Tanaka masaru

田中 賢ブログ

テリー・ファンクさんに想う(その1)~小学校5年生のとある土曜日の夕方に~

2013年05月07日 22時43分53秒 | 日常と音楽
 僕は音楽をすることが好きだ。歌うことも、楽器を弾くことも、人前に立って音楽するのが好きだ。ただ聞いてるだけでは満足できない、やっぱり自分でやるのが好きだ。
 そう簡単にはあきらめない性格である。あーもうギブ・アップって思ってからがけっこうねばる。追い込まれれば追い込まれるほど、不思議に燃える性格である。
 僕の形を決定づけた人がいる。
 人の前で何かを表現する、それに触れた人たちが何かを感じて気持ちが動く。それに呼応してパフォーマンスのテンションはさらに上がっていき、それがまた見てる人たちの心をぐぐっと持ち上げていく。そんなエンターティナーっていう存在に目覚めたのは小学校5年の冬だった。
 音楽と同じくらい、いやいやそれ以上かもしれない、大好きなものがある。この話をするとたいていの人が驚く。えーーっ!田中さんっぽくないですよーー、って。ビールに酔えば必ず話したくなってしまう。ちょっと迷惑かもしれないが、僕の原点、そしてあこがれ。
 小学5年生の僕は、6年生の友人Oくんと、毎日電車とバスを乗り継いで盲学校へ通ってた。道中いろんな話をした。で、とある日の帰り道に彼がふと言ったのだ。「賢くん、土曜日のプロレス見てる?」って。えっ?何それ、プロレスなんてねえ、見たこともなくて、それって喧嘩するみたいな?Oくんは、ともかくとても面白い、みたいに話し続け、正直そんなに興味はなかったんだが・・・。
 で、12月の末のとある土曜日、学校が終わってから昼間はピアノ教室に行ってて、当時はまだ土曜日は午前中は学校あったんだなあと、まあそれはどうでもいいけど、ピアノ教室から帰って来て、あー、そういえばOくんがあれほど面白いっていうプロレスは土曜日だったっけな、いちどくらいは見てみようかとテレビをつけたわけです。
 それが出会いでした。今もずっとずっと僕のアイドル、心の師匠、テリー・ファンクさん!(つづく)

最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。