りえ子のブログ

前小田原市議会議員田中利恵子です。
今後も子どもたち、高齢者、障がい者が大切にされる市政めざして頑張ってまいります。

シミュレーション、シミュレーションっていうけど、それってどうなの?

2017年02月03日 | *市*議*会*

 小田原市と南足柄市との合併協議?は小田原市・南足柄市「中心市のあり方」に関する任意協議会をメインに進められている。私も所属する県西地域の中心市のあり方に関する調査特別委員会での意見に「二市のあり方に関する協議会なのに合併ばかり先行しているようでおかしい」というような声があった。まあ、とにかく現段階では合併がメインになっている。

 未だにおかしいと思うことは、合併についても、合併することを前提に任意協議会が存在し、協議していることだ。しかもシミュレーションを盛んにやっている。シミュレーションって仮定話だが。こんなことばかりやっていて本当にいいのかと思っている。合併を目指している人にとっては、任意協議会という仕組みはかっこうのそれを進める場。「なんで今合併なの?」「本当に目指していいの?」「もっと慎重にした方がいいよ」「目指すべきでない」という人にとってみれば、これほどおかしなところはなく釈然としないものはない。

 私としては、これまで「せめてなぜ今合併なのかという議論とシミュレーションがセットで議論されなくてはしっくりこない。市民にも分かりにくい」などと意見を述べてきたが、このスタンスは最後まで変えるつもりはないようだ。今のような意見を言うと、「合併の是非を協議するところでない」、「シミュレーションを行い形ができたら、それを示し市民に是非を問う」などと答弁がある。始めからこうなっているわけで、おかしいと思う。
 
 例えば先日の第3回任意協議会で、「合併の方式」と「時期」が決定された。南足柄市を小田原市に編入する「編入合併」で「2020年度までに合併する」こうなった。仮定というが、あまりにもリアルすぎる。なぜ編入が良くて、なぜ2020年度までが良いのか、よくわからない話だ。当日活発な議論はなかったと聞いている。なぜ今合併なのかという議論をしてしまうとスケジュールに間に合わない??そうとでも取れるような急ピッチな進め方になっていると思えてならないのです。