たんべぇ山から

山歩きの記録、出会った植物を紹介します。



阿蘇に咲く花 2010年4月21日

2010-05-05 | 野の花・山の花

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野暮用で外出することができなかったGW、モタモタしているうちに最終日となってしまいました。

今年の連休は、これまでの肌寒く、うっとうしい空を吹っ飛ばすかのような晴天続きでしたね!

 

 

さて、

GW前に出かけた九州三日目、阿蘇の続きです。

二日目の祖母山レポについては、そのうちということで…^^;;

なにしろ、咲いているお花がなかったもので、どうも気乗りがしないのです。

 

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2010年4月21日 

オキナグサを堪能したあとは、阿蘇を代表する“キスミレ”の大群落を目指して移動です。

阿蘇、くじゅうにおいて、キスミレは特別珍しい花ではないので、この時期ならどこでも見ることができると軽く考えていました。

とりあえず、地図で案内されたキスミレの自生地に行ってみると、そこには全く見当たりません。
かつては野焼きが行われであろう場所にはカヤトが生い茂り、灌木が育っていました。

残念ながらキスミレはありませんでしたが、その場所にはぜひ会いたいと願っていたヒゴスミレ、ハルリンドウなどが登山道を飾っており、これはこれで願ってもない嬉しい出会いでした。

 

 

阿蘇のヒゴスミレは花弁の裏が紅紫色のものが多かったです。

 

~ヒゴスミレ~


 

鼻を近づけてみると、ほのかな良い香りがしました。

 

こちらは↓かなり花弁裏の色が濃く、花弁の縁取りもキュートです!!

 

こちらは↓エイザン?ヒゴ?それとも交雑種?

この周辺では、このように中間的なスミレがたくさんありました。

 

これは↓エイザンスミレでしょうね~?(^^;

 

阿蘇のエイザンスミレはヒゴスミレかと見間違えるほど切れ込みが深く、美しいスミレでした。

 

 

~スミレ~(葉が内側に巻いているタイプ)

 スミレの変種にアツバスミレという海岸型のスミレがあるようですが、ここでみたスミレはそれに似た雰囲気です。(とはいえ、アツバスミレは図鑑でみただけですが…

 

スミレ(葉が細くピンとたっているタイプ)

葉が細く、もしや、ホコバスミレ…かと期待に胸を膨らませていたのですが、写真では葉柄が枯れ草の下に埋もれているので、どれくらいの長さなのか確認できません。う~~ん、やっぱり難しいです!!

 

阿蘇では、車道沿い、山麓、土手、住宅地など、いたるところに濃い紫色のスミレが花盛りでした。

 

 

~ハルリンドウ~



 

鮮やかなブルーのハルリンドウ、この日、ちょうどこの時間にお日様が顔を出してくれたのでいっせいに開花しましたが、下りではすでに閉じてしまいました。

この数時間後に訪れた南阿蘇の周辺では一面にハルリンドウが群生していましたがブルーの瞳はしっかり閉じたままでした。日差しに敏感なハルリンドウ、曇り空では目覚めてくれないのですね~

 

このほか、ニオイタチツボスミレ、ニョイスミレ、イチリンソウ、などが可憐な花を咲かせていました。

 

 

 さて、いよいよ本格的にキスミレ探しです。

 

簡単に見つかると思っていたキスミレはななかなか手ごわい存在でした。

地元の方から教えていただいた場所に行ってみても、キスミレの“キ”の字もみつかりません!!

う~ん、これはもう時期が終了したのでは……

こうなったら、標高の高いところを目指すしかありません。

時刻はすでに午後三時を回っており、ゆっくりしていると日没までにたどりつけるかまかりません。

キスミレの前にもう一度オキナグサの自生地に行ってみようと考えていましたが、そんな悠長なことを言っている場合ではなさそうです。

今回の九州では大好きな黒川温泉の湯めぐりも湧水をめぐりもなく、ただひたすら野の花をさがして動き回っています。

 

若いころ何気なく見ていたキスミレが群生する光景を思い出し、ひとつの場所に望みをかけてみることにしました。

さっそく、移動開始で~~す!

とはいえ、運転は夫任せで、私は行き先を指図するだけですから楽なものです

移動中、車窓から見える黄色い花、車を止めてみるとそれはミツバツチグリでした。

それからズンズン高度を上げるに従い、キスミレらしき花がみえます。

これまで、何度も裏切られ(ミツバツチグリさん、ごめん)ていたので、車を止めて確認することもできないまま車を走らせ、目的地に到着!!

そして、標高1000mのこの地に今を盛りとキスミレが咲き乱れていました

 

 ~キスミレ~

 



スミレに興味を持ち始めて富士宮市で数回会っているキスミレですが、今回の阿蘇のキスミレはどうしてもはずせない課題のひとつでした。

 

「咲いていてくれてありがとう!」と素直に感謝の言葉がでてきました。

 

 

そうそう、キスミレが咲く場所はこんな場所でした!!

でも、 

一面に咲いてはいるのですが、写真に撮るには良い場所が見つからず、焦ります。

この周辺はフェンスで囲まれているので奥の群落を撮ることができず、歩道からの撮影は思うようにいきません。

 

それでも、かわいいキスミレが微笑みかけてくれて思わずにっこり!!

阿蘇の山々を背景に撮影できることを願っていたのですが、それは叶いませんでしたが、今回は出会えただけで満足です。

 

 


夢中で撮影していると、観光客の方から「何を撮っているのですか?」と声をかけられました。

そこら中に咲いている黄色いスミレの何が珍しくて這いつくばっているのか不思議そうな目で見られました。

当然です!

若いころの私もそうでしたから…
阿蘇くじゅうに咲くキスミレは当たり前過ぎて、特別に写真に撮ることなどはしませんでした。



 

その後、久住への移動の途中で車窓越しにはっきり見てとれるほどキスミレが群生していて安心しました。

そうそう、この風景です!!
明日の朝、もう一度ここに来て一面のキスミレを見てみよう!!と宿へと急ぎました。

そして、翌朝、たたきつける雨に身動きできず、キスミレ群生地はそのまま素通りと相成りました(泣)


 

今回、最初に行った場所は野焼きが行われておらず、キスミレの姿は全く見ることができなかったので少し不安になりました。

富士山や阿蘇など火山帯の周辺に分布するキスミレは、野焼きなど人の手が入って始めて生育することを改めて思い知らされました。

 

 

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10 コメント

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キスミレ (peko)
2010-05-06 23:45:04

 またしても、すごい群生を楽しんで来られたようですね。
苦労の甲斐あっての喜びが伝わってきます。

 きょう、九州より戻ってきました。
由布岳山麓でもキスミレは、点在していたのに
今年は、少なかった上に、バイカイカリソウも、ほとんどありませんでした。

 遅い花、早い花まちまちで、読みずらさを感じました。
阿蘇方面は、何処を走っても緑緑して気持ち良かったです。

pekoさん (fu-co)
2010-05-08 15:01:29
pekoさん、こんにちは!

九州からお帰りなさい。

>バイカイカリソウも、ほとんどありませんでした。
あらら、そうでしたか?
今年は遅れ気みなのかしら?
私の時は葉が相当数(無数)あったので、pekoさんは十分に楽しむことができると思っていたのですが…

でも、阿蘇くじゅうは、広大な自然に触れるだけでも幸せな気分に浸ることができますよね~

由布高原のキスミレは私が訪れる一週間ぐらい前が見ごろだったかも…
私の時もたくさん見ることができましたが、すでに終盤といったかんじでした。
キスミレの微笑み ()
2010-05-09 21:09:50
キスミレふっくらした顔立ちで本当に微笑んでいるようで可愛いですね。
実は関東地方にもあるのを知り、今日逢いに出掛けてしまいました。
初めて見るそのお姿はやはりとても可愛らしく微笑んでくれました(^o^)丿

fu-coさんは川苔だったのですね。私は二日に行きました。
今年は遅いのかシコクスミレは蕾ばかりで四輪しか咲いていませんでしたし、
フモトスミレも沢沿いは葉ばかりで
なぜか標高の高い山頂近くの防火帯に咲くのみでした。
ここのところ暖かかったので開花が進んだでしょうね。更新が楽しみ。

fu-coさんのご覧になるお花→私のみたいお花
って感じで私の思考回路を読まれているみたいです。
彩さん (fu-co)
2010-05-10 15:49:11
彩さん、こんにちは♪

キスミレは本当に愛らしいですよね!
関東地方にもキスミレの自生地があるとは知りませんでした。
たくさん増えてほしいですよね!

>fu-coさんは川苔だったのですね
おっと~~、このことをご存じということは…彩さんもHgさんとこの常連さんですね
「リアルタイム情報」をもとにさっそく出かけ、見事にシコクスミレに会うことができました。
フイリシハイスミレはもう飽きるほどでしたよ~~(^^;
久しぶりの川苔山、とっても素敵でした~~
こんにちは♪ (はなねこ)
2010-05-11 15:34:51
可愛いキスミレ、今年は見そびれてしまいました。
群落は、さすがに見事ですね。
花弁の裏に色の着いたヒゴスミレなんてあるんですね。
縁取りがピンクのも、いいですね~♪

ハルリンドウも見たことないし、やれやれ・・
見たいもの、行きたいところが多くて困りました。

↑私もシコクスミレ見たいです。
フイリシハイも飽きるほど?
そんなこと載ってなかったのに・・残念、行けばよかったです。
はなねこさん (fu-co)
2010-05-11 18:43:25
はなねこさん、こんばんは!

阿蘇のキスミレはさすがに密度が違うようです。
あんなに咲いていると、このスミレが希少種だということを忘れてしまうほど…
でも、阿蘇に行けばどこでも見られるというわけではないのですね~
ずっと咲き続くことを願うばかりです。

>↑私もシコクスミレ見たいです。
シコクって狙ってもなかなか難しいことを私も実感しています。
でも、今週末でもまだ間に合うかも…ですよ~
Hgさん情報によると、御前山付近はもっとたくさん見られるそうです!
是非、お出かけください!
本場 (てばまる)
2010-05-13 11:33:09
キスミレの本場、図鑑などに載ってる大群生の写真には憧れますよね。そういう光景もなかなか目に出来なくなって来てるのかな~? 野焼きも危険が伴うからってやらなくなってるところもあるようですけど、観光用にでも続けて欲しいものです。

ヒゴとエイザンの雑種は見分けが難しそうですね・・・。

 
てばまるさん (fu-co)
2010-05-14 20:01:44
てばまるさん、こんばんは!

阿蘇のキスミレは、最初に行った場所に咲いてなかったので少し心配になりましたが、探す場所が悪かったのかもしれません…?

時期さえ合えば、雄大な阿蘇五岳を背景にした素晴らしい写真が撮れると思いますので、機会があればてばまるさんも是非訪問なさってくださいね!

>ヒゴとエイザンの雑種は見分けが難しそうですね・・・。
ですね~~^^;;

Unknown (さな・花の庵)
2010-05-14 21:30:08
こんばんは。

翁草との出会い、キスミレやハルリンドウとの出会い楽しく読ませていただきました。

私も今年は、2年間探し続けていたフイリハグロシハイスミレに、えっここにと思うほどあっけない出会いをしました。
さな・花の庵さん (fu-co)
2010-05-15 20:25:34
さなえさん、こんばんは!

「フイリハグロシハイスミレ」宮本さんとこで拝見しました。
雨の中を散策した甲斐がありましたね~
あのように美しく、しかも大きな株に出会ったら嬉しくて狂喜乱舞ものですね
私も画像で楽しませていただきました。
ありがとうございました。

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