。ここでロープウェイから登ってこられたの単独の男性とすれ違いました。早いです!!



井戸山頂。
通過後は少し下ります。





ムシカリ(オオカメノキ)の実



井戸岳と大岳を振り返る

井戸岳の西斜面は少しだけ秋らしい色合いになっていました。



赤倉岳通過
この頃からロープウェイで登ってきた登山者と何人もすれ違いました。




ロープウェイの山頂公園駅(右奥)を見下ろす。



祠のある赤倉岳分岐、ここにも「赤倉岳」の標識がありましたが
どっちが本当の山頂なのでしょうか??


赤倉岳からはグングン下りますが…いかんせん道が狭く、ひっきりなしに登ってくる登山者に道を譲っていると時間だけが過ぎていきます。



宮様分岐を酸ヶ湯方面に左折すると登山者とすれ違うこともなくなりました。

笹が覆い茂る歩きづらい道、かき分けながら歩きます。


ようやく笹藪から開放されてホッと一息、右手に明日登る岩木山が雲海に浮かんでいました。



11:45/12:05  上毛無岱、大岳からの道と合流
ここで大休止、(ってこんな場所でぇ~~??)
宮様分岐(ロープウェイ分岐)から誰一人会わなかったので大丈夫かと思ったのですが大岳から下ってくる登山者の多いこと多いこと。こんな人通りの多い場所に座り込んでごめんなさい!でも一応、ロープウエイ側に座り、お邪魔にならないよう気を配りながらエネルギー補給をしました






上毛無岱からの展望は素晴らしい!!




キンコウカの湿原、すごい数のキンコウカが黄金色に輝いていいます。
お花の季節なら一面真黄色ってとこでしょうか?!



爽やかな風が吹き渡る下毛無岱の展望台
ここでランチにすればよかった~~

しつこく大岳を振り返ります。



長~~い木の階段の途中から見る毛無岱、わぁ~~と思わず歓声が上がるほどの絶景です。
この景色を見ることが出来て幸せです!!

木道が終わり再び樹林帯を歩いていくと酸ヶ湯温泉に着きます。






13:05   酸ヶ湯温泉着

 



クリックで拡大できます


八甲田の核心部を歩くこのコースは見どころ満載、変化に富んだ素晴らしいものでした。
29年前、田茂萢周辺を歩いただけで八甲田を知った気になっていたことが恥ずかしい程です。そういう意味では今回も歩いたのはほんの一部分ですが、自分の足で歩いて目にする景色は格別だと改めて感じました。

紅葉には当然早過ぎましたが、錦の衣をまとったらどれ程美しいだろう!と想像するのも楽しいものです。←(やや負け惜しみ


29年前は酸ヶ湯温泉に泊まり、混浴の千人風呂も楽しみました。
若いのになんと勇気があったことかと今更ながらあの時の行動力に驚いています。酸ヶ湯もいいけど下山後はできれば別の温泉に入りたくなりました。周辺には谷地温泉、城ケ倉温泉、猿倉温泉などたくさんあります。
この中で猿倉温泉は以前宿泊したことがありますが、私の好きな白く濁った硫黄泉だったことを思い出しました。
建物も新しく(といっても十数年前だそうですが…)なったそうで興味もあります。
というわけで、ここに決定!!
料金は500円、シャンプーも石鹸もありませんが惜しげもなく露天風呂に注ぎ込むお湯は熱めで、思ったとおり素晴らしい温泉でした。


さて、さっぱりしてところで次の目的地、岩木山麓の嶽温泉に移動します。

 

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4 コメント

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Unknown (カモシカ)
2008-10-02 23:02:46
すご~~い!
山レポの内容、写真からの展望もさることながら、
かなわない勢いで登ってますね。

>私はこの臭いが大好きなので、ここぞとばかり大きく深呼吸!う~~ん、いいニオイ。。。
う~ん、これには参った!

>混浴の千人風呂、、若いのになんと勇気があったことかと
まだまだいけますよ!

で、次は大源太へ。前から注目している山なんです。
カモシカさん (たんべぇ)
2008-10-03 14:43:07
カモシカさん、こんにちは。
退屈な記事なのに、読んでくださってアリガトウね!!
硫黄(硫化水素)っていくら好きでも吸い過ぎるとやっぱり危険なのでしょうね~(笑)

>かなわない勢いで登ってますね。
そうそう、年齢的に時間との勝負ですからね!

大源太山は面白い山でしたよ!
レポは来週UPしますね
紅葉きれい (アヒル副隊長)
2008-10-03 22:06:25
しばらく山から遠ざかっているうちに紅葉がきれいになってきましたね。
今週も出かけられず、北海道以来かれこれ1ヶ月山なしです。

来週は何とか飯豊参りで百名山達成といきたいのですが、12日は仕事です。
無理矢理振替休日にして行こうかと企んでます。
アヒル副隊長さん (たんべぇ)
2008-10-08 13:54:34
副隊長さん、こんにちは!
>今週も出かけられず、北海道以来かれこれ1ヶ月山なしです。
今のうちにフル充電して紅葉真っ盛りの飯豊で一ヶ月のうっぷんを晴らしてください!
東北の紅葉は言葉にならないほど綺麗ですよね~
一番いい季節の飯豊で百名山完登!!絵になりますね~
お仕事の調整は大変でしょうが是非達成させてください。応援していますよ(^_^)/~

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