たんべぇ山から

山歩きの記録、出会った植物を紹介します。



トガクシショウマを求めて【尾瀬】 2008年5月31日(土)~6月1日(日)

2008-06-03 | 新潟、北陸、尾瀬とその周辺の山

紅葉の尾瀬を訪れた昨年10月、遥かな尾瀬は意外にも日帰り圏内だということを発見しました。
原を散策するだけなら日帰りも可能ですが、今回は長女を誘い、のんびりハイクを楽しもうと小屋泊まりで出かけることにしました。

尾瀬といえば、長女が中二、次女が小5の夏休み、燧ケ岳登山したことがあります。
長英新道から山頂へ、ナディ窪から沼尻に下りそのまま大清水に下山でした。
よほど疲れたのかその時以来二人の娘たちは山へ誘っても付き合ってくれることはありませんでした。
今回、ひとり暮らしを始めてちょうど一年になる長女に「尾瀬に行かない!?」と何気なく誘ってみると、あらどうしたことでしょう!「うん、行きた~い!!」と珍しくノリノリの返事がかえってきました。
仕事が忙しく体調がいまひとつの長女、こんな時こそ尾瀬の美しい風景を目にすれば身も心もリフレッシュするに違いないと考えました。
できればもうじき帰国する次女も含めて4人で出かけたいところですが、もうひとつ目的がありこの日に決めました。
その目的はズバリ「トガクシショウマ」です!


水芭蕉が見ごろを迎えるこの時期は尾瀬が一番賑わう季節、この時季に訪問するのはたんべぇにとっても実に33年ぶりのことです!

【日時】 2008年5月31日(土)~6月1日(日)

【メンバー】夫、長女、たんべぇ

【コース】
5/31 鳩待峠~山の鼻~竜宮小屋~下田代~赤田代(温泉小屋泊)
6/1  赤田代~下田代~沼尻~長蔵小屋~三平峠~大清水






               ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

 


戸倉発09:40のバスに滑り込みでセーフ!鳩待峠に10:10到着です。




雨の中を歩くと水芭蕉が現れました。


イワナシ 

砂糖菓子のような透明感のある花びら、おいしそうです!


ミヤマスミレ

ハッとするほど深い紫のミヤマスミレ、雨に濡れ一段と鮮やかでした。

オオバキスミレ

まだ開花していないのでいい加減な撮影です。
結局この付近しか見ることができなかったので、一枚しか撮らなかったことを後悔しています。葉が三輪生にも見えます、ミヤマキスミレかも…

 

ミズバショウ

水芭蕉には雨が似合います!


ショウジョウバカマ



場所によって微妙に色が違うショウジョウバカマ


ヒメシャクナゲ





正面に至仏山がド~~ンと見えているはずだったのですが、あいにく雲の中でした…



見晴に近づきました、このあたりにはリュウキンカがが綺麗でした。




相変わらず雨が降り続きます。下田代十字路を左に曲がり温泉小屋にむかいます。

 

 


ここまで来ると、先ほどまでの人ごみがウソのようです。


葉が出る前の瑞々しい真っ白の水芭蕉が一面に咲いています。


何度も足が止まります!



14:20 温泉小屋が見えてきました。
ちょっと早いけど、寒いので部屋で休むことにしました。




6月1日(日)

荷物を小屋に預けて三条の滝までピストンしようと一歩踏み出しました。
ところが昨日の雨をたっぷり含んだ木道は今朝の冷え込みで薄っすら凍っており、その上に霜が下りてツルツルの滑り台のようです。
へっぴり腰で2,30m進んでみましたが、こんなゆるゆる歩きではいつ到着するかしれません。普通に歩いても三条の滝まで往復二時間かかります。
ペットホテルの閉店時間が早まり6時30分までにワンコを迎えにいかなければならない私たちに時間の余裕はなく霜が融けるのを待つことはできません。やむなく三条の滝は断念、尾瀬沼に向かうことにしました。


とりあえず、宿泊した温泉小屋の前で記念撮影。お世話になりました



雨に打たれる水芭蕉もいいと思ったけど朝日に輝く姿は格別です!



傘をささずに撮影できて幸せです



昨日は隠れていた至仏山もすっきりと姿を現しました。



至仏山をバックにパチリ!!



娘も一面のミズバショウに感激した様子、誘ってよかった


リュウキンカとミズバショウ
 



 


07:35 見晴(下田代)から見る至仏山




ここから尾瀬沼へ標高差200mを登り始めると残雪が登場します。



この区間でもスミレサイシンやミヤマスミレが群生しています。


逆光でとらえたミヤマスミレ



いかにもスミレらしいこの色が好きです!!


シロバナスミレサイシン

ここにだけ咲いていました。


スミレサイシン

先日、佐渡でもたくさん見ましたが尾瀬のスミレサイシンは少し色が淡いように感じました。

ツルネコノメソウ




リュウキンカ

鮮やかな黄色のリュウキンカと白いミズバショウとの競演はいかにも尾瀬らしい風景です。


尾瀬といえば水芭蕉ですがリュウキンカの美しさも負けてはいません。




長蔵小屋が見えてきました。


ワタスゲ

湿原の次なる主役




尾瀬沼休憩所から見る燧ケ岳

30ウン年前の同じ季節、よれよれのキスリングにキャラバンシューズといういでたちでナディ窪から燧ケ岳に登りました。
誰もいない残雪の登山道に独り、ひたすら登りようやく長英新道との合流地点で賑やかな声が聞こえたきた時はホッとしました。
山頂で知り合いになったパーティーと一緒に温泉小屋へ下ったことを懐かしく思い出しました。



水芭蕉と燧ケ岳




三平下から見る燧ケ岳の堂々たる山容



三平下
さて、ここから三平峠まで登ります。

残雪に覆われた登山道を踏む抜かないように気をつながら進みます。

三平峠は雪に覆われていました。




あとは下るだけです。
高度が下がると萌えたつ新緑の道が待っていました。
心地よい風が吹きぬけ汗もサァーと引きます。


ムラサキヤシオ




沢のせせらぎの音を聴きながら進むと一之瀬休憩所に到着です。

一休みしたいところですが13:40発のバスの時刻まであと40分しかありません。

急がなければならないのですが、林道沿いにはオオタチツボスミレやニョイスミレが咲き乱れていますが写真を撮っているとバスに間に合わなくなりそうです。
でも、撮ります


オオタチツボスミレ



ニョイスミレ




このニョイさん唇弁の紫が濃いですね~


「あと10分しかないよ!!」と娘の声が聞こえてきた時、ラショウモンカズラのが目に飛び込んできました。
時間なないけど撮るしかありません!!


ラショウモンカズラ

ユーモラスな顔だちのラショウモンカズラ


5~6枚撮影した後はカメラを片手で押さえて走ります、走ります

なんとかギリギリで間に合いました。
ヨレヨレで走る母の姿を目にした娘曰く「戦地で戦いに疲れた兵隊さんのようだよ!!」ですって

関越自動車道も早い時間だったので渋滞もなく5時過ぎにはワンコを迎えに行くことができました。

長女にとって12年ぶりに訪れた尾瀬はどのように映ったでしょうか?

 


そうそう肝心な
トガクシショウマこちらにまとめました!

 





 

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14 コメント

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Unknown (食う寝る@おひす)
2008-06-03 19:22:08
日曜日は、燧ケ岳を逆方向から見てたのですね。
尾瀬沼も行けば良かったな~
相変わらず、たくさんの花の写真にビックリです。
そんなに咲いていたのですね。

快晴に恵まれたいい日でした。
夏が来れば思い出す♪ (カモシカ)
2008-06-03 21:30:59
前記事「トガクシショウマ」スペシャルも拝見!
この時期の尾瀬といえばミズバショウと短絡的に思い浮かぶ私とは違って狙いが通ですね!
ゆったりとなんとも贅沢な尾瀬の旅。
娘さんもステキな尾瀬に出会えてよっかったですね!
さらにその様子を見ているたんべぇさんもダブル感激でしょうね!
娘さんとの尾瀬 (りん)
2008-06-03 22:37:19
娘さんとの心温まるハイキングになりましたね。
そしてたんべぇさんのウン十年構えの思い出も詰まった尾瀬^^。ステキなレポ拝見させて頂きました。
私はまだ尾瀬を歩いたことがなく、これだけのミズバショウももちろん見たことがないんです。
ちょうど今頃がシーズンなのですね。
それにしても木道が凍っていたり、残雪が多かったりと、この時期、足回りに悩んでしまいそうです。
知り合いが同じ日にツアーハイクに出かけたのですが、運動靴で行くと言っていました。
きちんとアドバイスできなかったことを悔やんでいます。
私も今シーズン間に合うかな?行ってみたいです。
トガクシショウマ (K林@お風呂上り)
2008-06-03 23:29:43
ヒッソリでも良いから、いつまでもあそこで咲いていてほしいですね。私も本当にそう思います。
それとやっぱり写真が良いなぁ!
いつか娘と・・・。 (さるや)
2008-06-04 09:51:00
いつもながら、美しいお花の写真を堪能させて頂きました。ヾ(´▽`)
「戦地で・・・・」のくだりには、笑ろうて・・・しまいましたよ・・・o(´▽`*o)
お嬢様・・・・ナイス!です。
この時期、あちこちで お花が咲き揃い あっちこっちのレポを拝見しているうちに・・・出遅れる・・・さるや隊。
レポを参考に・・・来年を考えています・・・・・・って、また 出遅れるのかも・・・。
和んだわぁ~。
Unknown (ぜいぜい)
2008-06-04 18:35:57
娘さんとの尾瀬旅行なんてすてきです。
我家も4年前に3男と3人で尾瀬裏燧~鳩待でした。
家族で歩くのって楽しいですよね。
おまけにトガクシショウマを初め、充実のお花たち、
いつまでも未練たらしく撮りたいのってわかります。
私もそうなので(笑
食う寝るさん (たんべぇ)
2008-06-04 21:38:30
日曜日はすっきり晴れて尾瀬びよりでしたね~
食う寝るさんは富士見下からだったのですね!?
私はそちらからはまだ入ったことがないのですよ!
富士見下は厳しそうなので、ついお手軽コースを選んでしまいます!
長沢新道は残雪が多くて歩きづらくなかったですか?
カモシカさん (たんべぇ)
2008-06-04 21:44:38
久々に娘との山旅、これを機に娘にも自然に親しんでほしいと思いました!
尾瀬のトガクシショウマは丁度見ごろを迎えており、感激も一入でした(^-^)v
尾瀬のミズバショウも素敵ですが、幻の花に出会えた喜びは言葉では言い表わすことができません!
本当に気品に満ちた美しい花でしたよ!!
りんさん (たんべぇ)
2008-06-04 21:57:13
経験豊富なりんさんが尾瀬は未踏だったとは、ぜひぜひ訪れてみて下さいませな!
シーズン中は人が多くてややうんざりすることもありますが、それなりに見所があり大いに楽しむことが出来ると思います。
特に至仏山はお花の種類も多くりんさんならきっとお気に入りになることと思います。
ただ、6月一杯は植生保護のため入山できませんが、ホソバヒナウスユキソウが咲く夏場もお勧めです。
ニッコウキスゲと絡めて夏の尾瀬もいいですね~
そう言っている私も行きた~い
K林さん (たんべぇ)
2008-06-04 22:05:05
トガクシショウマ、K林さんもご覧になったことがあるのですね!?
私は長い間場所が確定できずにいましたから、ようやく、本当にやっと出会えました!!
この次に会いに行く時も同じような状態で咲き続けてほしいですね!

写真、褒めてくださってありがとうございます。
さるやさん (たんべぇ)
2008-06-04 22:15:04
さるやさん、お久しぶりです!!
この時季はお花の追っかけが忙しくて大変ですよね~

>「戦地で・・・・」のくだりには、笑ろうて・・・しまいましたよ・・・o(´▽`*o)
そうそう、ひどいですよね~娘のやつったら
でも、確かに、帽子はひん曲がり汗は滝のように流れ真っ赤な顔をしてバス停に到着した時はさすがに呆れられてしまいましたよ(笑
さるやさんは来年ですか?今年でもまだ間に合いますよ!!



ぜいぜいさん (たんべぇ)
2008-06-04 22:25:18
我が家の娘たちは山歩きにはあまり興味がないので、北アルプスなどにご家族揃って行かれるぜいぜい家のロング山行を羨ましく思っていました。
尾瀬も息子さんたちと行かれたことがあったのですね~
やはり、自然の美しさを共感できる喜びは楽しさも倍増しますね!
トガクシショウマ、本当にきれいでした!!
びっくり! (まゆ太)
2008-06-09 12:31:10
たんべぇさん、こんにちは。
先々週の日曜日は、尾瀬沼にいらしたのですねー。
てっきり尾瀬ヶ原をまわって帰られたのかと思ってました。
もしかしたら、キョロキョロ挙動不振な人とすれちがってるかもしれません(笑)

トガクシショウマの写真、本当に上手ですね。
わたしもいつか本物見てみたいです(^^)

それと、うちのダンナも小さい頃、お父さんに北海道の山々をつれまわされて、しんどくて、山がきらいになったそうです。でも、今では・・・(笑)
長女さんもそのうち、たんべぇさんバリのやまおんなさんになるかもしれませんよー(^^)
まゆ太さん (たんべぇ)
2008-06-11 15:46:59
晴天の日曜日にサクッと日帰りで燧ケ岳に登ってしまうなんて、まゆ太さんの脚力には驚かされっぱなしです!
青空に聳える燧ケ岳を目の前にして私も登りたかったのですが、今回は最初からゆるゆるハイキングと決めていたのでなんとか諦めがつきました
でも、まゆ太さんのレポートを拝見して、やっぱり…と少々後悔しました。

>長女さんもそのうち、たんべぇさんバリのやまおんなさんになるかもしれませんよー(^^)
なってくれるかな~~??

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