筋肉天使
このブログはボディビルやプロホルモン、その他ゲイ情報などをお届けします!
 



(4)タチとウケに分化する理由
一般的に、タチは積極的で行為をリードする側、ウケはこまやかで相手に合わせる側というイメージがあります。
タチは野性的で筋肉質。
ウケは繊細で美形
漫画や小説の描き方はそんな感じ、一般的にもそんなイメージが定着しているようです。

でも実態は少々異なります。
筋肉質なウケも多いし、繊細なタチもいます。

タチになるかウケになるかは、快感の得られ方によるところが大きいんじゃないかと思います。
射精を伴うウェットオーガスムが好きならタチに、アナルの快感がより好きならウケに、知らず知らず棲み分けが進むのだと感じます。

タチは亀頭環状溝が敏感で、ここを刺激したいがためにアナルセックスに協力したい欲求を持っています。アナルにとってペニスは不可欠の存在ですが、ペニスにとってもアナルは最高のパートナーです。肛門括約筋は亀頭を絞めるのにちょうどよいですし、粘液に満ちた環境は快感を引き上げ、摩擦による痛みを軽減させます。



(5)発展場はタチ不足?
タチとウケの割合が5:5なら問題ないんですが、現状タチが不足していると言われています。
これはゲイ多数の意見であり、たぶん正しいと思います。
実際、どんな発展場でも7:3くらいでウケが多いと思います。
理由ですが、タチを演るには技術と体力が要求されるため、なり手が少ないためと思われます。一番のネックはやはり勃起力でしょうか。
タチには次のような資質が求められます。

○ペニスを30分程度フル勃起できること
○大き過ぎず、小さ過ぎす、硬く適度なサイズのペニスを持つこと。あまり巨根過ぎると穴に入らず相手を制約されます。
○様々な体位、姿勢に応じた挿入テクニックを身につけること。

アナルというデリケートな部分を責めるタチの側には優しさと配慮がとても大事です、直腸は僅かな力でも傷ついてしまうので、絶妙な力加減が求められます。

この辺の案配ができ、快感を引き出すことができて、はじめてタチの本領発揮、それができるようになるには幾ばくかの熟練が必要なようです。

このような理由から、どうしてもタチは不足しがち、自分の経験からもタチは難しいなぁ、と思いますよ。

デビューしたての頃はペニスを入れるだけでも大変でした。
硬い肛門括約筋を貫通したあとS字に曲がりくねった腸に差し込むには、ペニスの硬さを加減し、絶妙な角度に曲げなければなりません。これができるようになるには経験を積まないとなりません。

(6)実体験からの検証
複雑な動きができ絶妙な刺激が可能な指(フィストプレイ)より、ペニスの方が気持ち良くて満足する、という感想は私にとっても不思議でした。

本当は指の方が気持ちいいけど相手の奉仕に感謝して、敢えてペニスがいいと答えているのだと思った次第です。

本当にペニスは指に勝るのか?
この記事を書く前に、実際にセックスして確かめてみました。

お相手は39歳、身長170cm体重68kgのボディビルダー。
体格的には私より少し小さめ。
彼はリバですがここではウケ役を演ってもらいました。

まず前戯のあと丹念にフィストをします。括約筋をほぐし、弛んだところに指二本ざし。
腸壁ごしに前立腺や膀胱周り(精嚢)をマッサージします。

じわじわ溢れる腸粘液、呼吸は深くなりリラックスしていることが見て取れました。
指はペニスより短く、感じる奥に差せないのが残念、しかし性感帯のほとんどの部分はカバーできます。
振動をかけたり二本指で挟んだり、ペニスにはできない特殊な刺激が可能です。
彼は気持ちよさそうな表情ですが、体の変化は僅かです。時々悶えてくれますが発汗もありません。
乳首を唇で吸うと「あう‼」と身体が応えます。うーん、フィストより乳首フェラの方が感じるみたいですね。

今度はペニス挿入に。
彼の目の前に自分のフル勃起したモノを見せつけます。
そうすると彼は体位を変えてケツを突きだしてきました。フィストプレイでは完全受け身だったのに、挿入となるとやる気が違うというか、積極的に受け入れ体勢に移ったのが印象的でした。
挿入が完了すると「入った」「ひとつになった」
と悦びの声をあげます。
これは彼に限らず、挿入時の通過儀礼というか、100%聞く言葉です、非常に大切なことなんですね。

挿入してからやることは単純なピストン運動です。

腹の奥にペニスを突き立て、ひるがえって雁首で穴の入口を擦ります。

一往復するたびに俺の金玉がビタンビタンと彼の尻をたたきます。

彼の身体を観察すると腹肉が硬くこわばりケツに力を入れているようです。
しかし勃起はせず先走り液が腹を濡らしています。

彼の快感の度合いはわかりませんが、表情はいやらしく、あえぎ声も妖しく艶っぽい感じ。
発汗も凄いです。
ドライオーガスムに浸っているのかかぁ?
うーん、こちらも気持ち良くなってきた、だんだん射精したくなってきたと告げると

「中で出してかまわないよ」という彼
「いや、一旦抜くよ」と腰を浮かすと
「遠慮いらないよ出して」と答える。
彼は括約筋をぎゅうぎゅう締めては射精を催促。凄い力だ。
快感が脳天まで突き抜ける。

「いく」
前立腺がドックンドックンしてきた
「やべー」
もう止まらない。溢れた精液が彼の腹へ。
「ああ、熱い液が入ってきた」
精液ってあったかいのかな。
彼は恍惚の表情、こちらも気持ち良くて大満足だけど。

萎えたペニスを抜くと、彼はなお快感に浸っている様子。ドライオーガスムはすぐには消えないみたいで、余韻みたいな感覚が長続きするようです。

彼の下腹部がギュルギュル鳴ると
「ぶびびびびー」っと屁をこいた。
ピストン運動を続けると腹圧もかかるようで、空気が漏れるのと同時に俺の放った精液もびしゃびしゃ出てきた。

独特の匂いが漂うなか、俺は彼のケツをふく。
精液を洩らす彼のアナル、なんとまあ厭らしいことか。

その後休憩をはさみ二回戦へ突入。
彼も二度射精し、部屋は精液まみれのティッシュでいっぱいになった。
セックス時間はのべ2時間20分であった。

セックスのあと彼に聞いてみたところ
感想まとめ
・フィストも気持ちいいがペニス挿入の時の高揚感、エモーショナルな高ぶりがなく、所詮は遊びという気がした。
・ペニス挿入は一体感、信頼感があり愛情がほとばしる感動がある。

・挿入行為そのものが快感で、性感刺激はおまけという感じ。

・できたら中出しはしてほしい。射精せず抜かれると欲求不満になる、相手の悦びが自分の悦びになる。

・初めての相手ならコンドームはやむを得ないが、好みの相手とは生でやりたい。

セックスに対する感じ方は人それぞれですが、俺も彼の気持ちはわかる気がします。
アナルセックスは危険な性行為という良くないイメージがありますが、実は深い愛情に基づいているのですね。








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本稿は昔、書いたものの焼き直しです。(2010.4)
反響が多かったので内容修正の上、お届けしますね。

ゲイに限らず男同士でアナルセックスをすることがあると言ったら驚かれるでしょうか。
奇妙な話ですがノーマルな男たちが快楽と冒険を求めて、その手のお店に通ったり、ノンケ同士で絡む例が後を絶たないのです。

彼女にアナルを責めてもらえばいいんじゃない?という意見はごもっとも。
でも女じゃダメなんです、男の身体に火をつけるにはどうしても男のアレが必要、その理由についてはこのレポートを読んでいただければおわかりいただけると思います。

(1)アナルは膣の替わりなのか?
ペニスの本来の役割は膣に挿入して精液を噴射すること、しかし男同士のセックスでは膣がないので似たような穴である「アナル」にその代替効果を求めている。
これがアナルセックスに耽る理由というのが一般的な考え方です。

一見もっともなんですが、これは挿入する側(タチ)の立場に立った意見。

実際は全然違います。
ウケの気持ちとしては、仕方なく代用しているんじゃなくてアナルセックスをしたいがために、どうしても「タチの協力が必要」というのが真相です。
何だか分かりにくいですね、それを紐解くには男の身体の仕組みを知ることが不可欠です。


男性性器の断面図
9:直腸
10:精嚢(精液原液のたまり袋)
11:前立腺
13:カウパー腺

射精システムの弾倉部にあたるのが10~13にあたり、直腸ごしに触れることができます。
この部分を拡大したものが下図です。

精子を作る睾丸から亀頭に到るライン全てが敏感な性感帯ですが、射精の最終トリガーは前立腺になります。ここが興奮、収縮することにより射精を行います。

前立腺に射精のシグナルを発信するのは実は亀頭環状部です。カリ首と言われるところですね。

オナニーをするときは包皮を前後にこすらせカリを擦りますが、ここが射精のポイントであることを男たちは無意識に自覚しています。フル勃起し絶頂に達すると前立腺に発射指令が下り、ドクドクと精嚢に貯まった精液を排出させます。

タチはこのようなメカニズムでオーガスムを迎え、性交の最終目的である射精を完了させます。
しかし、ウケはこれとは違ったメカニズムでオーガスムを得ています。


(2)ウケは女の子と同じメカニズムで快楽を得ている。

女の子は当然射精しませんが、しなくてもそれに匹敵する快感を味わっています、いわゆるドライオーガスムですね。
膣内外の器官には快楽を感じる神経が濃密に張り巡らされており、男性器の挿入が始まると脳内に快感をもたらす神経伝達物質が大量に分泌され、トリップ状態となります。
これと同じ現象がウケのアナルで起きているんです。

図で示したように直腸近傍は射精器官が密接し、快感神経が集まっています。
ここを刺激すれば射精しなくてもオーガスムを得ることが可能です。
ウケの人はアナルの奥に神秘の快感地帯があることを経験から知ってるんですね。

(3)挿入行為の重要性
肛門から指を入れれば直ぐにアナルのスィートスポット、前立腺や精嚢にアクセスできます。
ですからフィストテクニックを駆使して刺激を与えればウケは喜び悶える、となるはずなんですが、そうは簡単にはいきません。
いくら上手でも指や道具では真の悦びには至らないのです。

ウケにとって大事なのはタチと一つにつながること、それができるのはペニスだけです。

人間の体というのは異物を拒絶する本能が備わってます。
唯一、この障壁を乗り越えつながることができるのは、生粋の接合器たるペニスをおいて他ありません。

ペニスは指のような複雑で精密な動きは出来ませんが、挿入するだけでも満足感は段違いです。
ペニスは特別な地位にあるのです。

冒頭で紹介したアナルセックスに興じるノーマルの人だって道具だけじゃ嫌なんです。いきり勃った相手の竿を受け入れて初めて本物の快感を得るのです。
これは男女タチウケ問わず、共通の想いであると断言します。













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皆さんこんにちは。
復活最初の記事は台湾のgay事情です。
あちらの国ではどんなgayたちが、どんなふうに活動しているのか?日本人の視点からレポートしてみようと思います。

(1)台北っ子のスタイル
台湾はあつあつ亜熱帯の国ですから3月ともなれば半袖短パンは普通です。
しかし、意外に色黒の人は少ないです。逆に色白の方が多数です。
これは大変不思議に思いました。

自分の見た限り髭の人は少ないですね、年配の方も髭はあまり見ない気がします。台湾人は髭にこだわりはなく、老いも若きも剃ってしまうのかなぁと思いました。

日本でいうところのビジュアル系、
化粧が濃く、髪を染め、ピアスやアクセサリーをつけているスキニータイプの子もいるにはいますが、日本ほどはいない気がしました。

過激度は断然日本の方が凄いです、露出度なんかも日本が上、この辺は社会背景によるものでしょう。
案外、台湾の子達は保守的なんですが
内心は決してそうではなく、社会の締め付けがなければ日本のようになるんじゃないかと思います。
若者は日本に対する憧れを強く持っています。
日本の流行はすぐに採り入れようとするし、ファッション、ポップカルチャー、音楽、漫画等が彼らの生活に深く入り込んでいます。書店を覗けば日本のことばかりといっても過言ではありません。


体型ですが、太っているタイプは少ない様子。
台湾料理は割りと脂が多いような気もしますが、なぜかスリムなタイプばかりでデブ君は少数派。台湾には四回渡っていますが、このような傾向は間違いなくあることを改めて感じます。

(2)日本にはない独特のスタイル
女の子ですがスカートは少なく、ボトムはたいていパンツです、理由はスクーターに乗るから。
台湾は異常なほどスクーターが走っている国なんです。空港についてまず驚くのがこれ。
125または150ccくらいの排気量がメインでしょうか。二人のり、三人のりも珍しくありません。気候のせいかグローブは使わないのが普通。
gayだってスクーターに乗ります。カップル同士がニケツしてるのは微笑ましく羨ましい。
ただし大気が汚れているのでマスクが必携です、白だと汚れが目立つので黒マスクをつけるのが若い人の主流。
黒マスクをつけているとマッドマックスや忍者を連想させ、ちょっと怖いです。


(3)gayタウン西門町(シーメンディン)
台北の中央ターミナル、台北車站からMRTで一駅、若者が集う原宿のようなところが西門町。
そんな町の中心にあるのが西門紅楼、日本統治時代に造られたレンガ造りの建物でこの地区の象徴的存在です。


中は土産物屋さん、カフェ、各種ショップが入っていますが、周囲には男性ものの際どい下着やエロDVDなどが公然と販売されています。まるで二丁目の仲通り状態。
普通の街中にゲイタウンがひっそりと息づいているのですね。

西門紅楼のそばにはオープンテラスのバーや居酒屋がありますが、店の名前が「原宿」「渋谷」とか、日本にちなんだものが多いです。
彼らにとって東京は文化の発信源であり強い影響力があることを感じます。

次回、後編では台湾の発展場を紹介したいと思います。





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多忙だったとはいえ随分放置してしまいました。
5年ぶりに筋肉天使、復活します。
休止期間もたくさんの閲覧があったこと心よりお礼申し上げます。


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 ちょうどこの時期はコンテストに向けて、減量に取り組んでいる人が多いと思います。
筋肉を仕上げる大事な最終工程なわけなんですが、意外と減量って取り上げられないですね。
 ボディビル雑誌を読んでみても、つっこんだ話はスルーされている気がします。
 楽しくないし、興味をそそる話題性に乏しいからでしょう。
 減量というと、まずボクシングが思い出されます。
 漫画の「あしたのジョー」や「はじめの一歩」を読むと壮絶な絶食・断水シーンが描かれていて、何とも暗くて陰惨なイメージを受けます。一般人の考える減量ってこうゆうものなんでしょう。
 実際に減量中のビルダーに接してみると、やっぱりどこか病人みたいで精彩がないですね。でも減量を進めるうちに身体がきれいに変わり、どういうわけか精神状態も研ぎ澄まされて神々しくなってくるんです。
 飢餓状態に陥ると、精神性が高くなるんでしょうか?

いや・・・たぶん、それはないでしょう。
 紛争や飢饉の例を見るまでもなく・・・普通、飢餓に陥ると心は荒むものです。
しかし、自らの限界に挑戦しようとする者は、苦しみを成長の糧に変えることができるのですね。聖職者は修行として「断食」を行いますが、これと似たような効果を及ぼすのかも知れません。

 私の場合、約40日かけて72㎏の体重を64㎏まで絞ります。食事の量はほぼ半減、最初の頃はエネルギー不足でフラフラしたり、わけもなくイライラしたりするのですが、20日くらいで体調は落ち着いてきます。
 不思議なものですね、半分のカロリーでもちゃんと生活できるわけですから、普段、相当無駄なカロリーを摂っている証拠です。
 でも、食欲を抑制するのは本当に大変です。想像以上に強い精神力が要求されます。減量は苦しい割には達成感に乏しく成果を感じるのがとても難しいものです。
 そんな苦しい減量を手助けしてくれるのがエフェドリンに代表される「利尿剤」です。

 身体から水分を抜くと、筋肉のセパレーションがくっきりとしてきますが、これを自然に行うのはなかなか難しいのです。細胞は水分を保持しようと努めますから、その生理化学作用に打ち勝つ強制力が必要です。
 利尿剤は文字通り強制的に尿を作る薬です。血圧を上げて血液の循環速度を高くする作用があり、腎臓の濾過機能にも大きな負担がかかります。この薬は一種の興奮剤であり、覚せい剤に近い作用が認められますが、覚せい剤のような精神的な作用は少なく、単に交感神経を亢進させるにとどまります。
 「下剤」も同様の効果があります。下痢は腸内の細菌を排出させるため体液で腸管フラッシングする現象で、短時間でたくさんの水分を排出することができます。この二つを併用すると効果は大きいですが、体力の消耗も激しく、電解質のアンバランスから致命的な状態に陥ることも稀にあるようです。人体は約60%を水分が占めますが、この比率を下げすぎると血液の凝固が起こり、体温調整にも支障をきたすことがあります。

 神経や精神の働きも鈍くなります。「あしたのジョー」の力石徹は幻覚や神経過敏、精神錯乱を起こしていますが、確かに水分不足はヤバイですね。実際、生命にかかわります。私も炎天下の長距離歩行で、痙攣や知覚異常をきたした経験があります。水の摂取がもう少し遅れたら歩けない状態になるところでした。

 利尿剤の厄介な特性に「電解質の排出過剰」があり、特に問題となるのがカリウムとナトリウム不足です。特にカリウムが不足すると筋肉の痙攣やひきつり、ときに心筋の収縮異常をきたし死に至る場合もあります。
 「マッスル北村」やオリンピアビルダー「モハメド・ベナジザ」を死に追いやったのも、おそらく電解質のバランス異常からくる心臓停止と思われます。
 こんな危険な事までして減量を行うことに世間の人は唖然とし、ボディビルディングの異常性がクローズアップされた事件でした。

 なんでこんな馬鹿なことをするのかと笑われそうですが、厳しい闘いの中に置かれた者は「ワラにもすがる心境」なんでしょう。死んだ二人も利尿剤の危険性について、たぶん知識があったのだと思いますよ。ギリギリのところで使用量を見誤ったのでしょう。20年くらい前までは、減量時にカリウム注射をするビルダーも結構いたようでエフェドリン使用者はかなりの数がいたと推測されます。

 これらの薬は確かに効果はあるのですが、やっぱり危険なやり方です。
減量の基本はやはり摂食コントロールです。食べる量を減らすことが絶対条件です。
 安易にサプリメントに頼らないで、食事制限を第一とすべきです。
 エフェドリンに比べ効果は劣りますが、減量に効果のあるサプリメントがいろいろと発売されています。

 脂肪燃焼系サプリとしてL-カルニチンが有名ですが、これは持久系運動と組み合わせるのが必須条件となります。パワー系運動のボディビルにはちょっとそぐわないところがありますね。
 アメリカでは甲状腺ホルモンブースターを軸に、脂肪を燃やす成分をブレンドするものが主流です。本編でも紹介した「HOT-ROX」などです。よろしかったらお試しください。

★エフェドリン(ephedrine)
 1885年東京帝国大学医学部・長井長義教授により発見された。
 植物のマオウ(Ephedra sinica Stapf)より抽出されるアルカロイド成分であり、神経ホルモン様の働きをする。脂肪燃焼効果、食欲抑制効果の高さからダイエット薬として市場の支持を獲得。一種の神経毒であり麻薬としての性質の備えるが、コカイン、モルヒネ(いずれもハーブ系アルカロイド)に比べ精神に及ばす影響は小さいと考えられる。
 1980年代ダイエット薬としてアメリカで爆発的人気を博すが、心拍異常や痙攣などの副作用患者が急増しFDA(食品医薬品局)規制される。
エフェドリン含有補助食品の販売は認められている。FDAの指針によれば「1回量8mg 6時間の間隔をあけて服用し、1日量 24mg」までは規制対象外である。
(日本での規制もこれに倣い、1回分 25mg を超えて含有するものは規制される。)


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「筋肉天使」長らくお休みをいただきましたが、少しづつ再開してまいります。
今後とも変わらぬご愛顧をお願い申し上げます。(mikio)

久しぶりのお題は、昔話をさせていただきます。
初めてボディビル雑誌を取った高校1年生のときの想い出です。

その日は珍しく雪が降り、電車のダイヤが遅れていたんです。
時間潰しのため、駅から少し離れた書店に入りました。漫画・雑誌コーナーは帰宅できない高校生で混雑し、立ち読み、座り読みの行列ができていました。

たまたま空いていたのがスポーツコーナーのマイノリティ棚。
「剣道日本」とか「ランナーズ」とか、地味系少数派の雑誌がある一角です。
そこで偶然見かけたのが、お馴染み「月刊ボディビルディング」。あの頃は小沼敏夫選手が連覇を続けている頃で、表紙や見開きには彼の肉体が踊っていました。

続いて載っていたのが「末光健一」というMrユニバースのボディビルダー。

本当に衝撃でした。
人生を変えるインパクトがありました。

巨大な胸筋、血管が蛇のようにうねる腕。
深い溝に区切られた腹筋…

雑誌を持つ手が震え、身体が熱くなり、そしてなぜか射精していました。
トイレに入り、精液をふき取ったあと…また立ち読みを続けると、勃起した包茎の先はブリーフからはみだし、パンパンに膨れてはさらに射精し、溢れた精液が足をつたい、靴下に達していました。

異常な興奮状態に包まれる俺。
衝撃と感動はもちろん、こんな身体になりたいという強烈な欲望が交錯し、ずいぶん長い時間立ち読みをしていたと思います。

雪がやみ電車が復旧すると、学生たちは波が引くようにいなくなりました。…

閉店の「蛍の光」が静かに流れると、そこで決断に迫られました。この雑誌を買うかどうかものすごく悩んだんです。

今思えば笑ってしまいますが、これはとんでもない禁断の書に感じたんです。
これは普通の人が買うものではなく、俺には読む資格は無いんじゃないかと。


レジの前に行っては戻り、心臓はドキドキするばかり。
レジにいるのが女性店員というのも困りました。この本を見たら悲鳴をあげるんじゃないのか?ヌード写真と勘違いされるんじゃないかと思いました。

考えた末、書棚整理をしている若い男性店員を捕まえ、お金を払いました。
意外にあっけなくゲットできたことに安堵しましたが、男の筋肉に興奮する自分に異常さも感じ始めていました。

帰宅した後、深夜を待ってこの本を読み直しました。
当時の記事はいたって真面目で、エンターテイメント的な内容は殆ど無かったですね。
はっきり言って面白くはないものです。
しかし、ボディビルダー達の肉体美は自分の価値観を根本から変え、革命をもたらしました。男として生まれたからにはこんな身体にならなくちゃ。
男=筋肉、今でもそう思っているところはあります。

ファッションセンスを磨く前に肉体を磨かなくてはしょうがないと思いました。


末光健一氏はもう60歳をこえたらしく、東京の中野新橋でジムを経営していると聞きます。
後に、彼の肉体改造ビデオ入手するのですが、日本人離れしたバルクには今でも感動を覚えます。花崗岩のような塊のあるバルクに、斧を振り下ろして作ったような見事なカット。
数あるビルダーの中でも異彩を放っています。今でも目標としている不滅の筋肉美です。
全てのパーツが美しく仕上げられ、それぞれが調和する稀有の完成度。バルキーでありながらカットも深い、これこそボディビルダーの身体だと思います。

末光氏の身体は、豹のようなしなやかさをもつ「須藤孝三氏」とよく対比されますが、皆様はどちらの身体が好きでしょうか?
美しさでは須藤氏、迫力では末光氏、現代でもファンが多い二人です。

※須藤孝三
レオパルドの異名を持つ美しいシンメトリが人気
http://geocities.yahoo.co.jp/gl/mrsiu2005/comment/20050713/1121249266
1974 Mr日本

※末光健一
1971 Mr日本
1972 IFBB Mrユニバース












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 ボディビルダーやマッチョ系の野郎たちは、筋肉が引き立つウェアを好む傾向にあります。前回取り上げた「アンダーアーマー」も鍛えている男たちのプライドをくすぐる造りが為されており、単なるトレーニングウェアではなくファッションアイテムとしても人気を博しています。でも、ある程度年齢が進むとピチピチして露出度の高いものは、着るのが恥ずかしいというのも偽らざる本音です。

 あの手の新素材系はスリムマッチョで、ベイビーフェイスのかっこいいお兄さんにはジャストミートするのですが、ごっついビルダー系、格闘技系にはちょっとイメージが合わないかなぁ。毛深い人にもちょっとキツイですね。 そんな人にピッタリくるのがラガーシャツ、荒々しい闘いのイメージの中に繊細な知性が感じられ、男の魅力をさりげなく醸し出すのです。ラグビーというと野蛮なイメージがあるのですが、もともとは英国の名門大学(オックスフォードやケンブリッジなど)のエリート達が勇気を奮い、闘志を燃やし、栄光を刻んできたスポーツです。そのユニフォームたるラガーシャツは「鍛えられた男たち」の象徴であり、目には見えない勲章と言えるものです。

★ラガーシャツの特徴
①大男の激突に耐え、決して破れない頑強な生地で作られている(特にエリが頑丈)
②エリは丸型になっており、どの方向から引っ張られても首が絞まりにくい構造になっている。
③ジップアップのものもあるが、基本形はボタン3個(ボタンは割れにくい素材を採用)
④ポケットはつかない。

 ラガーシャツはラグビーのユニフォームを祖としていますので、横縞のボーダーデザインが今でも多いようです。バリエーションは多岐に渡りますが、本物に近いものは上記の特徴を持っています。ユニフォームのレプリカバージョンは、実勢価格1万円以上、ヘビーウエイトコットン、8オンスコットンをふんだんに使った頑丈な生地にしっかりした縫製が為されており、部品のつなぎ目も隙なく補強されています。タックルやラフプレイにも耐える強さが魅力です。単に強さを求めるなら「ナイロン」や「ゴアテックス」の方が有利かも知れませんが、それはそれ、伝統は安易に変えないという彼らのスポーツに対する愛情なのでしょう。

 レプリカバージョンはヘビーデューティ過ぎてちょっと…という向きには「カジュアルラガー」がお薦めです。ソフトで薄手の生地にラガーシャツの文法を取り入れた製品です。強靭ではありませんが着心地がよく、気軽に雰囲気を愉しむコンセプトが売り物です。値段は6000円ぐらいからありますね。メーカーもこれがボリュームゾーンであることはよく認識しており、毎年たくさんの商品が開発されています。こちらはファッション性優先ですが、それなりにしっかり造られており、ゴルフウェアやポロシャツの代わりにもなります。女性にも難なく似合う汎用性があり人気がありますね。NIKEやPUMAはポロシャツで培った技術とデザインを応用させ、街で似合うラガーという分野を開拓し成功しています。

★ラガーシャツの着こなし
 個人的な印象ですが、やはりラガーシャツはバルキーでマッチョな男が着てこそ似合う気がします。シェイプされた豹のような体ではなく、ゴリラやバッファローのような巨大で猛々しいイメージがフィットします。髪型も短い方がしっくりするかも…。ランボーのようなズタズタのロン毛もいけるとは思いますが。(笑) 
 着こなすためには分厚い胸と広い肩幅、ぶっとい腕が必需品。太めの方が似合います。ですから、身体のデカイ人がガッツリ鍛えて脂肪を落とすと最高に相性がよいですね。肥満で悩んでいる方はラガーマンを目指してはいかがでしょう。
 巨大な筋肉をラガーシャツでまといつつ、品性を醸すことができれば、これはまさしく「頼れる男」そのものです。力強さとやさしい笑顔の共存、これこそ男の中の男でしょう。男の包容力というものは、パワーやデカさに裏づけられる部分が確かにあります。
 しかし、痩せている人には向かない、というわけではありません。ラグビーのもつイメージにちょっとそぐわないというだけで、うまく着こなせばかっこいいアイテムになるに違いありません。アウターとして使うのも手です。スリムな人にはサッカーのイメージが合うようなのでうまく使い分けると楽しいでしょう。


★商品選び
 ラガーマンに人気のあるブランドと言えば「カンタベリー」「バーバリアン」が筆頭でしょうか。どちらも本格的な造りで世界的に定評があります。

 「カンタベリー」はニュージーランドのメーカーですが、おそらくイギリスのカンタベリー市とゆかりのある会社なのでしょう。今年で創業104年の老舗、世界最強ラグビーチーム「オールブラックス」(ニュージーランドナショナルチーム)を支えてきた専門メーカーです。日本代表チームのユニフォームもカンタベリー社が供給しています。

カンタベリーホームページ
http://www.goldwin.co.jp/canterbury/products/index.html

 「バーバリアン」はカナダのメーカー、歴史はまだ30年程度ですが、高い品質と強靭な造りで世界の名門チームから引き合いのくる新進気鋭の専門メーカー。
 ラグビーシャツとしては世界最高峰なのではないでしょうか。

バーバリアンホームページ
http://www.griffin.cx/bb/



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 2008年も色々な新製品が登場しましたが、少し変わった製品を見つけたのでご紹介しましょう。名前は「MONSTER CAPS」 製造元もMONSTER CAPS社と言います。この会社の製品はこれ1種類のみ、会社の成り立ちや歴史は一切不明です。

 この会社は発足したてのニューカマーなのか?それとも責任の所在をうやむやにするためにつくられたダミー会社なのか?容易に判断はつきませんが、製品名と社名が同一ということは、販売のみのセクションとも考えられます。販路をインターネットに絞ったプライベートブランドとも考えられるでしょう。消費者としては気掛かりな点があるのですが、その是非は別としてこの製品は売れています。日本では人気がないようですが、アメリカでは指名買いされる大ヒット商品です。この製品が現れたのは2008年9月頃、急激に評判が広がり翌1月には入手困難となっています。人気の理由は言うまでもなく「効く」からです。アメリカでのフィードバックを読むと相当にすごい。僕もこの製品には驚かされました。HALO-massは言うに及ばずLABORATORIES M1Tより確実に威力はあると思います。


★MONSTER CAPSの成分

・4-chloro-17a-methyl-etioallocholan-1,4-diene-3,17-diol(ハロドロール)
・2a,17a-di-methyl-etiocholan-3-one,17b-ol(スーパードロール)
・13-ethyl-3-methoxy-gona-2,5(10)-diene-17-one(MAX-LMG:13エチル)
・6,7 dihydroxybergamottin (DHB)
・Milk Thistle(ミルクシスル)


 MONSTER CAPSを端的に言い表せばミックスドプロホルモン、筋肉増強成分のハロドロールとスーパードロールを軸に、MAX-LMGとDHB、ミルクシスルを組み合わせたものです。総合感冒薬のように、いろいろな機能を持った成分を一つにまとめ、相互作用(補完と相乗効果)、副作用の低減を狙っています。
 以前、HALO-massを取り上げた記事で、ハロドロールとスーパードロールとのスタックは相性がよいことを述べたのですが、海外にも同じことを考える人がいるのですね。このスタックはアナボリック作用とアンドロゲニック作用を補完し合い、単体毎に使うより効果が増すと考えられます。

 MAX-LMG(別称13エチル)は抗黄体ホルモン剤、2008年夏頃からアメリカ市場で勢力を伸ばしている女性化副作用ケア薬の成分です。黄体ホルモンは卵巣の黄体で産するホルモンで月経や妊娠・出産を司るものです。抗黄体ホルモン剤は肝臓で破壊されないようデザインを換えて、「抗プロゲスティン」(anti-progestin)という名称がつかわれています。古くは妊娠中絶剤があり、これを応用して女性ホルモンの作用を拮抗するよう調製されたのが13エチルと呼ばれるこの製品。この成分がアロマターゼ阻害剤やエストロゲンブロッカーより効果があるのかどうか、正直よくわからないですね。しかし、この成分はATD(アロマターゼ阻害剤)より高価なので、何の成算もなく採用されるとは思えません… 効果を裏付けるデータは乏しいのですが、アメリカ市場での動向をみると期待できるのかも知れません。

 DHB(ジヒドロキシベルガモッティン)は血管を拡張させ、血中の中性脂肪値と血糖値を低下させる作用があり、動脈硬化や内臓脂肪蓄積を防止する「アディポネクチン」の分泌を脂肪細胞に促すそうです。グレープフルーツの果肉や果皮に含まれているそうですが、当製品はグレープフルーツから抽出したのか、ハーブから抽出したのか明示されていません。非常に幅広く使われる成分ですが、おそらく効果は小さいでしょう。

 ミルクシスルはお馴染み、肝臓保護剤のエース格、しかし150mgは明らかに不足です。この製品でサイクルを組むなら別途、肝臓保護剤をプラスすべきでしょう。再三書きますが、還元型グルタチオンがベストバイ、グルタチオンの抗酸化力は非常に優れており、医学や生物学の分野で「化学防護剤」として教科書に登場します。ミルクシスルより2倍程度高価ですが実績のある製品ですので検討なさってください。


★インプレッション
 一日2錠×3週間程度の予定を立てましたが、とりあえずどんなものか1錠飲んでトレーニングしてみました。最初まったく応答がなく「マガイもののクソサプリ」と思ったんですが、翌日になると筋肉の怒張が始まりパワーがみなぎるのを感じました。この感触はフェラプレックスに非常によく似ていますね。ハロドロールほど淡白ではないし、かと言ってM1Tほどヘビーではない。筋肉増強効果も強いし精力増強もある。効き目の持続も長いように感じます。力価が60mgと高いので代謝に時間がかかるのでしょう。この感じはとてもいいですよ、昔のM1Tより効果は劣りますが、余計な激しさがなくストレスがかからない印象です。
 この製品、今までのジェネリック品とは明らかにパワーが違うように感じます。とっても不思議な製品です。調べてみるとこの製品に含まれるハロドロールは従来のものとちょっと違うようです。「etioallocholan-1,4-diene」というデザインはMONSTER CAPS独特のもので他社の製品には存在しません。これを翻訳するとどんなアンドロストになるのかデータがないのですが、フェラプレックスに近い構造なのではないかと推測します。

★MONSTER CAPSは買いか?
 いろいろな成分をミックスさせたデザイナーズプロホルモンは珍しくありませんが、MONSTER CAPSは特殊なハロドロールが含まれており、従来のものより強力である印象です。新しい画期的なデザインではありませんが、既存の技術をブラッシュアップさせ、特長を際立たせた改良は十分に価値あるものです。価格は60錠入りで48ドルくらい。安くはありませんが、これだけ盛りだくさんの成分が入っているのですからお買い得度は高いです。13エチルはけっこう高いのです、単体でも40ドルはするものですよ。これは買いですね。
 残念なことにこの製品、入手困難となっておりご注文には副えない状況です。生産が需要に追いつくまでお待ちいただくことになります。申し訳ありません。


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 メチルジェン(methyl-dien)は2004年にギャスパリニュートリションから発売された筋肉増強剤。「メチルD」の商品名で知られています。
 メチルDはギャスパリ社が手がけたプロホルモンの第一号、日本市場にもかなり力を入れて売り込んだ製品です。ボディビル誌「アイアンマン日本語版」にも4ページの特集が組まれましたし、同誌の人気コラム「サプリ番長の人体実験室」にも取り上げられました。しかしメチルDは成功を収めたとは言い難いですね。記事の内容は大変難しく、この製品の真価を理解できる人はあまりいなかったのではないでしょうか。この件も言うに及ばず、プロホルモン製品の紹介文は難解な化学用語の羅列が多く、あえて核心をぼかすような表現が用いられています。
  蛇足ですが、メチルDという、いかにも有毒化学物質っぽいネーミングが日本人に拒否感をもたらしたという話もあります。また、値段も高いうえ、アイアンマン誌でのインプレでも「M1Tより威力は若干劣る」と解説されていました。これがネガティブな印象を与えたようです。
 事実、市場の反応は大変厳しかったと記憶しています。当時はまだプロホルモンの認知度は高くはなかったし、コアなユーザーはリーガルギアのM1Tにご執心で、まったく実績のない新参者の会社にお金を払おうという人は稀でした。しかしこの時代、あまりに強力になりすぎたプロホルモンに抵抗感を抱く人がいたのも事実で、メーカーも安全性を意識するようになっています。メチルDはそんな市場の空気を察して、ライバルM1Tに対して副作用が少ないことを売り物にしていました。この製品は2005年1月の法改正を待たず、2004年10月頃には市場から消えています。理由はよくわかりませんが、法改正の情報をキャッチしたギャスパリ社が、早めに見切りをつけたのでしょう。後からリリースした同社の「M-ONE-T」(M1T)が非常に好調だったのも理由のひとつかもしれません。
(ちなみにM-ONE-Tはすごく良い製品でした。リーガルギアM1Tと互角のパワーがあったと思います。当時の僕のHPでも非常に高い評価をしました)



★メチルジェンとは何か?
化学式は 「17a-methyl-17b-hydroxyestra-4,9(10)dien-3-one」

Trenbolone(トレンボロン)
:17b-hydroxyestra-4,9,11-trien-3-one と
methyltrienolone(メチルトリエノロン)
:17beta-Hydroxy-17-methylestra-4,9,11-trien-3-one 
の化合物ということができます。
メチルトリエノロンはトレンボロンの相同物でありメチルDはメチルトリエノロンの誘導体というわけです。

ここで重要なことを補足。
メチルジェンやメチルトリエノロンの骨格には「hydroxyestra-4,9,11」(ヒドロキシ-エストラ)や「methylestra-4,9,11」(メチルエストラ)というものが含まれています。エストラをエストラジオールと解釈する向きも多いのですが、HiC-UP(ヘテロ合成物情報センター)のツールで化学構造のフォーミュラ(公式)を翻訳すると「19-norandrosta」(19-ノルアンドロスト)と書き換えられます。

19-ノルアンドロストは非常に強いステロイドです。
ナンドロロンも「19-norandrosta」を含みます。メチルジェンはステロイドそのものであることがわかります。
 ※ナンドロロン 17b-Hydroxy-19-norandrost-4-ene-3-one-17-decanoate


 メチルトリエノロンは史上最強のステロイドとして知られ、そのアナボリックパワーはメチルテストステロンの10000倍以上と評価されています、恐るべき製品ですね。Anabolic/Androgenic Ratio (estimated):12,000+/6,000+(アナボリック指数12000/アンドロジェニック指数6000+)

 メチルトリエノロンとメチルジェンの違いは炭素の結合の仕方にあります。メチルトリエノロンは炭素4番・9番・11番がトリ(3つの)結合であるのに対し、メチルジェンは炭素4番・9番がジ(2つの)結合であることが顕著な違いです。骨格となるのは前述の通り「hydroxyestra-4,9(10)dien」ヒドロキシ‐エストラ-炭素4番9番or10番二重結合、OH基がつきます。式でみるとわずかな違いなのですが、メチルトリエノロンとメチルジェンのパワーは1000倍も違う。しかしそれでも恐ろしいパワーです。
 メチルジェンのアナボリックパワーは最強プロホルモンM1Tより10%高いというデータがありますが、これは本当のことだと思いますよ。メチルジェン製品の力価はわずか1~3mg。それでM1T(10mg)に匹敵する威力を発揮するのですからすごいものです。

★メチルジェンのインプレッション
  当時の製品はみんな錠剤でした。味は無味。どことなく成型・加工が粗い印象を受けます。メチルジェンの筋肉増強作用はなかなか強力、数多い製品の中でもトップクラスに入ると思います。使用感はM1Tとよく似ており、鍛えた筋肉がピクピクと震え血流を実感できるくらいです。Halo-MASSやM-drolなど、現在の売れ筋商品と比べても段違いに強力、初心者にはちょっと厳しいものがあります。
  ライバルM1Tに対してメチルジェンの売りは「副作用の少なさ」です。M1Tのオンサイクル期間は2週くらいでしたが、メチルジェンは30日でもOKという、なかなか自信たっぷりの解説が附せられていました。しかし、実際に使ってみると肝毒性はキツイ、30日のオンなどできるものではありません。この製品も17炭素アルキル化(メチル化)されており使用には注意が必要です。安全性を評価すると「M1Tより多少はマシ」という程度です。この製品は経験を積んだ人でないと使いこなせないでしょう。

★メチルジェンは再販されるのか
 メチルジェンは危険な一面があり、また米国FDAでも禁止薬物に指定されています。常識的に考えれば販売されるわけがないのですが、この業界は常に新しいものを求めており、欲しがるユーザーがいるのも事実です。ステロイドのデザインを改造して多くの合法プロホルモンが誕生している現状を見ると、メチルジェンも姿かたちを変えて登場する可能性は十分にあります。製造技術をもつアメリカのメーカーが、インドや中国、タイあたりで生産し、それが日本に流れてくる可能性は大いにあり得るでしょう。

 オリジナルたるメチルジェンは市場にはありませんが、少しデザインを変えたプロホルモンがあります。Fast Action farmaの「MD1T」には「19-norandrosta 4,9 diene 3, 17 dione」が含まれており、メチルジェンの変形です。
おそらく、メチルジェンほど効き目はないですが、フェラプレックスの成分も20mg
含んでおり、期待できるんじゃないかと思っております。
http://www.bulknutrition.com/p6424_MD1T_Fast_Action.html
90錠で$44.99です。

 




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 プロティンは栄養補助食品として、つまり食事の補助として使うよう奨められていますが、我々ボディビルダーは特殊な身体とフィジークを目指しているわけですから、普通の食事だけではちょっと問題です。食事でプロティンを摂取するとなると余計なカロリーも取り込まなくてはなりません。やはりプロティンはアスリートやビルダーに不可欠なものなのです。

 さて、輸入代行サービスを始めて約8ヶ月。特に注文が多かったのが「HOT-ROX」と「HALO-MASS」でしたが、意外にも根強く売れた商品はプロティンパウダーです。重量がかさみ送料コストがかかりますが、それでも国産のものよりかなり安い!品質や味に難点があった輸入モノですが、最近のは美味しいしダマにならずによく溶ける。円高も手伝いますますお得!プロティンを買おうと悩んでいるトレーニーにとって魅力的な存在となっています。

★プロティンの種類
①ホエイプロティン
 材料は牛乳の不固形成分(乳清)から造られる。カゼインタンパク、脂肪分を取り除き、それを精製してラクトグロブリン、ラクトアルブミン、ラクトフェリンを得る。
 牛乳に含まれるホエイ成分は20%ほどで、とても高価だったが浸透膜技術の発達により急速に安価になった。
 吸収が早く、従来のプロティンに比べ栄養価も高く、水に溶けやすいなど理想的な特長があり今日の主流を占める製品。ホエイプロティンは精製・分離・清澄工程の精度に応じ3種類に分類される。

・ホエイプロテインコンセントレート(WPC)
(一番ポピュラーな製品ですね、安価なホエイプロティンはたいていコレ、乳糖を含み乳糖耐性のない方は下痢を起こす可能性あり。牛乳の持つ優れた栄養素が失われておらず無駄がない。コストパフォーマンスは高くやっぱり一番のお薦めか。
ラベルに何も書いていないホエイはこのタイプと考えて間違いない)

 ※PURETEIN http://www.puretein.com/seihin.html
 (1kgパックが2,370円/個と激安、しかし味はイマイチ、しかも溶けない)
 ※ユニバーサルSpecialized Protein 2lb$16.99
 http://www.bulknutrition.com/?products_id=6885
 (PURETEINより安価だが美味しく飲みやすい、液溶性も文句なし、これはお奨  め!缶切をご用意ください)
 ※IDS Affordable Whey 5lb $35.99
 http://www.bulknutrition.com/?products_id=6369
 (これもお奨め、安くてお得)


・ホエイプロテインアイソレート(WPI)
(タンパク質の純度を上げるため、イオン交換法または精密濾過を実施したもの。プロティンスコアも90以上にアップしている。日本酒に例えれば大吟醸酒のようなものか…笑。)

 ※オプチマム Natural Whey - Gold Standard 5lb $43.99
 http://www.bulknutrition.com/?products_id=532
(精密濾過の一種クロスフロー濾過で純度を上げたもの。お金に余裕がある方はお 試しください。このシリーズもアメリカで人気)


・加水分解ホエイペプチド(WPH)
(ハイドロライズド製法:加水分解を施しペプチドを濃縮をする。僕も仕事で加水分解処理をしたことがありますが、けっこう手間のかかる処理方法です。おそらく、不活性ガスを大量に使いますのでお金がかかります。この前処理は主に不純物の分離に用いられているはずです。
 ホエイプロテインの厄介な欠点がたんぱく質の腸内発酵。腸内の微生物がタンパクを分解する際に猛烈に臭いガスを出すんです。WPHはオナラの発生を抑えられるので女性に人気があります。値段も高いですが。)

 ※ユニバーサル Torrent 3.28 Lbs. $33.89
 http://www.bodybuilding.com/store/univ/torr.html
(最もBV値の高いプロティン。プロフェッショナル仕様の高級品)


②カゼインプロテイン
 材料は牛乳、リン酸化タンパク質のひとつ。牛乳の固形成分から造られるプロティン。カルシウムとよく結びつくため、カルシウム補給の目的から摂取されることが多い。消化・吸収に時間がかかるためボディビルユースには不向きだが、意外や意外!この製品、隠れたベストセラーなのだ。消化に時間がかかる欠点がダイエット目的にはもってこいの長所となる。いわゆる劣化プロティンであるために価格はリーズナブル。アンチカタボリック(筋肉異化作用)効果も指摘されており、我々ビルダーも揃えておいて損はないだろう。

 ※オプチマム 100% Casein Protein 2lbs $25.99
 http://www.bodybuilding.com/store/opt/cas.html
 (ダイエットプロティンとして売れているbodybuilding.comではトップ7だ)


③大豆プロティン
 材料は大豆、これもカゼインと同様再評価されている製品。低カロリーで消化に時間がかかることからダイエットユーザーにも注目されている。大豆プロティンはアミノ酸スコアが劣るのだが、分岐鎖アミノ酸(BCAA)はホエイと遜色のないレベルにあり筋力トレーニングにも有効である。また、グルタミン酸を多く含むため疲労回復にも効果があるという(他のプロティンもグルタミンは含んでますが…)イソフラボン、サポニンなど身体によい栄養素も摂取できお買い得度かなり高し。大豆プロティンは牛乳に溶かさない方がよいかも…、溶かすなら豆乳が一押しですね。高血圧が改善、頭が良くなる等の報告例があるが、医学的な裏づけはちょっと弱い感じを受けます。
いつもホエイばっかり飲んでいても飽きるから、時々大豆を使ってみるのもいいと思います。整腸作用もあるそうです。

 ※Now Foods Soy Protein 2lb $12.78
 http://www.bulknutrition.com/?products_id=3885
 (コストパフォーマンス最強プロティン、けっこう使えます)


④ウェイトゲイン
 ホエイプロティンと糖質を1:2または1:3くらいにアレンジした体重増加用のプロティン。糖質は主にマルトデキストリンが使われています。
 マルトデキストリンは吸収がよく急激に血糖値を上げない性質があり、高性能燃料として知られています。確かに体重を上げるには糖質を加えるとよいが、普通に食事をしてホエイプロティンを使った方が理に適っているような気がしてならない。デキストリン自体は大いに価値のあるサプリメントで、運動のエネルギーとしては最適だと思う。


⑤プロティンドリンク
 プロティンの宿命的弱点「粉っぽさ」「面倒な溶かす作業」を解決した商品。
味もよく飲みやすい。ネックは価格、安いものでも300円程度はするようだ。しかしこの便利さは捨て難い魅力、もう少し安くなれば需要は大いにあるだろう。
ちなみに千駄ヶ谷の東京体育館では大人気だった、シェイカーでプロティンを溶かす時代はそろそろ終わりなのかも知れない。人気の商品は「ウィダーインゼリー」「DNS PRO-X」「バーム」「CMFプロティンドリンク」など。PRO-Xは1本あたり28gのホエイプロティンを含み人気大。

 ※DNS プロエックス 1本350ml:357円
 http://www.domeshoppingzone.com/dns/html/item/001/001/item74.html


★アミノ酸・BCAA
 アミノ酸はたんぱく質をペプチド結合にまで分解したものです。12種類あるアミノ酸のうち必要なものだけを取り、不要なものは無くすようカスタムした製品が筋力トレーニング用としてリリースされています、それがBCAA(バリン・ロイシン・イソロイシン)です。
 最近はこれにグルタミンをプラスしたBCAA+Gが広く販売されています。BCAAの価格も幅広いのですが、これも不純物の含有割合で違いが出ます。価格が安いものは不純物除去工程でコストダウンをしている可能性があります。(不純物というのは有害成分というわけではありません、分離精製が粗いのです)
 BCAAの特長は素早い吸収にあります。トレーニングで傷ついた組織を速やかに補修できるため筋肥大に効果を発揮します。ヘビートレーニングをされる方は有効な製品です。欠点は価格、トレーニーに人気のMUSASHIのNI(ニー)やKUAN(クアン)などは300gで1万円くらいします。日常的に使うにはコストが大きいですね。
 基本的にはホエイで身体を造り、ここ一番!(試合やコンテスト)という場面で使うのがよいのではないでしょうか。

 ※MRM BCAA+G 1000 grams $48.99
 http://www.bulknutrition.com/?products_id=920
 (アミノ酸も安くなった!粉末を直接なめても可摂取できます)
 ※1Fast400 BCAA’s 1000 grams $39.99
 http://www.bulknutrition.com/?products_id=1511
 (これも安い、BCAAで一番注文あり)

 プロティンはプロホルモンサイクルをする時は是非とも利用したい基礎サプリメントです。プロホルモンは副作用軽減薬やPCTサプリなど、何かとコストがかかりますが、賢く輸入品を使うことで出費を抑えられると思います。




 

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