待望の雨が降りました。定植したトマトにキュウリ、播種したほうれん草等が大喜びのことと思う。土は雨をもらうと色、形状が大きく変わる。白っぽかった土が黒に変わり、塊を見せていたものが粒状に変わる。雨により水分はもちろん、空気も土の中に入るのであろう。野菜にとって居心地の良い土となったはずである。雨に感謝である。
先日の「有機農業を学ぶ」と題しての講演会を通して、規格を最優先した生産・出荷・消費といった現代農業に大きく疑問を抱いた。そこには、工場生産と同じようにマニュアルがあり、生産者はそのとおり肥料を与え、農薬を散布する。おいしい野菜を作ろうとするのでなく、規格にあった商品を作るのである。生産者の意欲を掻き立てるのは、出荷後のお金である。また、生産者は販売から除外される。自分の生産したものであるのに、他人のものとなる。
スーパーにおいしい野菜が少ないと言う人がいる。野菜においしさを求めていない人がいるとも言われる。私たちは食事ひとつとっても様々な野菜を食することができるようになったが、野菜という商品を食べているのかもしれない。豊かな食生活のようであるが貧しいのかもしれない。









