田中大ブログ

とある学校の教員の日々の雑感です。なお、このブログに記載されている内容のすべては一個人の意見であり、学校とは無関係です。

高専生の英語力

2014年05月30日 | 学校風景
「高専生は英語が苦手だ」というのが一般的な認識になっているのではないかと思います。
就職先からも、「他の能力は高いけど、英語能力は不足しています」という感想(?)が得られることも結構あります。

高専生(または高専卒)の英語力、どんなもんなのでしょうか?

確かに、センター試験というハードルがないため、英語の学習時間は、進学高校に比べると非常に少ないというのは否めません。
また同時に、英語を学習することによる分かりやすいインセンティブが働かない(英語を学習したら何の得になるのか)ため、モチベーションも上がりにくいという点もあります。
(進学高校の場合、英語を勉強すれば大学受験に有利になる、という分かりやすいインセンティブがあります)

私自身、編入学の勉強を始めるまでは、英語力というのは中学校の頃とほとんど変わっていなかったのではないかというほど、英語の勉強はしていませんでしたし。

ただ、みんながみんな苦手なのかというとそうでもなく、やはり勉強してきた学生はそれなりに英語の能力もついているように感じます。

去年から専攻科2年生の「技術英語」という授業を担当していますが、この授業の一部には、英語の教科書を順番に訳していく、という内容が含まれます。
先ほども授業をしたのですが、個々人で差はあるものの、まあ悪くはないな、という程度の英語力を持っているという感触を得ています。

高専生が英語に熱心に取り組むようにインセンティブを与えられるのか、またその方法は、というのは、ずっと以前から言われている問題で、なかなかその解決策を見つけられないのが現状です。

今のところは、進学の際の編入学の勉強か、もしくは、留学なんかになるのでしょうか?

英語を使えると非常に便利ですので、時間の有り余っている学生の間に、少しでも英語の勉強をしてもらいたいと思うのですが。
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”クリエイティブ”な仕事

2014年05月29日 | 学校外
私が学生(高専生又は大学生)だった頃だと思いますが、世の中には「クリエイティブな仕事は格好いい」という雰囲気が満ち溢れていました。
(今は、クリエイティブという言葉も陳腐化してしまった気がしますが。)
将来就きたい職種というのも、
・○○デザイナー
・○○コーディネイター
など、横文字の職業が多かったような気がします。

バブル気分がまだまだ残っていたからでしょうか?

その後、就職氷河期がやってきて、堅実な職人の仕事がずいぶん見直されてきて、今はそういう「クリエイティブな仕事」ということ自体、言われなくなってきたように思います。
(自分が知らないだけで、まだまだそういう雰囲気なのでしょうか?)

クリエイティブというのは、何かを自分で生み出すということですが、考えてみなくても仕事をする上では、バイトだろうが正社員だろうが、日々の仕事で何かを必ず生み出しています。
それが小さな業務改善だったり、大きな橋の建設だったりという違いはあるかもしれませんが。
ただ、その頃言われていたクリエイティブというのは、業務改善や橋の建設などではなく、テレビなどでちやほやされる最先端の分野で何かを生み出すもの、という感じでしたが。

私自身は自分の創造性をあまり評価していなかったので、クリエイティブな仕事には多分つかないだろうと考えていました。
ま、似合いませんし。

で、今は高専の教員をやっていますが、研究も仕事の一つです。
そして、研究というのがまさに自分で何かを生み出す仕事で、自分の頭の中で出てきたアイデアを実際に検証して、その結果を論文という形でまとめることによって、大げさに言えば人類の歴史の中で今まで誰もやっていなかったことを発表していきます。

論文を形として残すために研究しているわけでもないのですが、論文が雑誌に掲載されると、小さな一歩としても世の中にちょっとだけでも貢献できているかもしれないので、非常にうれしくなります。

先週、一本の論文の投稿を終えましたが、現在は別のものを執筆中です。
早く書き上げて、こちらも投稿を終えたいところです。
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コピペ

2014年05月28日 | 研究
STAP細胞の一件で、論文のコピペについても世間で色々と騒がれたようです。

コピペ(コピー&ペースト)が色々と問題になりだしたのは、ネットの内容が豊富になり、かなりの情報がネットにつないだパソコンから得られるようになってからだと思います。

学生にとってレポート作成は必須事項ですが、以前はものを調べる場合は図書館が多く、本を探してきて、該当箇所を見つけ、その文章を自分なりに解釈して書く、というのがレポート作成の作業だったと思います。
もちろんその過程で、本の文章を丸々コピーする、今でいうコピペをしていた学生もいたと思いますが、なかなかばれにくかったし、手書きで文章を写すというのは結構時間もかかるため、大幅に丸写しをする、というのも少なかったのかもしれません。

それが今では、レポートというとネットに載っている文章をそのままコピーできるようになってしまったため、手軽になり、かつ、手書きでもないため、コピペが横行するようになってしまったのかもしれません。

そして、レポートでコピペに慣れた学生は、それと同じような感覚で卒業論文でも何の罪悪感もなくコピペをするようになります。
卒業論文は外部で読まれることはまずないため、教員側が見抜くことができなければ、問題が表面化することはありません。
(ただし、自分で書いた文章とコピペした文章は、訓練された人間であれば一瞬で見分けられますので、コピペしたことはすぐにばれます。ただし、「どこから」コピペしたのかを探すのが結構大変です。)

そして、卒業論文もコピペした学生が、外部に出す研究論文を書く際、そこでさらにコピペをしてしまうと大問題になってしまいます。

文章は、書けば書くほど上手になり、また、自分が書いた文章を指導教員に添削してもらうことで、ようやく文章力というのは向上します。
ですので、コピペばかりしていると、文章力が向上しないばかりで、自分で何かを説明する文章を書こうとしても、全く書けないという状況に陥ってしまいます。

高専でも、このコピペというのはネットが発達してしまった現在では避けられないものがあり、どのように対応していけばいいのか、試行錯誤の段階です。

できれば、「自分で考えて文章を書く」という作業が、自分の能力を飛躍的に向上させるものであることを自覚してもらって、その上で学生がコピペをしないようにしてくれれば一番いいのですが。

なかなか難しい所です。
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ようやく金曜日

2014年05月23日 | ブログ雑感
やっと金曜日がやってきました。
今日1日働いたら、明日から休日です。うれしい・・・

最近慌ただしかった原因の一つの研究論文ですが、昨日ようやく1本の投稿が終わりました。
外国人との共同研究だったのですが、図や表は相手方が作成していたため、図のここを修正して、という連絡をして、それから修正されたものをチェックして、さらに修正をお願いして、と結構大変でした。
自分一人でやっていると、自分で全部できるのですが、共同研究の場合はそれがなかなか大変ですね。

どんな査読結果が来るのか、楽しみでもあり、不安でもあります。

共同研究者の方は結構若いみたいで、私のことをこの分野の大家だと誤解しているのでは、という感じがメールの文面から伝わってきて、今後も一緒に論文を出したい、とのメールでした。
大家でもなんでもないのですが、今後もいい関係を作れればそれはそれでうれしいです。

メールだけのやり取りなのですが、その内に会う機会もあるのかもしれません。

で、一難(?)去ってまた一難。
今度は自分がやっている研究の論文作成が待っています。
こちらの方は、2月頃から取り組んできて、モデルの作成で何度も失敗を繰り返したものです。
最近、ようやくうまく計算ができたので、結果をまとめて現在論文を書いているところです。

他の仕事もあるのでずっとかかりきりに出来るわけでもないのですが、仕事の合間を見てぼちぼちと進展中です。
この論文もなるべく早く書き上げて、投稿したいところです。

うまい具合にアクセプトされるといいのですが。
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早起き

2014年05月22日 | 学校外
夏場になると日が出るのも早くなり、目が覚めるのが早くなります。
冬場は目覚まし時計が鳴っても布団から出るのが億劫で、なかなか起きられずに目覚まし時計のスヌーズ機能を2・3回繰り返すのですが、夏場は目覚まし時計が鳴るよりもはるか前に目が覚めて、そのまま起きてしまいます。

年を取ったせいもあるのかもしれませんが。

が、朝早起きすると、1時間ほど自由に時間が使えるため、本を読んだり、漫画を読んだり、たまにはゲームをしたりと、色々と楽しめるところがいいですね。
これからさらに暑くなってくるので、さらに早起きになるのかもしれません。

ただ、あまり早く起きると、昼間に眠くなるのが問題ですが。

これまで準備してきた論文がほぼ完成となり、今日中に投稿する予定です。
査読者、また編集者がどんな判断をするのかは分かりませんが、すんなりとアクセプトされるとうれしいです。

が、予想では多分、何度か修正依頼が来るだろうな、と思っています。
もしもリジェクトされれば、どこかほかの所に出すことになりそうです。

どうなることやら。

今日は非常にいい天気です。
週末もいい天気だったら、どこか近くの山にでも行ってくる予定です。
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冷夏?

2014年05月20日 | ブログ雑感
今年は5月だというのに、まだちょっと寒いですが、こんなもんでしたっけ?
もしかすると今年は冷夏なのでしょうか?

2年前の夏は今でも覚えていますが、非常に暑く、夜も眠れないほどでした。
クーラーが手放せなかったというか、クーラーなしでは生活ができないほどでした。

今年の夏はどうなるんでしょうか?
電力事情を考えると、多少暑さが和らいでくれた方がピーク電力も落ちますので、電力会社にとれば恵みの冷夏になるかもしれません。
ただ、農家のことを考えると、あまりにも冷夏になると作物の成長が落ちますので、喜んでもいられません。

私自身だけのことで考えると、多少は暑さが和らいでくれた方が夜に寝やすくていいのですが。

そういえば、我が家では夜になるとどこからともなく蚊が出てくるようになったため、ちょっと前から蚊帳を張っています。
夜中に耳元で蚊が「ぷわ~ん」と音を立てると寝ていられませんので、蚊帳はこれからの季節の必需品です。
もうちょっと暑くなってきたら、蚊帳の中に扇風機を入れて、一晩中扇風機のお世話になりそうです。

今日はちょっと前から小雨が降ってきました。
これでまた、少し寒くなりそうです。
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土曜日出勤です

2014年05月17日 | 学校風景
今日は土曜日ですが、保護者総会と保護者懇談会があるため、出勤日となっております。
ということで、珍しく土曜日に学校に出てきています。

最近はかなり慌ただしくしていましたが、何とか落ち着いてきました。
(まだまだ仕事はたまっていますが。)

エジプト人との共同研究の論文もほぼ仕上がり、後は微調整というか、最後の修正をするだけになりました。
外国人との共同研究というのは不安があるもので、直接会ったこともないため、相手がどの程度信頼できるのかというはなかなか分かりません。
ほぼ完成の論文を「最終チェックしてね」と送ったっきり返事が来ず、気がついたら相手の名前だけで勝手に投稿されていた、ということが起こっても不思議ではありません。
今回の場合はそれはなさそうなので、あとはもう少しで完成です。

他にも、今年中にものにしておきたい論文のネタがいくつも待っているので、それが片付くまではなかなか落ち着きませんね。

ということで、今日も働きますか!
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学歴

2014年05月16日 | 技術や工学
社会に出ると「学歴」というもので判断されることが多々あります。
社会に出るとというよりは、専門的な仕事をする際に、と言った方がよいかもしれませんが。

会社への就職にしても、高卒、大卒、高専卒と分かれていたりしますし、極端な例として大学や高専の教員募集の際には「博士の学位を有すること」という一文が載っていたりします。

また、同じ大卒にしても、どの大学を出たかでなんとなくその人の実力を測ったりします。

長い人生の中で、例えば大学だったらたったの4年間、大学院の修士課程だったらたったの2年間でしかないのに、それがずっと付きまとうというのも不思議な話だな~、と思っていました。
今でも、不思議に思ったりします。

が、若い時に勉強したことというのは、自分が思っている以上に自分の力になっていて、だから若い内にどんな勉強をどこでしてきた、というのが専門的な仕事をするうえで結構わかりやすい指標になるのかな、とも思ったりします。

もちろん、仕事のできる出来ないというのはあまり学歴とは関係なかったりするのですが、ざくっと見た時の指標になるという感じでしょうか。

ただ、「博士」という学位に関して言えば、日本は博士に対して扱いが低いような気がします。
(もっと高く扱ってくれというわけではなく、単なる印象ですが。)

外国に行くと、敬称が「ドクター(博士)」であることが結構あり、「ドクター田中」と言われて、「あ、そういえば俺って博士だったんだ」と思いだしたりしますが、日本では「田中博士」と呼ばれることはまずありません。

また、修士課程を修了した友達がぼやいていたのですが、外国人にプレゼンをする際、自分が修士だということを知るや、内容は置いといてもう聞く耳を持ってくれない人が多い、とか言っていました。
修士も博士も仕事をするうえで大した違いはないようにも思いますが。

ま、でも博士は博士なので、ちゃんと研究を続けていきたいと思います。
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志願倍率

2014年05月15日 | 学校風景
久留米高専、また、久留米高専機械工学科の入学試験の志願倍率というのは、高専で働いている教員にとってはかなり気になる数字になります。
機械工学科の志願倍率は、ここ数年は2.0以上(40人の定員に対して80人以上の志願者)を維持してきたのですが、昨年度はこの数字が1.6でした。

志願倍率というのは上がり下がりがあって、受験生にとっても、去年の倍率が高い学科は合格が難しそうなので敬遠する、とか、去年の倍率が低い学科は受かりそうなので第一志望にする、とか、色々と考えると思いますので、去年低かったから今年は上がってくれるかも、とも思いますが、油断はできません。

大きな流れとしてはやはり、少子化の問題があります。
中学生の数が減ってくると、やはり志願者もそれにつれて減少してしまうため、志願倍率も減少する傾向になってしまいます。

それ以外というと、中学生に向けたPRはそこそこしているつもりではいますが、やはりまだまだ高専の魅力というものを分かってもらえていないのかもしれません。

今回の1.6倍というのが一時的なものなのか、それともあと何年間か続くのか、ちょっと予想できません。
2年ほど続いたら「機械工学科は受かりやすいかも」ということで、また上向くかもしれませんし。

さて、どうでしょうか?

話はちょっと違いますが、私が何かの試験を受ける時は、受験倍率が何倍であっても、実質的には2倍くらいだと考えて受けるようにしています。
例え倍率が10倍であっても、10人中8人は記念受験(とりあえず受験しに来ただけ)と考えて、残りの受験者で争えばいい、と考えれば、倍率が高い時でもまあまあ気楽に受験することができます。
また、難易度の高い試験ほど記念受験も増えるため、実質は2倍程度の倍率、というのはそれほど間違っていないような気もします。

久留米高専の志願倍率、今年度はどうなるでしょうか?
多くの中学生が受験してくれるとうれしいですが。
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論文一つ仕上がり

2014年05月14日 | 研究
論文が一つ仕上がりました。

エジプト人の研究者から、「こんな論文書こうと思っているんだけど、コメントもらえるとうれしいです」というメールが来たのが3か月前のことになります。
私の専門分野の話だったので、「ここはこうした方がいいのでは、ここもこうした方がいいのでは」というコメントを送って、それで終わる予定でした。

しかしその後、「いいコメントをありがとう。できれば共著者になってもらいたいのだが」というお誘いがあり、ま、そういう形の共同研究もありなのかな、と思ってOKしました。

向こうのアイデアの論文で、メインは向こうなので最終的なチェックぐらいをすればいいのかな、と思っていたのですが、やはり共著者として名前を載せるからにはしっかりと論文を見ないと、と思って先方から送られてきた文章をチェックしてみると・・・

卒論レベルとは言いませんが、論理展開がいまいちで、このままだったらリジェクトされそうだな~、という感じの仕上がりでした。
また、時はまさにSTAP細胞が話題になっていて、「共著者はどういうチェックをしていたんだ!」というのが騒ぎになっていたので、自分としても真面目にチェックしておこうと思い始めると、これがまた大変で。

結局、半分くらいを書き直して、昨日その作業がようやく終わり、先方に送りました。

あと少しだけ修正が必要なところが残っていますが、多分、今月中にはどこかの雑誌に投稿できそうな感じです。

アクセプトされるかどうかは微妙な感じの出来栄えなのですが、一つ目の雑誌でだめだったらもうちょっと改善を加えて、再びどこかに出してもいいかな、と思っています。

こんな感じで、海外から共同研究のお誘いが来るのも、これまでに自分が論文を出してきて、それがその人の目に留まったおかげだと思います。
もう一つ、これは自分自身のネタになるのですが、論文執筆中のものがあります。
空いた時間を利用して、何とか1か月程度でまとめたいのですが。
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高専の認知度

2014年05月08日 | 学校風景
「高専」というものに対する認知度はどれくらいなのでしょうか?

これは、高専が近くにあるかないかでも違いがあり、また、近くに高専がある場合でもその高専がどんな高専かによっても変わってくると思います。

例えば、私は沖縄に住んでいたことがありますが、その頃には沖縄には高専はなく(今は新設されてありますが)、「高専」という学校があることを知っている人はほとんどいませんでした。
逆に、今住んでいる地元では「高専」または「久留米高専」というと結構知られているようで、しかも、入るのがなかなか難しい学校、というイメージがあるようです。

高専は全国に50校ほどしかなく、そう考えると非常にマイナーな存在です。
確か、全国高校野球選抜大会に参加する高校の数が全国で4000校ほどだったと思うので、高校の数と比べてみても非常に少ないですね。
また、「○○高校」という特定の高校の名前を目にするのは圧倒的にスポーツの大会が多いのですが、高専はスポーツに特に力を入れているわけではないので、そういう意味でも知名度は低いのかもしれません。

高専の知名度を上げるためにどうしたらよいのか?
結構地道な活動はしているのですが、なかなか効果は表れません。

ということで、高専への入学生というのは、「親や親せきからの口コミ」というのが非常に大きいのが現状です。
親が高専出身、知り合いの子が高専に入って楽しくやっている、などの口コミで、ようやく「高専っていいかも」ということになっているのでしょうか。

今後少子化が進むと、高専でも学生募集が厳しくなるかもしれません。

そうなった時に、高専という選択肢を選んでもらえるように、何かいい方策があればいいのですが。
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ゴールデンウィーク終了

2014年05月07日 | 学校風景
昨日で短かったゴールデンウィークが終わってしまいました。

畑仕事をしたり、ちょっとドライブに出かけたり、などでいつの間にか連休が終わってしまいました。
4連休というのは、やはりゴールデンウィークと言えるほどのものではなかったですね。
もうちょっと長かったらよかったのに・・・

学生の皆さんは、今日の午後と明日終日がクラスマッチです。
4連休の後に、今日の午前中だけ授業を受けて、そのあとはクラスマッチなので、連休の続きという感じかもしれません。
うらやましい。

私は最近、有給も全然とっていなかったので、この機会にちょっと休もうかな、とも思ったのですが、急ぎの仕事や会議が入ってしまって、そういうわけにもいかなくなりました。
ということで、今日もお仕事です。

とりあえずたまっているものを片付けないと。

先週、卒業生の何人かが学校に来てくれたので、その卒業生たちは先週も含めた長いゴールデンウィークだったのかもしれません。
うらやましい反面、今日から出勤だとするとたまりにたまった仕事が待っているかもしれませんね。

休んだ分、仕事が増える。
当たり前ですが、なかなか大変です。
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最近、なんだか忙しい・・・

2014年05月02日 | 学校風景
最近、なんだか仕事がとても忙しくなってきました。
世間一般の忙しい方よりかはかなりましだとは思いますが、それでも結構な忙しさです。

高専教員の仕事は、
・教育
・研究
・運営
・地域協力
等に大きく分けられると思いますが、何が増えているのでしょうか?
以前に比べてそれほど求められるものが増えていないような気もするので、実は自分の能力が低下しているだけで仕事量自体は変わっていないのかも、という気もします。

が、やはり特に今年度は何かに追われるような忙しさを感じます。

もしかしたら、今書きかけの論文が2本あって、その論文を何とかしなければ、というプレッシャーで忙しく感じているのかもしれません。
ということは、この論文を書きあげれば少しはましになるのかな?
いや、他にも書きたい論文があるので、そうすると、その書きたい論文が仕上がるまでは追われるような感じはなくならないのかも。

ということで、慌ただしい毎日です。

3月に卒業していった学生の内、就職した卒業生はやっと1か月の仕事が終わって、明日からは久しぶりの連休なのかもしれません。
「働くって大変だ」という卒業生もいれば、「仕事って意外と楽勝やん」という卒業生もいるかと思います。

仕事はそれこそエンドレスで続いていきますが、仕事ができるありがたさを感じながら、それぞれの職場で活躍してほしいものです。

私も自分の持ち場で頑張っていかないといけないですね。
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プログラム完成!

2014年05月01日 | 研究
昨日、新しい研究のためのプログラムがようやく完成しました。
モデル作成の期間を入れると実に3か月ほどかかってしまいました。
手作業(紙と鉛筆)でモデル化して、それをプログラム化して、そして間違いや不備に気付き、ということを繰り返したため、かなりの時間ロスになってしまいました。
が、多分今回は間違いないようです。

今日からはプログラムを動かして、説得力のあるグラフ(こんなにいい効果がありますよ、と説明できるグラフ)を作るためのデータ取りをしなければなりません。
ま、それほど時間はかからないと思いますが。

それが終わったら、論文に使う図を作成して、いよいよ論文の文章作成に入ります。
ここまでに2週間ほどかかりそうですが。

STAP細胞の件で、研究職以外の方にも「論文」という単語が身近になっているかもしれませんが、論文というのは自分の研究による新しい発見を知らせるための手段で、
・研究の背景(これまでの研究の歴史)
・研究の目的(何を明らかにするのか)
・研究の手法(どんな方法で明らかにするのか)
・研究の結果(どんな結果が得られたのか)
を、誰が読んでも誤解のないように分かりやすくまとめたものです。

同じ結果が出たとしても、それをどういうストーリーでまとめるのか、どんなグラフを使うのかで、その結果に対する印象がガラッと変わります。
せっかくのいい材料が下手な料理人のせいで台無しになるように、いい実験結果もちゃんとまとめないと台無しになってしまいます。

ということで、論文作成にもある程度の修行とテクニックが必要となります。

私も大学院の博士課程の時代までの修行期間(ずぼらな修行でしたが)があり、久留米高専に来て独り立ちしてようやく自分で論文が書けるようになり、それからようやく10年ちょっとです。

まだまだ足りないことだらけで、この修業には終わりがなく、研究を進めて論文を書く度に新たな勉強をしている感じです。
ま、肌に合っているというか楽しいので、いい勉強ですが。

ということで、今日も研究を進めたいと思います。
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